【2025年版】ベンツML350ブルーテックの中古車価格と賢い選び方
ベンツML350ブルーテックとは?まずは特徴をチェック
ベンツML350ブルーテックは、高級感と実用性を兼ね備えたプレミアムSUVとして、中古市場で今も高い人気を誇ります。「ディーゼルって古い?」「輸入車は維持が大変そう」と感じている方も多いのではないでしょうか。しかし実際は、長距離ドライブに最適な燃費性能と力強い走りが魅力で、手の届く価格で購入できる良質な中古車も増えています。
初めて輸入車を検討している方にも、安心して選べる理由があります。ディーゼル特有の力強さと環境性能を両立した「ブルーテックエンジン」や、広々としたラグジュアリーな内装など、所有する満足感の高いモデルです。
「価格相場はどれくらい?」「維持費って高いの?」「故障は多いの?」という疑問に対しても、この記事ではすべてクリアにお答えします。
ベンツML350ブルーテックの中古購入を検討しているなら、今こそ情報を整理して“賢く選ぶ”準備をしましょう。
この記事で分かること
- 2025年現在のML350ブルーテックの中古車価格相場
- ブルーテックエンジンの特徴と他SUVとの違い
- 故障リスクや維持費の実情
- 購入前に確認すべき重要ポイント
- 後悔しないための中古購入のコツ
2025年現在のベンツML350ブルーテックの中古車価格相場
年式別の価格帯と相場の変動傾向
ベンツML350ブルーテックの中古価格は、年式によって大きく変動します。たとえば、2012年式は約130万円〜180万円、2015年式では180万円〜250万円が相場です。2020年以降、価格は比較的安定しており、特に2023年は需要増により一部年式で10〜15%の上昇が見られました。
ディーゼル車の注目度が再評価されていることも価格上昇の一因です。全体としては150万円〜250万円のレンジが中心となります。
走行距離と価格の関係
走行距離が少ないほど価格は高くなる傾向にあります。具体的には、走行距離5万km未満の車両は約200万円前後。一方、10万kmを超えると130万円以下に下がるケースもあります。エンジンの寿命が長いブルーテックでは10万km以上でも価値を保ちやすく、「走行距離=劣化」ではない点も注目ポイントです。
価格だけで判断せず、整備履歴や使用環境を確認しましょう。
購入時にチェックすべき装備やオプション
装備やオプションの有無も価格に影響します。たとえば、パノラマサンルーフやレザーシート付きモデルは約20万円以上高く評価されます。また、安全装備(レーンキープ、ブラインドスポットモニターなど)が装備された車両は、再販価値も高くなります。
快適性や安全性を重視するなら、充実装備の個体を選ぶのが賢明です。
中古市場での流通台数と人気の理由
ML350ブルーテックは日本市場に多く流通しており、2025年時点では全国で約500台前後の在庫が確認されています。特に2013〜2015年式が多く出回っており、選択肢が豊富です。
人気の理由は「SUVとしての存在感」「高級感」「燃費性能」の3点にあります。さらに、ガソリン高騰の影響でディーゼルへの注目が再燃していることも後押ししています。中古車選びの自由度が高いモデルと言えるでしょう。
ベンツML350ブルーテックの特徴と魅力
ブルーテックエンジンの燃費と環境性能
ML350ブルーテックに搭載されているディーゼルエンジンは、排出ガスを大幅に抑制する「BlueTEC」技術が特徴です。実燃費は約10〜13km/Lと高水準で、都市部と高速道路の両方で優れた燃費を発揮します。アドブルー(尿素水)によってNOxを無害化し、国の排ガス基準もクリアしているため、エコカー減税対象だった時期もあります。
高級SUVとしての快適性と走行性能
ML350ブルーテックは静粛性に優れ、長距離運転でも疲れにくい快適な乗り心地が魅力です。3.0L V6ディーゼルエンジンは低回転から力強いトルクを発揮し、滑らかな加速を実現します。また、エアサスペンションや電子制御4WDが搭載されたモデルでは、悪路でも安定した走行が可能です。
ただし、タイヤや足回りの部品は摩耗しやすいため、購入時は要チェックです。
国産SUVとの違いや比較ポイント
国産SUVと比べて、ML350ブルーテックは高級感と重厚な走りで明確な違いがあります。たとえば、トヨタ・ランドクルーザーや日産・エクストレイルと比較しても、インテリアの質感や静粛性、走行時の安定感はワンランク上です。また、欧州車ならではの剛性と安全性能も魅力の一つです。
