【2025年版】ベンツ CLA45Sの価格・性能・維持費をプロが解説！

2025年4月17日木曜日

CLA

ベンツCLA45Sの魅力とは？

ベンツCLA45Sは、スポーツカーのような走行性能と、日常でも扱いやすいサイズ感を両立した注目モデルです。2.0Lターボエンジンで400馬力超を発揮しながらも、4ドアクーペとしての実用性も確保されています。

特に2025年モデルでは、最新のインフォテインメントシステムや安全装備が搭載され、快適性と先進性がさらにアップしています。AMGブランドの中でも手が届きやすく、初めてのハイパフォーマンスカーとして選ばれる理由も納得です。

「CLA45Sって価格に見合う性能なの？」「燃費や維持費は大丈夫？」そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。本記事では、価格・性能・維持費といったポイントをプロ目線で詳しく解説します。

購入前に知っておきたいポイントをしっかり押さえておけば、後悔のない一台選びができます。

この記事で分かること

2025年モデルのCLA45Sの価格帯と総費用の内訳
ハイパワーエンジンの性能とライバル車との比較
燃費や維持費のリアルなコスト感
リセールバリューや購入タイミングの見極め方
よくある疑問や不安をプロが一問一答で解説

CLA45Sの価格帯とグレード構成を徹底解説

2025年モデルの新価格と過去モデルとの違い

2025年モデルのベンツCLA45Sは、税込みで約970万円からスタートします。これは前年モデルに比べて約30万円の価格上昇です。理由は、安全支援機能の拡充とインフォテインメントシステムの更新によるものです。これにより装備内容の充実と性能面の向上が見られます。

一見価格が上がったように見えますが、機能面の強化によって割高感はありません。とくにHUD（ヘッドアップディスプレイ）やAMG専用モードが標準化されたのは大きな進化といえるでしょう。

CLA45Sのグレード別スペックと価格差

CLA45Sには基本的に1グレード構成ですが、Edition 1や特別仕様車が期間限定で販売されることがあります。これらは通常モデルに対して約50〜80万円高く設定されています。

主な違いは内外装のデザインや専用カラー、特別なホイールなどです。性能差はありませんが、資産価値や希少性という面ではプラス材料です。

諸費用・オプション費用を含めた実際の総額

新車購入時の諸費用（登録費用・税金・保険など）でおよそ70万〜100万円が必要です。さらに、人気の「AMGパフォーマンスパッケージ」やパノラミックスライディングルーフなどのオプションを加えると、乗り出し価格は1100万円を超えることもあります。

予算に余裕がないと、オプション装備を選ぶ段階で妥協が必要になることもあるため、事前にシミュレーションしておくことが大切です。

中古車市場での相場と価格の傾向

中古市場では、2023〜2024年式のCLA45Sが800万〜900万円前後で流通しています。走行距離1万km未満の低走行車は新車に近い価格で推移しており、人気の高さがうかがえます。

一方で、走行距離が3万kmを超えると700万円台に落ちるケースもあります。特別仕様車や正規ディーラー認定中古車は価格が安定しており、信頼性重視の購入には適しています。

CLA45Sの走行性能とエンジンスペックを検証

2.0L直4ターボエンジンの実力とは

CLA45Sには、AMGが手掛けた2.0L直列4気筒ターボエンジン「M139」が搭載されています。このエンジンは、最高出力421ps・最大トルク500Nmという驚異的な数値を誇ります。

特筆すべきは、世界でも最もパワフルな2L量産エンジンであるという点です。1気筒あたり100馬力を超える性能は、他社の同排気量モデルとは一線を画します。

加速性能・最高速度・0-100km/hタイム

CLA45Sは静止状態から時速100kmまで、わずか約4.0秒で加速します。これはポルシェ718ケイマンやBMW M2と同等の水準です。

最高速度は250km/h（リミッター付き）で、高速道路でも余裕の走行が可能です。パドルシフト付きの8速DCTとの組み合わせにより、変速もスムーズで俊敏です。

4MATIC＋の走行安定性と操作性

CLA45Sは、AMG 4MATIC＋と呼ばれる高度な四輪駆動システムを採用しています。走行状況に応じて前後・左右のトルクを自動制御するため、カーブや雨天時でも抜群の安定性を保ちます。

とくに雪道や滑りやすい路面では、FR車やFF車に比べて安全性が大きく向上します。

ライバル車（BMW M235i・アウディS3）との比較

同クラスの競合モデルとしては、BMW M235i xDriveとアウディS3スポーツバックが挙げられます。これらは価格帯や排気量が近いものの、出力性能ではCLA45Sが頭一つ抜けています。

