初心者でもできる!ベンツのエンブレムの外し方と失敗しないコツ
ベンツのエンブレムを自分で外すメリットとは?
「ベンツのエンブレムを外してみたいけど、難しそう…」そんな風に感じていませんか?実は、正しい手順と道具を使えば、初心者でも安全に作業することができます。
ディーラーに頼むと費用は数千円から1万円以上が相場。自分で作業できれば、その費用を丸ごと節約できます。
「傷がついたらどうしよう」「そもそも外し方が分からない」と不安な方もいるでしょう。しかし、必要な知識と手順をあらかじめ知っておくことで、失敗のリスクは最小限に抑えられます。
誤った方法で力任せに外すと、ボディやパーツの破損に繋がるため注意が必要です。
この記事では、道具の選び方から外し方、よくある失敗までを徹底的に解説します。初めての方でも安心して取り組めるよう、分かりやすさを重視しました。
この記事で分かること
- ベンツのエンブレムの種類と構造の違い
- 初心者でもできる安全な取り外し手順
- 失敗を防ぐために必要な道具と選び方
- 作業後におすすめのカスタムアイデア
- よくある質問とその具体的な対処法
ベンツのエンブレムを外す前に知っておくべき基礎知識
エンブレムの種類と取り付け位置の違い
ベンツのエンブレムにはいくつかの種類があります。主に「立体タイプ(ボンネット上に立っているもの)」と「平面タイプ(グリルやボディに埋め込まれているもの)」です。また、取り付け位置によって構造も異なり、フロント・リア・ホイールキャップなどで外し方が大きく変わります。
たとえば、立体エンブレムは回転式やネジ留めで固定されているものが多く、工具を使わずに外せるケースもあります。一方、平面タイプは内部でツメや両面テープで固定されていることが多く、注意が必要です。
外し方の違い:フロント・リア・ホイールなどの場所別比較
フロント部分のエンブレムは比較的アクセスしやすく、裏側から手を入れて外すことが可能です。リアエンブレムは両面テープで貼られている場合が多く、熱を加えてから剥がすのが一般的です。ホイールキャップ部分のエンブレムは専用の取り外しツールが必要で、力の入れ方を間違えると破損のリスクが高まります。
無理にこじ開けると、ボディやエンブレム自体に傷がつく恐れがあります。
車種ごとの構造の違いに注意しよう
同じベンツでも、CクラスとEクラス、GLCなどのSUVではエンブレムの構造が異なります。例として、W204型のCクラスはフロントグリル一体型のエンブレムが主流で、取り外しにはグリル全体の脱着が必要になる場合があります。
事前に車両の型式や年式を調べ、適した外し方を確認してから作業するのが安全です。
エンブレムを外す際の法的・保安基準について
ベンツのエンブレムを外す行為自体は違法ではありません。しかし、車検の際に必要な保安基準を満たしていないと指摘されるケースがあります。たとえば、ボンネット上の立体エンブレムを取り外した結果、突起物の処理が不十分なまま放置すると保安基準違反になる恐れがあります。
特に商用車や業務用登録車では、安全装備に関わるパーツとみなされることもあるため注意が必要です。
ベンツのエンブレムを外すために必要な道具とその選び方
専用工具と代用品の比較
もっとも確実なのはメーカー純正または車種対応の専用工具を使うことです。特にグリルに埋め込まれたタイプには、エンブレムクリップリムーバーなどが適しています。
一方で、ヘラや釣り糸、マイナスドライバーなどの代用品も活用可能です。ただし、代用品は力の入れ方や角度によってボディやエンブレムを傷つけるリスクがあるため、使用時には細心の注意が必要です。
傷を防ぐためのマスキングテープの活用法
工具や手が触れる箇所にあらかじめマスキングテープを貼ることで、作業中のキズを大幅に軽減できます。特にボンネットやリアガーニッシュ周辺は塗装が傷みやすいため、広めに保護しておくと安心です。
市販のテープの中でも、自動車用の低粘着タイプが推奨されます。はがした後に粘着が残りにくいため、作業後の掃除も簡単です。
プロが推奨する便利なグッズ
自動車整備士の間で使われているのが「トリムリムーバーセット」です。これには細かい隙間に入るヘラや、ツメを壊さずに取り外せるパーツが揃っています。