ディーゼルモデルの利点と注意点
ディーゼル車は燃料代が安く、特に走行距離が多いユーザーには経済的です。ML350ブルーテックもその例外ではなく、年間1万km以上走行する方には非常にコスパの高い選択肢となります。一方で、寒冷地ではアドブルーの凍結や始動性に影響が出ることがあるため、使用環境に合わせた対策が必要です。
ベンツML350ブルーテックの故障リスクと維持費
故障しやすい箇所とその対策
ML350ブルーテックでは、EGRバルブやNOxセンサーの不具合が報告されています。特に走行距離が10万kmを超えると、排気関連パーツの交換が必要になるケースが増えます。また、エアサスペンション搭載車はコンプレッサーの劣化にも注意が必要です。
定期的な点検と予防交換を行うことで、突発的なトラブルの多くは防げます。信頼できる整備工場との付き合いが、長く乗るためのカギとなります。
修理・メンテナンスにかかる費用目安
年間の維持費は平均で15万円〜25万円程度です。オイル交換は1回あたり1.5万円〜2万円、ブレーキパッド交換は前後で約6万円ほど。NOxセンサーの交換費用は約8万円前後となります。
パーツ代が高額になる傾向があるため、メンテナンス履歴が明確な車両を選ぶことが大切です。
ディーラーと整備工場、どちらを選ぶ?
ディーラーは純正部品を使った安心感がありますが、整備費用は高めです。一方で、輸入車に強い認証工場であれば、同等の品質でコストを抑えられる場合があります。
定期点検や軽微な修理は街の整備工場、大規模修理はディーラーというように、用途で使い分けるのが理想的です。
維持費を抑えるための工夫
維持費を抑えるためには、計画的な消耗品交換と、無理のない乗り方が重要です。短距離走行を繰り返すとDPF詰まりのリスクが上がるため、月に数回は高速道路での走行を取り入れるのがおすすめです。
また、整備履歴のある車両を購入することで、初期の出費を大きく抑えることができます。燃料も軽油のためランニングコストは低めです。
購入前に知っておくべきチェックポイント
実車確認で見るべき重要な部分
現車確認では、外装と内装の状態を丁寧にチェックすることが重要です。ボディの傷やへこみ、ホイールのガリ傷の有無に加え、シートやダッシュボードの劣化状況も確認しましょう。特にルーフライナーの垂れ下がりは輸入車でよくある不具合です。
エンジンルームのオイル漏れや冷却水のにじみも見逃せません。下回りの錆も忘れずにチェックしてください。
試乗時に注目すべき運転感覚や違和感
購入前には必ず試乗を行いましょう。ハンドル操作に違和感がないか、アイドリング中に振動や異音がないか確認します。加速時に「もたつき」や「ショック」がある場合、トランスミッションやエンジン制御に問題がある可能性があります。
サスペンションから異音がする場合は、足回りに不具合があるかもしれません。
認定中古車と一般中古車の違い
認定中古車は、メーカーまたは正規ディーラーによる厳しい点検と整備が施された車両です。保証期間も1年〜2年と長く、初めて輸入車を購入する方にも安心です。一方、一般中古車は価格が安い傾向がありますが、保証や整備内容にバラつきがあるため注意が必要です。
購入後のトラブルを避けたい場合は、やや割高でも認定中古車を選ぶメリットがあります。
購入後のサポート体制や保証内容
購入後のサポートも重視すべきポイントです。保証の有無はもちろん、オイル交換や初回点検がサービスに含まれているかを確認しましょう。また、全国対応のロードサービスが付帯している販売店は、万が一のときにも安心です。
できれば整備履歴(メンテナンスノート)が保管されている車両を選ぶと、今後の管理がスムーズになります。
賢く買うための購入タイミングと交渉術
中古車の価格が下がるタイミングとは?
中古車市場では、1〜3月の決算期や9月の中間決算期が狙い目です。この時期は販売店が在庫をさばきたいタイミングで、価格交渉が通りやすくなります。また、年度末に向けて車両の入れ替えが進むことで流通量も増え、選択肢が広がります。
ボーナス時期や年末年始は需要が高まり価格も上昇しやすいため、避けた方が無難です。
販売店との上手な価格交渉のコツ
価格交渉の際は、相場を把握した上で根拠ある提案をすることが大切です。「他店舗で同条件の車両が○万円安い」といった具体例を提示すると効果的です。さらに、「この場で決めるなら値引き可能か?」という一言が即決割引を引き出すきっかけになります。
ただし過度な値切りは信頼を失う原因になるため、バランスが重要です。
ローンと現金、どちらで買うべきか?
