【はじめに】ベンツGLBのグレード選びで失敗しないために

【はじめに】ベンツGLBのグレード選びで失敗しないために

ベンツGLBは、都市部でも扱いやすいサイズ感と3列シートを備えた実用性で、近年非常に人気の高いSUVとなっています。しかし、ラインナップされているグレードは複数あり、どれを選べば良いのか悩む方が多いのも事実です。

「見た目は同じなのに、価格差が大きいのはなぜ?」「高速道路での走りを重視したいけど、どのグレードが合う?」こうした疑問に答えるために、本記事では各グレードの違いを徹底比較していきます。

実際に購入したユーザーの声では「もっと早く違いを知っておけばよかった」「後から知って後悔した装備があった」という意見も少なくありません。そのような後悔を未然に防ぐためにも、事前の情報収集はとても重要です。

この記事を読むことで、あなたに最適なベンツGLBのグレードが明確になり、購入後に満足できる選択ができるようになります。

この記事で分かること

  • ベンツGLBの基本スペックと魅力
  • 各グレードの価格・装備・性能の違い
  • 購入目的別におすすめのグレードを紹介
  • ライバル車との違いや強みを比較
  • ユーザーの口コミやリアルな評価を紹介

ベンツGLBの全グレード一覧と価格帯

ベンツGLBの全グレード一覧と価格帯

現行ラインナップ(2025年モデル)

2025年現在、日本市場で販売されているベンツGLBのグレードは以下の通りです。

  • GLB180(ガソリンモデル)
  • GLB200d(ディーゼルモデル)
  • GLB250 4MATIC(高出力・四輪駆動)
  • AMG GLB35 4MATIC(ハイパフォーマンスモデル)

全4種類のグレードが用意されており、それぞれ走行性能や装備に大きな違いがあります。

各グレードの価格比較

ベンツGLBの各グレードには、100万円以上の価格差があります。以下の表をご覧ください。

グレード名 メーカー希望小売価格(税込)
GLB180 5,410,000円
GLB200d 5,890,000円
GLB250 4MATIC 6,550,000円
AMG GLB35 4MATIC 7,950,000円

価格はオプション追加により変動するため、見積もり確認が必要です。

ベースグレード「GLB180」の概要

GLB180は、GLBシリーズの中でもっともリーズナブルなモデルです。ガソリンエンジンを搭載し、街乗りや短距離の移動に適しています。

  • 最高出力:136PS
  • トランスミッション:7速DCT
  • 燃費性能:WLTCモードで13.6km/L

価格を抑えつつ、必要十分な機能を備えており、初めての輸入車にもおすすめです。

上位グレード「GLB200d」「GLB250 4MATIC」

GLB200dはディーゼルモデルで、低燃費とトルクの強さが魅力です。一方、GLB250 4MATICはガソリンながらパワフルで、高速道路での安定性に優れています。

項目 GLB200d GLB250 4MATIC
最高出力 150PS 224PS
燃費(WLTC) 16.2km/L 12.5km/L
駆動方式 FF 4WD

走行シーンや利用環境に応じて、選択する価値のある2モデルです。

ハイパフォーマンスモデル「AMG GLB35 4MATIC」

GLBシリーズの中でも最上級グレードに位置するのが「AMG GLB35 4MATIC」です。

  • 最高出力:306PS
  • 0-100km/h加速:5.2秒
  • AMG専用デザインとスポーツサスペンション装備

価格は約800万円と高額ですが、走行性能とデザインの両立を求める方に最適です。

パワー重視のユーザーや高速長距離移動が多い人に向いています。

ベンツGLBのグレード別「装備・性能」の違い

ベンツGLBのグレード別「装備・性能」の違い

安全装備の違い(先進運転支援システム)

全グレードに標準装備されている安全機能は多いですが、上位グレードになるほど装備の質と量が向上します。特にAMG GLB35には、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニックや、レーンキープアシストなどが強化されています。

  • GLB180:ブラインドスポットアシストなし
  • GLB250:ブラインドスポットアシスト+レーンキープ搭載
  • AMG GLB35:360度カメラ+自動追従機能付き

