【失敗しない】ベンツGLA 35ローダウンのやり方と注意点を徹底解説

2025年8月26日火曜日

GLA

ベンツGLA 35のローダウンとは？基本情報とこの記事で分かること

ベンツGLA 35のローダウンは、外観の迫力や走行性能をアップさせたい方に人気のカスタム方法です。SUVらしさを残しながらもスタイリッシュに見せることができ、街中でも注目を集めやすくなります。

しかし、「車検に通るの？」「乗り心地は悪くならない？」などの疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。そうした不安を解消しつつ、安全かつ合法的にカスタムを楽しむ方法を本記事では徹底的に解説していきます。

筆者自身もGLA 35オーナーとして、実際にローダウンを経験しました。施工前の不安や、実際に走行して感じた変化など、リアルな声も交えてお伝えします。

正しい知識を持っていないと、思わぬトラブルや法的リスクを招くこともあります。最後まで読むことで、失敗のないローダウンが実現できます。

この記事で分かること

ベンツGLA 35をローダウンする目的とメリット
具体的なローダウンの方法と選択肢
施工時の注意点と法的基準
おすすめのローダウンパーツとメーカー
ローダウン後のメンテナンスと注意点

ローダウンの基礎知識｜なぜGLA 35で行う人が多いのか？

ローダウンとはどんなカスタムか？

ローダウンとは、車高を下げることで見た目のスタイリッシュさや安定性を高めるカスタムです。GLA 35のようなSUVにおいても、よりスポーティな印象を演出できます。

主な方法は以下の2つです。

ダウンサス（スプリング）交換
車高調（車高調整式サスペンション）への交換

ただし、過度なローダウンは乗り心地や車検への影響を伴うため注意が必要です。

GLA 35でローダウンが人気の理由

GLA 35はAMG仕様のため、もともとスポーティな走行性能を持つモデルです。ローダウンにより、以下のような効果が期待されます。

カーブでの安定感が向上する
足回りの応答性が高まりスポーツ走行に適する
視覚的に「低くワイド」な印象になり高級感が増す

とくに都市部では、外観重視でローダウンするユーザーも増加傾向にあります。

ローダウンによる見た目と走行性能の変化

ローダウンは車両の重心を下げるため、走行性能にプラスの影響を与えます。

変化項目	具体的な影響
見た目	車体とタイヤの隙間が減り、より引き締まった印象になる
走行安定性	重心が下がり、高速走行時のふらつきが減少
乗り心地	路面の凹凸が直接伝わりやすくなる

外観の変化に満足するユーザーは多いですが、一方で乗り心地への影響には賛否があります。

他グレード（GLA 180/GLA 250）との違い

GLA 35と他グレードのGLA 180・GLA 250では、もともとのサスペンションセッティングが異なります。

GLA 35はAMG専用セッティングでやや硬め
GLA 180/250はコンフォート志向で柔らかめ

そのため、同じダウンサスを使用しても仕上がりの印象が大きく変わる点に注意が必要です。

純正と社外品のサスペンションの違い

GLA 35にはAMG専用の純正サスペンションが搭載されていますが、社外品に交換することで好みに応じたセッティングが可能になります。

サスペンション種別	特徴
純正サスペンション	車検対応で安心・乗り心地が良いが、車高の自由度は低い
社外品（例：H&R、KW）	車高調整可能・好みに合わせたカスタムができる

社外品は精度や保証内容に差があるため、信頼できるメーカーを選ぶことが重要です。

ベンツGLA 35ローダウンの具体的な方法と種類

ダウンサスを使った方法

もっとも手軽に車高を下げる方法がダウンサス（ローダウンサスペンション）の導入です。純正スプリングと交換するだけで、30〜40mm程度の車高ダウンが可能です。

価格はパーツ代で4〜6万円、工賃を含めても10万円以内で収まるケースが多いです。

低予算で始めたい方におすすめ
車検対応品も多数ある
乗り心地の変化はあるが許容範囲

極端に下げすぎるとフェンダー干渉の可能性があるため注意が必要です。

車高調を使った方法（おすすめブランド紹介含む）

調整式の車高調サスペンションは、高さ・減衰力・乗り心地を細かく設定できるのが魅力です。

ブランド名	特徴
KW（カーヴェー）	ドイツ製。乗り心地と安定性を両立
BILSTEIN（ビルシュタイン）	純正採用実績あり。高剛性が魅力
HKS	日本メーカー。街乗りとスポーツの中間設定