支払い方法は、ライフスタイルや手元資金に応じて選ぶことがポイントです。ローンを組むと初期負担を抑えられますが、金利によって総支払額は増えます。たとえば3.9%の金利で200万円を5年返済すると、総額は約225万円になります。
一方で、現金一括なら支払総額は抑えられますが、手元資金が大きく減るデメリットもあります。
下取りを活用した買い替え戦略
今乗っている車がある場合は、下取りをうまく活用することで実質負担を軽減できます。事前に一括査定サイトで相場を調べておくと、下取り金額が妥当かどうか判断しやすくなります。
また、「下取り車ありきの値引き交渉」も可能な場合があります。車両本体値引きと下取り増額を合わせることで、よりお得に乗り換えることができます。
ベンツML350ブルーテックに関するよくある質問
Q1:ベンツML350ブルーテックの年間維持費はいくら?
年間維持費は平均で20万〜30万円程度です。内訳としては、自動車税約5.8万円、任意保険料が約8万円、車検・点検で7万円前後、消耗品や修理費などを含めると合計でこの金額に落ち着きます。
走行距離が多い人や都市部に住んでいる人は、やや高くなる傾向があるため注意が必要です。
Q2:燃費は実際どのくらい?
カタログ燃費は約13.7km/Lですが、実燃費は平均10〜12km/Lほどです。街乗りでは9km/L前後、高速道路では13km/Lに届くこともあります。
エアコンの多用や渋滞の多いルートでは、燃費が悪化しやすい点に注意しましょう。
Q3:長距離走行に向いているの?
はい、ML350ブルーテックは長距離ドライブに非常に適した車です。静粛性が高く、ディーゼルエンジンのトルクが効くため、高速域での安定感があります。
実際に年間2万km以上走るユーザーからも、「疲れにくい」「エンジン音が心地よい」といった声が多く寄せられています。
Q4:ディーゼル規制の影響はある?
一部の自治体では古いディーゼル車に対する規制がありますが、ML350ブルーテックは排ガス規制をクリアしたクリーンディーゼル車のため、現時点では問題なく使用可能です。
ただし、将来的に規制が強化される可能性もあるため、地方の使用環境にも注目しておくと安心です。
Q5:初心者が乗っても大丈夫?
運転支援機能が充実しており、初心者でも安心して乗れるSUVです。車体はやや大きめですが、バックモニターやパーキングアシストが装備されているモデルが多く、駐車もスムーズに行えます。
初めて輸入車を買う方にも「安心して乗れる」「国産とあまり変わらない感覚で扱える」と好評です。
Q6:おすすめのグレードは?
おすすめは2014年〜2015年式の「ブルーテック 4MATIC」モデルです。安全装備が充実し、内装の質感も高いため、コストパフォーマンスに優れています。
また、パノラマサンルーフやレザーシート装備車はリセールにも強いため、将来的に売却を考えている人にもおすすめです。
まとめ:ベンツML350ブルーテックの中古購入で失敗しないために
ベンツML350ブルーテックは、高級感と実用性を両立したクリーンディーゼルSUVです。燃費や走行性能、安全性にも優れ、多くのユーザーから高評価を得ています。価格は年式や走行距離、装備によって幅がありますが、選び方次第で非常にコストパフォーマンスの高い1台を見つけることが可能です。
- 2025年現在の中古相場は150〜250万円程度が中心
- ブルーテックエンジンは低燃費かつ長寿命で長距離走行に向いている
- 故障リスクはあるが、事前チェックと整備履歴の確認で回避可能
- 購入タイミングや交渉術を活かすことで費用を抑えられる
- 初心者でも安心して乗れる装備とサポート体制が整っている
中古車選びで後悔しないためには、情報を正しく比較し、自分に合った1台をじっくり見極めることが重要です。本記事で紹介したポイントを押さえながら、賢く選ぶことでML350ブルーテックの魅力を最大限に引き出せます。ぜひ、自分にぴったりの1台を見つけて、快適で満足度の高いカーライフを手に入れてください。
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