価格は2,000〜4,000円程度と手頃で、今後ほかのDIY整備にも応用できるため、ひとつ持っておくと便利です。
工具はどこで買える?購入先と選び方のポイント
ホームセンターやカー用品店でも一部工具は購入可能ですが、Amazonや楽天市場などの通販サイトが最も品揃えが豊富です。レビューや評価も確認できるので、初心者にも選びやすいでしょう。
粗悪な類似品を掴まされないように、実績のあるメーカーやレビューの信頼性も重視してください。
初心者向け!ベンツのエンブレムの外し方を手順で解説
事前準備と注意点
まずは準備が重要です。作業する場所は明るく、風が少ない場所を選びましょう。ボディの保護にはマスキングテープが必須です。また、使用する工具やクロスを事前に揃えておくことで、スムーズな作業が可能になります。
グリルやトランク周辺に砂やホコリがあるとキズの原因になりますので、軽く洗車してから始めるのが理想です。
フロントエンブレムの取り外し手順
フロントエンブレムは、車種によってネジ式またはツメ式で固定されています。W205型などの一部モデルでは、エンジンルーム側からグリルの裏に手を入れ、ツメを押しながら外す方法が一般的です。
ツメの位置は3〜4カ所にあることが多いため、力のかけ方に注意が必要です。専用のリムーバーを使用すれば、破損のリスクを減らせます。
リア・ホイールエンブレムの取り外し手順
リアのエンブレムは、両面テープで貼り付けられているタイプが多く見られます。ドライヤーやヒートガンで温めてから、糸状の工具(釣り糸やデンタルフロス)を使って切るように外します。
リアは塗装面へのダメージに注意が必要なため、温度と力加減が重要です。ホイール部分のエンブレムは、内側から押し出すタイプが多く、外す際にホイールを傷つけないよう注意してください。
取り外し後の処理と保管方法
外したエンブレムの跡には両面テープの粘着が残ります。市販のシール剥がしスプレーやアルコールを使い、丁寧にふき取ることが大切です。
再利用を考えている場合は、エンブレムを布に包んでケースなどに保管してください。プラスチック製のものは衝撃で割れやすいため、緩衝材を入れると安心です。
強く引っ張って破損したエンブレムは修復できないことが多いため、力を入れすぎないようにしましょう。
エンブレムを外すときに起こりがちな失敗とその回避法
ボディに傷をつけてしまう原因と対策
エンブレムの取り外しで最も多い失敗はボディ表面にキズをつけてしまうことです。主な原因は、金属工具の直接使用や、無理な力の入れ方です。
対策としては、マスキングテープで保護範囲を広めに確保し、プラスチック製のリムーバーを使うことが有効です。道具の角度や差し込み位置にも注意しましょう。
ツメやクリップを壊してしまうケース
ベンツの一部モデルでは、エンブレムがツメでしっかりと固定されています。ツメは経年劣化で脆くなっていることもあり、一度破損すると再利用が難しくなります。
取り外す際は、力をかける前にツメの位置を確認するのが重要です。取り扱い説明書や整備マニュアルの参照もおすすめです。
工具の選定ミスによるトラブル
誤った工具の使用も失敗につながります。たとえば、ドライバーの先が鋭利すぎると、エンブレムではなくボディをえぐってしまう可能性があります。
エンブレム取り外し専用のリムーバーセットを使用することで、接触面積を広くし、安全に作業できます。価格も2,000円台からあり、DIY派に人気です。
エンブレムの再利用ができなくなるパターン
取り外しに失敗すると、エンブレムが曲がったりツメが欠けたりして再利用が不可能になることがあります。特にクローム仕上げの立体エンブレムは傷つきやすく、変形も起こしやすい部品です。
力を加える際は、必ず均等に負荷をかけるよう意識してください。
万一のために、交換用の新品を用意しておくと安心です。
エンブレムを外したあとのカスタムや交換のアイデア
新しいエンブレムに交換する場合のポイント
純正以外のエンブレムに交換することで、車の個性を演出できます。AMG風やブラックアウト仕様、カーボン調など、見た目をガラリと変えることも可能です。
