【徹底比較】ベンツGLCクーペ新型と旧型の5つの違い

2025年4月17日木曜日

GLC

新型と旧型、GLCクーペの違いが気になるあなたへ

「新型と旧型のGLCクーペ、何がどう違うの？」と感じていませんか。結論から言えば、新型は見た目も中身も大きく進化しています。特に走行性能や内装の快適性、安全装備の充実ぶりは旧型と一線を画します。

とはいえ、「旧型でも十分じゃない？」と迷う気持ちも分かります。実際、中古市場では旧型GLCクーペの人気が根強く、コストパフォーマンスを重視するユーザーに選ばれています。

本記事では、新型と旧型の違いを5つの視点から徹底比較し、それぞれのメリットとデメリットを明確にします。「どちらを選ぶべきか」悩んでいる方の判断材料になるはずです。

この記事で分かること

GLCクーペ新型と旧型の外観・デザインの違い
内装や装備、安全性能の進化ポイント
走行性能や燃費、維持費の比較
それぞれのモデルが向いているユーザー像
購入前にチェックすべき注意点とリアルな声

ベンツGLCクーペ新型と旧型の基本スペック比較

デザインの変化：スタイリッシュさがさらに進化

新型GLCクーペは、より洗練された外観が特徴です。フロントグリルがワイド化され、ヘッドライトはシャープな印象に刷新されました。リアデザインも滑らかで、クーペらしさがより強調されています。

全体のフォルムは空力性能を意識した設計で、Cd値は旧型の0.32から新型では0.29へと向上。これにより高速走行時の安定感もアップしています。

サイズと寸法：新型はよりダイナミックに

サイズは旧型に比べて一回り大きくなっています。全長は旧型の4,740mmから4,760mmへと拡大し、ホイールベースも15mm延長されました。これにより後部座席やラゲッジスペースの快適性が向上しています。

ただし、車幅は1,890mmと変わらず、日本の都市部でも扱いやすいサイズを維持しています。全高も低く抑えられ、スポーティな印象が際立ちます。

エンジンとパワートレイン：マイルドハイブリッドの採用

新型GLCクーペはすべてのパワートレインにマイルドハイブリッド（48V）を搭載しています。

これにより発進時のトルクが向上し、加速もよりスムーズになっています。

旧型ではディーゼルとガソリンモデルに分かれていた一方、新型は電動化によって燃費性能と環境性能を両立。たとえばGLC 300 4MATICのWLTC燃費は約13.5km/Lと報告されており、旧型の約11.8km/Lから大きく向上しています。

価格帯の違いとコストパフォーマンス

新型は装備の充実に伴い、価格も上昇しています。GLCクーペのエントリーモデルは旧型が約830万円〜だったのに対し、新型は約880万円〜となっています。

とはいえ、標準でデジタルメーターや先進安全装備が搭載されており、総合的なコストパフォーマンスは向上しています。中古市場での旧型の価格推移も安定しているため、コスパを重視する方には旧型も引き続き魅力的な選択肢です。

GLCクーペの内装・装備の違い

コックピットとディスプレイの刷新

新型GLCクーペは、インテリアのデジタル化が大きく進化しています。特にコックピット周りは一新され、ドライバーの操作性と視認性を高める設計です。

中央には11.9インチの縦型タッチディスプレイを配置。旧型の10.25インチ横型画面と比較して操作しやすくなっています。メーターも12.3インチのフルデジタル化され、カスタマイズ表示が可能です。

新型のMBUXインフォテインメントの進化

新型では第2世代のMBUXを搭載。音声操作の認識精度が向上し、自然な会話で各種操作が可能になっています。旧型と比較して応答速度も早く、目的地検索や車両設定がスムーズに行えます。

さらに、ナビゲーション画面にはAR（拡張現実）表示が加わり、進行方向や交差点案内が分かりやすくなっています。これは旧型には搭載されていなかった新要素です。

快適装備・シートの改善ポイント

快適性の面でも新型は大きな進化を遂げています。シートは新しいクッション材を使用しており、長距離ドライブでも疲れにくい設計です。

前席にはベンチレーション機能やヒーターが標準装備となり、旧型ではオプションだった快適装備が充実。リアシートの座面も広くなり、大人がゆったり座れるようになっています。

旧型と比較した高級感の差

新型の内装は質感でも明確な差があります。アンビエントライトは最大64色から選べ、ダッシュボードにはナッパレザーや本木目パネルを採用。視覚的にも触感的にも上質さを感じられます。