例えば、BMW M235iは306ps、アウディS3は320psに対し、CLA45Sは421ps。走行性能を重視するならCLA45Sが最もスポーツ志向の強いモデルであると言えるでしょう。

燃費・維持費から見るCLA45Sの現実的なランニングコスト

実燃費とカタログ燃費の差

CLA45Sのカタログ燃費はWLTCモードで約11.4km/Lです。ただし、実際の街乗りでは8〜9km/L程度が平均です。高速道路中心の走行であれば10km/L前後も可能ですが、短距離や渋滞が多い地域では6km/Lを下回ることもあります。

スポーツモードの多用や急加速は燃費悪化の原因となるため、日常の使い方によって大きな差が出ます。

年間維持費の内訳（税金・保険・車検）

年間維持費は平均して約35〜50万円程度と見込まれます。内訳は以下のとおりです。

自動車税：約5万1,700円（排気量2.0L）
自賠責保険：年間1万2,000円前後
任意保険：等級や年齢によって差はあるが、年間10万〜15万円が目安
車検費用：1回あたり10万円〜15万円（AMGモデルのためやや高め）

外車かつハイパフォーマンスモデルであるため、国産車よりも維持費は高めに見積もる必要があります。

故障リスクとメンテナンスコスト

CLA45Sは品質の高い車ですが、電子制御系のトラブルやサスペンション周りの劣化による修理が報告されています。保証期間外の修理は高額になることもあり、1回の修理で10万円以上かかるケースも珍しくありません。

AMG専用部品の交換は正規ディーラーでの対応が基本となり、部品代も高額です。走行距離が伸びると整備コストがかさむ傾向にあるため、購入後はメンテナンスプランへの加入も検討する価値があります。

燃費重視の選択肢とCLA45Sの立ち位置

燃費を最重視するのであれば、A250 4MATICやCLA200dといったモデルが候補になります。これらはCLA45Sに比べて燃費性能が優れており、実燃費で13〜16km/Lを記録することもあります。

ただし、CLA45Sは燃費よりも「走行性能」と「所有満足度」に重きを置くモデルです。ランニングコストが高くても、それを上回る魅力があると感じるユーザーも少なくありません。

CLA45Sの内装・装備の快適性をレビュー

インテリアの質感とデザイン性

CLA45Sの内装は、スポーティさと高級感が融合したデザインが特徴です。ダッシュボードにはナッパレザーがあしらわれ、ステッチや金属アクセントが細部まで丁寧に施されています。

AMG専用のパフォーマンスステアリングや、レッドシートベルトが視覚的にも刺激的で、ドライバーを鼓舞する空間となっています。細部の質感にこだわりたい方にとって満足度の高い室内です。

シートの座り心地と空間の広さ

CLA45SのフロントシートはAMGスポーツシートを採用しており、身体を包み込むようなホールド感があります。長時間のドライブでも疲れにくく、シートヒーターや電動調整も標準装備です。

一方で後席の居住性は控えめで、身長170cm以上の乗員では頭上空間がやや窮屈に感じられます。4人乗車までは快適ですが、5人フル乗車にはやや不向きです。

安全装備の種類と運転支援機能の実力

CLA45Sには、アクティブブレーキアシストやアクティブレーンキーピングアシストなど、最新の運転支援機能が標準装備されています。これにより、市街地から高速道路まで安心して走行できます。

ブラインドスポットアシストや渋滞時アシストは、特に都心部での運転に有効です。

また、360度カメラや自動駐車支援システムも装備されており、取り回しの難しいシーンでもストレスなく操作可能です。

CLA45Sのリセールバリューと買い時を考察

購入後の価値下落率とリセール相場

CLA45Sは高性能モデルである一方、リセールバリューも比較的安定しているのが特長です。新車購入から3年後の残価率は約60〜65％とされており、同価格帯の外車と比較しても高水準です。

とくにAMGモデルは希少価値があるため、走行距離が少ない個体であれば高額査定が期待できます。一方で、過走行車や修復歴ありの車両は大幅に価値が落ちる傾向があるため注意が必要です。

購入に最適な時期とモデル末期の注意点

モデルチェンジ直前の購入は割引を受けやすい反面、リセールでは不利になることがあります。CLA45Sは2025年時点で現行型が発売から約5年経過しており、モデル末期のタイミングに入っています。