運転支援機能を重視するなら、GLB250以上のグレードを選ぶのがおすすめです。

インテリア・エクステリアの差異

デザイン性や高級感もグレードによって大きく異なります。AMGモデルはスポーティな外装に加え、専用アルミホイールやレッドステッチの内装が特徴的です。

グレード 内装/外装の特徴
GLB180 標準ファブリックシート、シンプルな外観
GLB250 本革シート、LEDヘッドライト標準
AMG GLB35 AMG専用装飾、スポーツシート、専用グリル

エンジンスペック・走行性能の比較

エンジン性能はグレードごとに大きく異なり、出力や加速力に明確な差があります。

  • GLB180:136PS/7速DCT
  • GLB200d:150PS(ディーゼル)/8速DCT
  • GLB250:224PS/8速DCT/4WD
  • AMG GLB35:306PS/8速DCT/4WD+スポーツモード

高速走行や坂道の多い地域では、200PS以上のモデルが安定性に優れています。

オプション・パッケージ内容の差

GLBシリーズには複数のオプションパッケージがあり、選べる装備の範囲がグレードによって異なります

パッケージ名 内容 装着可能グレード
ナビゲーションパッケージ MBUXナビ+ARナビ+TVチューナー 全グレード
アドバンスドパッケージ アクティブパーキング+ヘッドアップディスプレイ GLB250以上
AMGナイトパッケージ ブラックアクセント+専用ホイール AMG GLB35のみ

上位グレードほど選択肢が増えるため、装備にこだわる方はGLB250以上が適しています。

駆動方式と燃費性能の違い

駆動方式も性能に影響する要素です。GLB180と200dはFF駆動、GLB250以上は4WDを採用しています。

  • GLB180:FF/燃費 13.6km/L
  • GLB200d:FF/燃費 16.2km/L
  • GLB250 4MATIC:4WD/燃費 12.5km/L
  • AMG GLB35:4WD/燃費 11.3km/L

燃費重視ならGLB200d、走行安定性ならGLB250やAMG GLB35がおすすめです。

購入目的別に見る「おすすめのグレード」

購入目的別に見る「おすすめのグレード」

ファミリー層におすすめのグレード

小さなお子さまがいるご家庭には、安全性と居住性を兼ね備えたGLB200dがおすすめです。3列シートを活かせば最大7名まで乗車でき、週末のお出かけにも最適です。

  • 燃費:16.2km/L(WLTC)で経済的
  • FF駆動でメンテナンスコストも抑えやすい
  • 静粛性が高く、車内で子どもが寝やすいとの声も

チャイルドシートを設置する方は、後部座席のスペースを要チェックです。

通勤・街乗りメインならこのグレード

日常の移動に使うなら、低価格かつ扱いやすいGLB180が適しています。小回りが利くため都市部でも運転しやすく、全長も4.6mとSUVの中では比較的コンパクトです。

  • 価格:約541万円でシリーズ最安
  • 燃費:13.6km/Lでコスパ良好
  • 最小回転半径:5.5mで狭い道も安心

「外車は初めて」という方にも選ばれており、初心者にも人気です。

長距離・旅行向けにはどれが最適?

高速走行性能と安定性を求めるならGLB250 4MATICが最適です。4WDによる高い走破性とパワフルなエンジンにより、長距離運転時の疲労が軽減されます。

項目 GLB250 4MATIC
最高出力 224PS
0-100km/h加速 6.9秒
駆動方式 4WD

キャンプやウィンタースポーツへ出かける方からも高評価を得ています。

走りを楽しみたい人向けの選択肢

ドライビングプレジャーを重視するなら、AMG GLB35 4MATICが断然おすすめです。スポーツカー顔負けのスペックで、走りにこだわる方の満足度は非常に高いです。