旧型も高級感のある仕上がりですが、細部の仕立てやライティング演出においては新型に一歩及びません。購入時に内装重視で選ぶなら、新型が有力な選択肢です。

安全性能・運転支援機能のアップグレード

駐車支援とカメラシステムの違い

旧型にも搭載されていた360度カメラですが、新型では表示解像度が向上し、視認性が格段にアップしました。駐車時の障害物検知機能もより正確です。

さらに、自動駐車支援はステアリングだけでなくアクセル・ブレーキ操作までカバー。狭い駐車スペースでも安心して使えます。

旧型では非対応だった新機能

新型では「アクティブエマージェンシーストップアシスト」が新たに追加されています。運転者が一定時間操作をしない場合、自動で減速・停止を行う機能です。

また、プレセーフサウンド機能も装備。事故の直前に高周波音を鳴らして耳の鼓膜を保護するというユニークな仕組みで、旧型には存在しなかった安全装備です。

長距離ドライブでの安心感の違い

長距離運転における疲労軽減効果も新型では明確です。運転支援機能が充実しているため、高速道路ではほぼ半自動運転のような感覚で走行可能です。

ドライバーの注意力を監視するアテンションアシストも進化しており、居眠り運転のリスク低減に貢献します。旧型でも一定の支援はありましたが、総合的なサポート力では新型が圧倒的に上です。

走行性能と乗り心地の違い

サスペンション・足回りの改良点

新型GLCクーペでは足回りの設計が全面的に見直されています。最新のマルチリンク式サスペンションを採用し、凹凸のある路面でも安定した走行が可能です。

旧型よりもダンピング制御が緻密になっており、ふらつきやロールが大幅に軽減。快適性とスポーティな走りを高次元で両立しています。

加速性能・静粛性の比較

GLC 300クーペの0-100km/h加速は旧型が6.5秒に対し、新型では6.2秒へと向上。48Vマイルドハイブリッドの効果で発進からのトルクが強化されました。

また、静粛性の向上も注目ポイントです。エンジン音の遮音性が高まり、室内は会話がしやすい落ち着いた空間に。ロードノイズも軽減され、全体的な快適度が向上しています。

新型におけるドライバビリティの向上

運転時の一体感が増している点も評価されています。電動ステアリングのレスポンスが高まり、コーナリング時の挙動も自然です。ドライバーが意図した通りに車が動く感覚があり、運転の楽しさが増しています。

特にスポーツモード時はシフトチェンジもキビキビとしており、従来モデルよりも「走る歓び」に重点を置いたセッティングとなっています。

雪道や悪路での走行安定性の比較

4MATIC（四輪駆動）システムも進化しています。滑りやすい路面でも最適なトルク配分で安定した走行を実現しています。

特に雪道では、新型の方がトラクションコントロールが効きやすく、急な坂道でも安心です。旧型では発進時にホイールスピンが起こる場面でも、新型はスムーズに対応できます。

燃費・維持費・リセールバリューの比較

マイルドハイブリッドの燃費性能

新型GLCクーペは48Vマイルドハイブリッドを搭載し、燃費性能が向上しています。たとえば、GLC 300 4MATICクーペではWLTCモードで約13.5km/Lとされており、旧型の約11.8km/Lから改善されています。

エネルギー回生システムも強化されており、都市部でのストップ＆ゴーにおいて高い効率を実現。特に日常的な通勤や街乗りでの燃費メリットが体感できます。

年間維持費にかかる差

年間維持費では、新型と旧型で約3〜5万円の差が出るケースもあります。これは主に自動車税や燃料代の違いによるものです。

新型は燃費の良さからガソリン代が抑えられ、環境性能割による税金軽減も期待できます。一方、旧型はディーゼル車を選択することで、燃料代を安く抑えるという選択肢もあります。

リセールバリューはどちらが有利？

結論としては、新型の方がリセールバリューが高い傾向にあります。2023年時点での市場データでは、新型GLCクーペは3年落ちで残価率65〜70%を維持しています。

一方、旧型は3年で約55〜60%程度。フルモデルチェンジ後は特に価格差が開きやすく、売却を視野に入れるなら新型の方が有利です。

税金・保険料の違いにも注目

保険料は新型の方が若干高めですが、安全装備の充実により事故リスクが下がり、長期的に見ると安定しています。

自動車重量税や自動車税においては、新型のエコカー減税対象モデルであれば軽減措置を受けられる可能性もあります。旧型にはその恩恵がないため、数年間で見ると税額差が累積する点に注意が必要です。