そのため、値引き交渉がしやすい一方で、マイナーチェンジや次期型発表の情報には目を光らせておくべきです。買い時を見極めるには市場動向のチェックが欠かせません。

新車と中古、どちらを選ぶべきか？

新車は最新装備や保証が魅力ですが、価格が高いためコスト重視の方には中古も検討の余地があります。特に走行1万km以下・登録1年以内の認定中古車は、新車に近い状態で100万〜150万円安く手に入るケースもあります。

ただし、中古車は装備や状態に個体差があるため、購入前のチェックが重要です。ディーラー認定車であれば、整備履歴や保証がしっかりしており安心感があります。

CLA45Sの下取り価格を高めるコツ

査定額をアップさせるには、定期的なメンテナンス記録の保管が有効です。とくに正規ディーラーでの整備履歴が残っている車両は評価が高くなります。

また、オプション装備やボディカラーによっても査定に差が出ます。人気カラー（白・黒・グレー）やAMGパフォーマンスパッケージ付きはプラス査定になりやすいため、売却を視野に入れている方は装備選びにも気を配るとよいでしょう。

CLA45Sに関するよくある質問【Q&A】

Q1：CLA45SとCLA35の違いは？

CLA45Sは、CLA35に比べてエンジン出力・駆動システム・装備内容すべてにおいて上位モデルです。出力はCLA35が306ps、CLA45Sが421psと大きな差があり、0-100km/h加速でも約1秒の違いがあります。

また、CLA45Sは「AMG 4MATIC+」を搭載しており、トルク配分の制御がより高度です。価格差は約200万円程度ありますが、パフォーマンスと満足度は明確に異なります。

Q2：CLA45Sはファミリーカーとして使える？

スポーツ性能を重視したモデルのため、一般的なファミリーカーとは性格が異なります。ただし、後席にもISOFIX対応のチャイルドシートが装着でき、4人までであれば実用性に問題はありません。

トランク容量は約460Lあり、ベビーカーや週末の買い物程度なら十分収納可能です。日常使いと趣味性のバランスを重視する家庭にはおすすめです。

Q3：CLA45Sの納期はどのくらい？

2025年現在、CLA45Sの新車納期は平均で約6〜9か月とされています。ただし、オプションの内容やカラーによっては1年近くかかるケースもあります。

人気モデルのため受注生産となることが多く、早めの商談・契約が納期短縮のカギです。

Q4：CLA45Sのおすすめオプションは？

もっとも人気が高いのは「AMGパフォーマンスパッケージ」です。専用ステアリングやエグゾーストシステムが装備され、走行性能と操作性が向上します。

ほかにも、パノラミックスライディングルーフやアドバンスドパッケージ（HUD・Burmesterサウンドなど）が満足度の高い装備として好評です。

Q5：CLA45Sの雪道での走行性能は？

CLA45Sは4輪駆動システム「AMG 4MATIC+」を搭載しているため、雪道でも安定したトラクション性能を発揮します。さらに、トルクベクタリング機能により、滑りやすい状況でも安心して運転できます。

ただし、スタッドレスタイヤの装着は必須です。ノーマルタイヤのままでは安全性を確保できません。

Q6：CLA45Sのローン・残価設定プランは？

CLA45Sはメルセデス・ベンツの「据置価格設定型ローン（残クレ）」にも対応しています。3年プランであれば、月々の支払いを約6〜8万円に抑えることも可能です。

残価率は50〜55％に設定されることが多く、買取・返却・再ローンから選べます。購入負担を抑えたい方には、有力な選択肢です。

まとめ：CLA45Sは「走り」と「実用性」を両立したAMGの入門モデル

CLA45Sは、圧倒的な加速性能と日常使いのしやすさを兼ね備えた一台です。スポーツカーに求められる刺激と、セダンとしての実用性のバランスが見事に取れています。

421psを誇る2.0Lターボエンジンは、同クラス最強クラスの出力
燃費や維持費は高めだが、それを上回る満足度がある
最新の安全装備とMBUXによる快適なドライブ環境を実現
中古市場でも高リセールを維持しており、資産性も高い
ファミリー層や単身ユーザー問わず幅広い層に支持されている

「AMGの走りを体験してみたい」「日常使いできるハイパフォーマンスカーが欲しい」という方にとって、CLA45Sは最適な選択肢といえるでしょう。価格や維持費が高額である一方で、その価値は十分にあると評価されています。

購入を検討する際は、グレード構成やオプション選び、中古車相場まで含めた情報収集が重要です。

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