  • 306PSの高出力ターボエンジン
  • AMG専用のサスペンションとエアロパーツ
  • 専用デザインのインテリアで所有感も◎

ただし、燃費や税金面はやや高め。維持費には注意が必要です。

コスパ重視派へのイチオシモデル

全体のバランスと価格面を考慮すると、GLB200dが最もコストパフォーマンスに優れると言えます。ディーゼルならではの燃費と耐久性、そして十分な装備が魅力です。

評価項目 GLB200dの内容
燃費(WLTC) 16.2km/L
本体価格 5,890,000円
安全装備 一通り標準搭載

「価格を抑えつつも、機能面で妥協したくない」という方に特におすすめです。

ベンツGLBとライバル車の比較で見える魅力

ベンツGLBとライバル車の比較で見える魅力

BMW X1・X3との比較

GLBと同クラスのBMWにはX1とX3があり、よく比較対象にされます。X1はGLB180と価格帯が近く、X3はGLB250~AMG GLB35と競合します。

項目 GLB X1 X3
乗車定員 7人(3列) 5人 5人
駆動方式 FF/4WD FF/4WD 4WD
価格帯 541〜795万円 567〜684万円 709〜882万円

3列シートが必要な方にはGLBが圧倒的に優位です。

アウディQ3・Q5との比較

アウディの人気SUVであるQ3・Q5と比較すると、GLBはより実用性を重視したモデルです。特にラゲッジ容量とシートアレンジの自由度で差が出ます。

  • Q3はデザイン性重視、GLBはユーティリティ性重視
  • Q5とGLB250は価格帯が近く、装備も競合
  • インテリアの質感はアウディが一歩リード

デザインと質感を重視するならアウディ、使い勝手とコスパならGLBが有利です。

国産SUVとの違い(CX-8/ハリアー等)

マツダCX-8やトヨタハリアーなどの国産SUVとも価格帯が重なるため、比較検討する方が多くいます。

項目 ベンツGLB マツダCX-8 トヨタハリアー
3列シート あり あり なし
価格帯 541〜795万円 386〜515万円 323〜500万円
ブランドバリュー 高い

維持費や部品調達では国産車に分がありますが、所有満足度やステータス性はGLBが高評価です。

輸入SUVの中でのポジショニング

ベンツGLBは、コンパクトながら3列シートを搭載する希少なモデルとして、輸入SUVの中でも特異なポジションを築いています。

  • 3列7人乗りで都市部でも扱いやすいサイズ
  • 5メートル未満で駐車場対応しやすい
  • メルセデスブランドによる高い所有感

ファミリー層や高級志向の個人ユーザーの両方に受け入れられているモデルです。

リセールバリューの観点からの評価

GLBは輸入車の中では比較的リセールバリューが高く、5年後の残価率は約45〜50%とされています。

モデル 5年後残価率
GLB180 約47%
GLB200d 約49%
AMG GLB35 約44%

AMGモデルは購入時の価格差が大きく、リセールでもやや不利になる傾向があります。

よくある質問と回答

よくある質問と回答

GLB180とGLB200dの違いは?

GLB180はガソリンモデル、GLB200dはディーゼルモデルです。

  • GLB180は136PS、GLB200dは150PSの出力
  • GLB200dは燃費16.2km/Lと経済性が高い
  • 価格差は約48万円(GLB180:541万円、GLB200d:589万円)

燃費重視ならGLB200d、初期費用を抑えたいならGLB180がおすすめです。

AMGモデルは日常使いに向いていますか?

AMG GLB35は走行性能が高く、日常使用も可能ですが、注意点もあります。

項目 内容
加速性能 0-100km/h加速 5.2秒
乗り心地 硬めでスポーティ
燃費 約11.3km/L

街乗りでの燃費や乗り心地は他グレードより劣る点に注意が必要です。

GLBに7人乗りモデルはありますか?

はい、GLBは全グレードにおいて3列シート仕様が選択可能です(※一部はオプション対応)。

  • 3列目シートは身長165cm以下が推奨
  • 2列目スライド機構により足元スペース調整可
  • 3列目使用時の荷室容量:約150L

常に7人乗車を想定している方には、荷室の狭さがネックになる可能性があります。

ガソリン車とディーゼル車、どっちがいい?

使用環境と走行距離で選ぶのが最適です。

比較項目 ガソリン(GLB180/250) ディーゼル(GLB200d)
燃費性能 12.5~13.6km/L 16.2km/L
静粛性 高い エンジン音あり
トルク 控えめ 高トルクで加速力◎

年1万km以上走る方や高速利用が多い方にはディーゼルがおすすめです。

ベンツGLBの維持費はどれくらい?