GLCクーペの新型と旧型、どっちが買い？

ライフスタイル別のおすすめモデル

用途やライフスタイルによって最適な選択肢は異なります。たとえば、週末に高速道路をよく利用する方やロングドライブが多い方には、新型の快適装備と運転支援機能が魅力です。

一方、街乗り中心でコストを抑えたい方には、旧型のガソリンモデルやディーゼルモデルがおすすめです。中古市場では低走行車も多く、状態の良い一台を見つけやすいというメリットもあります。

コスト優先なら旧型？最新装備優先なら新型？

価格重視なら旧型、快適性・安全性重視なら新型というのが明確な結論です。旧型は装備がシンプルな分、初期費用と維持費を抑えられます。

ただし、新型ではADASやMBUXの進化によって、安全性や使い勝手が大きく向上。長期的に見れば、新型の方が満足度が高い可能性もあります。

中古市場での流通状況と選び方

中古市場では旧型GLCクーペの在庫が豊富です。2024年現在、300万円台後半〜500万円前後で購入可能なモデルも多く、新車価格より100万円以上安くなっています。

選ぶ際は、走行距離・年式だけでなく、整備記録の有無や認定中古車であるかも重視すると安心です。特に認定中古車は保証が付帯するため、故障リスクを避けたい方に適しています。

新型を選んだユーザーのリアルな声

実際に新型GLCクーペを選んだユーザーからは、「走りが静かで快適」「MBUXが使いやすくなった」といったポジティブな声が多く聞かれます。

また、「旧型からの乗り換えで、同じ車とは思えないほど進化していた」という声もあり、満足度は非常に高い傾向にあります。価格差に見合う価値を感じているユーザーが多いのが特徴です。

よくある質問（FAQ）

新型GLCクーペの発売日はいつ？

日本国内での新型GLCクーペの正式な発売日は2023年7月です。欧州では2023年春から導入されており、約3〜4か月のタイムラグがありました。初期ロットはすぐに完売するケースも多く、予約時点で納期が延びる例もありました。

新型と旧型、燃費はどのくらい違う？

GLC 300 4MATICを例に取ると、旧型はWLTCモードで約11.8km/L、新型は約13.5km/Lとされています。これは約14％の燃費向上に相当します。マイルドハイブリッドの恩恵が大きく、特に市街地での実燃費にも良い影響があります。

新型GLCクーペの納期は長い？

2024年現在、新型GLCクーペの納期はおよそ4〜8か月とされています。

グレードやオプション内容によっては、それ以上かかることもあります。特にAMGラインや特注カラーを選択した場合は、半年以上の納車待ちも覚悟が必要です。

中古の旧型GLCクーペは今買い時？

今は非常に狙い目のタイミングです。フルモデルチェンジによって旧型の流通が増え、相場が落ち着きつつあります。2023年式で走行2万km以下の車両が400万円前後で購入できる例もあり、新車価格から100万円以上値下がりしているケースもあります。

新型のGLCクーペにディーゼルはある？

現在、日本国内での新型GLCクーペはガソリンモデル中心の展開となっています。欧州ではディーゼルエンジンもラインナップされていますが、日本市場には導入されていません。環境規制や需要の影響で、今後もガソリン＋電動化モデルが主軸になる見込みです。

GLC SUVとGLCクーペ、新型ではどちらが人気？

SUVとクーペでは用途と好みによって人気が分かれます。販売台数ではSUVの方が上回りますが、スタイル重視のユーザーからはクーペの指名買いが目立ちます。特に20〜40代のファミリー層には、デザイン性とスポーティさを兼ね備えたクーペが人気です。

まとめ：GLCクーペ新型と旧型、あなたに最適なのはどっち？

GLCクーペの新旧モデルにはそれぞれ明確な特徴と魅力があります。どちらが最適かは、ライフスタイルや重視するポイントによって異なります。以下に主要な違いを箇条書きで整理しました。

新型は走行性能、快適性、安全装備のすべてで進化している
旧型は価格が落ち着いており、コストパフォーマンスに優れる
新型はマイルドハイブリッド化で燃費が向上
内装の質感や操作性は新型が圧倒的に上
中古車として狙うなら旧型、長く乗るなら新型が有利

予算に余裕があり、最新技術を体感したい方には新型GLCクーペがおすすめです。一方で、必要な装備がそろっていれば十分という方には、状態の良い旧型を選ぶことで満足度の高い購入が可能です。

どちらを選ぶにしても、後悔しないためには実車確認と比較検討が不可欠です。自分の使い方や好みに合った一台を、じっくりと選びましょう。