ただし、サイズや固定方式が異なる製品もあるため、事前に寸法や互換性を確認することが重要です。ネット通販ではレビューの確認も有効です。
エンブレムレス仕様のメリット・デメリット
あえてエンブレムを付けない「レス仕様」も人気があります。洗練された印象を与えられるうえ、洗車もしやすくなるというメリットがあります。
一方で、メーカーの象徴であるロゴがなくなるため、ベンツらしさが薄れると感じる方もいます。また、査定時に減点対象になる可能性もある点は注意が必要です。
カーボン調やブラックアウトなどの人気カスタム例
スポーティーな印象を与えるには、カーボン調やブラックエンブレムが定番です。特にマットブラックはGLCやEクラスのような大型車に好相性です。
価格帯は5,000〜10,000円前後で、両面テープまたはツメで取り付け可能な製品が多くあります。DIYでも取り付けやすく、満足度の高いカスタムです。
エンブレム再装着時の注意点とコツ
再度エンブレムを装着する場合は、位置決めと水平の取り方が重要です。ズレた位置に貼ってしまうと違和感が目立ちやすくなります。
水平を保つには、マスキングテープをガイドラインとして貼っておくと安心です。また、両面テープの接着力を最大にするためには、取り付け前に脱脂処理を行いましょう。
冬場は気温が低いため、ドライヤーで温めてから貼り付けると剥がれにくくなります。
よくある質問(Q&A)
Q. ベンツのエンブレムを外すのは違法ですか?
いいえ、違法ではありません。ただし、公道を走行する車両には保安基準を満たすことが必要です。特に立体エンブレムを外したあとの突起や固定具に処理をしていない場合、検査で指摘を受ける可能性があります。
鋭利な部分が残ると、歩行者保護の観点で問題になることがあります。
Q. エンブレムを再利用する方法はありますか?
可能ですが、ツメの破損や両面テープの劣化に注意が必要です。特にリアの粘着式エンブレムは再利用しにくいため、新品交換が一般的です。破損のない状態で丁寧に外した場合のみ再利用が検討できます。
Q. 割れたり壊れたりした場合、修理は可能ですか?
基本的にエンブレムの修理は難しく、交換が推奨されます。純正品であれば、ディーラーで数千円〜1万円程度で購入可能です。社外品も安価に手に入りますが、仕上がりの質に差が出る場合があります。
Q. ベンツのディーラーに頼むといくらかかりますか?
ディーラーに依頼した場合の費用は、作業料込みで5,000円〜15,000円程度が相場です。エンブレムの種類や取り付け位置、車種によって異なるため、事前に見積もりを取ると安心です。
Q. 中古車の査定に影響はありますか?
エンブレムの有無や状態は、査定に影響を与えることがあります。特に立体エンブレムが欠品していたり、カスタム品に交換されている場合、オリジナル状態を好む業者では減額対象になるケースもあります。
可能であれば、純正品を保管しておき、査定時に戻せるようにしておくのがおすすめです。
Q. 雨の日でも作業して大丈夫ですか?
基本的には避けた方が無難です。濡れた状態では両面テープの粘着が弱くなり、作業後すぐに剥がれるリスクがあります。また、金属パーツを触る際に滑りやすくなり、キズや破損につながる恐れがあります。
屋内ガレージや晴れた日の作業を推奨します。
まとめ:ベンツのエンブレムを外す前に知っておきたいこと
ベンツのエンブレムを外す作業は、正しい知識と手順があれば初心者でも可能です。無理なく、そして美しく仕上げるためには、以下のポイントを押さえておくことが重要です。
- エンブレムの構造や車種ごとの違いを事前に把握する
- 専用工具やマスキングテープを用いてキズを防ぐ
- 手順に沿って丁寧に取り外すことで、破損や再利用不可を回避できる
- 外した後はカスタムや再装着の選択肢も多彩にある
- 不安な場合はプロやディーラーに相談するのも選択肢
この記事を参考にして、安全かつスムーズにエンブレムを外す作業に挑戦してみてください。自分の手で車をアレンジする楽しさを、ぜひ体感してみましょう。
ただし、工具選びや力の加減を誤ると車体や部品を傷めるリスクがあるため、作業には慎重さが求められます。
関連記事