年間維持費の目安は以下の通りです(GLB200d想定)。

  • 自動車税:約39,500円
  • 自動車保険:約80,000~120,000円(年齢条件あり)
  • 車検・点検費:約70,000円/年
  • 燃料費:年間10,000km走行で約90,000円(軽油150円/L想定)

輸入車としては平均的ですが、故障時の修理費は国産車より高額になる場合があります。

初心者でもベンツGLBは運転しやすい?

GLBは全長4.6mとSUVとしては比較的コンパクトな部類で、運転サポート機能も充実しています。

  • アクティブパーキングアシスト標準装備
  • 360°カメラ(GLB250以上で選択可)
  • 最小回転半径:5.5m

初めての外車にも適したモデルという声も多く寄せられています。

試乗レビュー・口コミ

試乗レビュー・口コミ

実際のオーナーの満足度・不満点

GLBオーナーの多くが、乗り心地と車内の広さに高評価を与えています。特に子育て世代からの支持が厚く、「3列目があることで子どもを乗せやすい」「荷物が多くても安心」といった声が目立ちます。

  • 満足:車高が高く視認性が良い
  • 不満:3列目のシートは大人には狭い
  • 満足:先進安全装備が標準装備で安心

3列目を頻繁に使う方は、実際に座って確認することをおすすめします。

街乗り・高速道路での試乗インプレッション

街乗りでは小回りが利き、取り回しの良さが際立ちます。高速では直進安定性が高く、長距離でも疲れにくいとの評価が多く見られます。

走行シーン ユーザーの声
街乗り 「視界が広く、駐車も楽」
高速道路 「ブレがなく、加速もスムーズ」
渋滞時 「MBUXの音声操作が便利」

3列シートの使い勝手は?

3列目は子どもや小柄な大人には十分ですが、長時間の乗車には向いていません。2列目のスライド機能で足元空間が調整できるため、必要に応じて対応が可能です。

  • 使用時のラゲッジ容量:約150L
  • 未使用時は最大570Lまで拡張可
  • 2列目は40:20:40の分割可倒式

3列目利用時は荷物の収納が制限されるため、旅行時は要工夫です。

ディーラー担当者のリアルな声

多くの販売店では「GLBはファミリー層に最も売れているSUV」との証言があります。実際にGLB200dの売れ行きが好調で、「ディーゼルの燃費性能と価格バランスが好評」とのことです。

  • 購入層は30〜50代が中心
  • カラーは「ポーラーホワイト」と「マウンテングレー」が人気
  • GLB250やAMGモデルは男性支持が高い

担当者の話によれば、「見た目よりも中身で選ばれている車種」との評価が印象的です。

メンテナンス・アフターケアの評判

正規ディーラーでのサポート体制は手厚く、メンテナンスプログラムも充実しています。購入時に「メルセデス・ケア」に加入すれば、3年間の点検・整備が無料で提供されます。

項目 内容
初回車検 3年目(法定)
保証期間 新車登録から3年間
メルセデス・ケア 点検・部品交換を無償対応

「維持費が心配だったが、想像より安心できた」という声も多く見受けられます。

まとめ:ベンツGLBはグレードの違いを理解して選ぶのが成功の鍵

まとめ:ベンツGLBはグレードの違いを理解して選ぶのが成功の鍵

ベンツGLBは、コンパクトSUVでありながら3列シートを備えた希少なモデルです。そのため、使い方やライフスタイルに応じたグレード選びがとても重要です。

以下に記事のポイントを箇条書きで整理します。

  • GLBのグレードは大きく4種。価格差は最大で約250万円
  • 装備や性能はグレードごとに明確な違いがある
  • ファミリー層にはGLB200dが人気、走りを重視するならAMG GLB35が最適
  • ライバル車との比較でもGLBは実用性が高く評価されている
  • 購入前に試乗と見積もりは必須。オプション構成によって金額が大きく変動する

特に購入後の満足度は「自分の用途に合ったグレードを選んだか」に大きく左右されます。

見た目や価格だけでなく、走行性能や装備内容、将来的なライフスタイル変化も含めて検討することが重要です。

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