費用は15万〜30万円程度。性能と見た目のバランスを重視する方におすすめです。

エアサスの導入は可能？

GLA 35へのエアサス導入は可能ですが、非常に高額（50万〜100万円以上）です。日常の快適性と車高調整機能を求める方向けです。

スイッチひとつで車高を上下できる
段差の多い都市部で実用的
ショーカーやイベント向けにも人気

ただし、メンテナンス性や耐久性に課題があるため、信頼できる施工業者の選定が重要です。

DIYでできる？プロに頼むべき？

サス交換は一見シンプルに見えますが、専用工具・トルク管理・再調整など専門的な知識が必要です。

ユーザーの声では「DIYで取り付けたが異音が発生した」「アライメントが狂った」という失敗例も少なくありません。

工具やリフト設備がない場合はDIY非推奨
プロショップの工賃は2〜4万円が相場
確実に車検対応に仕上げるためにはプロ依頼が無難

作業ミスは走行中の事故につながる可能性もあります。

作業にかかる平均時間と流れ

ローダウン作業の流れは以下の通りです。

ジャッキアップ・タイヤ取り外し（15分）
サスペンション脱着・取り付け（60分〜90分）
車高確認・試走・微調整（30分）
アライメント調整（別日または同日、60分）

全体で約2〜3時間が標準作業時間です。ショップによっては半日預かりになることもあります。

なお、予約が必要なケースも多いため、事前に施工店へ確認しておくと安心です。

ローダウン時の注意点とリスク

車検に通る範囲とは？

ローダウン後でも車検に通すためには「最低地上高90mm以上」が必要です。この基準はマフラーや車体下部の一部など、どこか1点でも下回ると不適合となります。

検査官による実測が入るため、余裕を持った設定が必要
社外パーツ装着時も対象になることがある
事前に整備工場で簡易チェックを受けるのがおすすめ

基準を下回る場合は「構造変更申請」が必要となり、費用と手間がかかります。

地上高と最低地上高の基準

「地上高」は見た目で判断しがちですが、保安基準で重要なのは“最低地上高”です。車体下部の一部でも90mmを切ると違反になります。

項目	内容
全体の地上高	見た目の低さ。保安基準では重視されない
最低地上高	マフラー・ロアアームなどの最下部で測定
基準値	最低でも90mm以上必要

GLA 35の純正状態でも約140mmあるため、ローダウン時には50mm以上のダウンは避けるのが安全です。

段差や立体駐車場での注意点

ローダウン後に多いトラブルが「バンパー擦り」や「アンダーボディの干渉」です。特に以下のような場所で注意が必要です。

ショッピングモールの立体駐車場
急な坂道や歩道の段差
コンビニの出入り口

フロントバンパーは樹脂製で壊れやすく、修理費が3万円以上かかるケースもあります。

乗り心地の変化とその対処法

ローダウンによって乗り心地が硬くなったと感じるユーザーは全体の約60％にのぼります。これはスプリングが短くなることでストローク量が減少するためです。

対処法としては以下があります。

減衰力調整式の車高調を選ぶ
サス交換と同時に高品質なショックを導入する
タイヤの扁平率を見直す（45→50など）

日常使用がメインなら「快適性重視型」のサスを選ぶのがポイントです。

ローダウンによるタイヤの干渉リスク

GLA 35は純正で19〜20インチタイヤを装着しており、ローダウンによりフェンダーとの干渉が起きる可能性があります。

原因	対策
インセット不足	ホイールのオフセットを純正に近づける
過度な車高ダウン	控えめなローダウン量に調整
タイヤ外径が大きい	純正サイズまたは適合サイズに変更

フェンダーとの干渉は走行性能と安全性に大きく影響するため、確実にチェックが必要です。

メーカー	特徴
H&R	硬めで安定感があり、スポーツ志向に向く
アイバッハ	快適性を維持しつつスタイリッシュなローダウンが可能

製品タイプ	乗り心地の傾向
HKS HIPERMAX G+	柔らかく快適、街乗り向け
アイバッハプロキット	純正に近い感覚で違和感が少ない

アライメントを放置すると数千kmでタイヤ寿命が半減する恐れがあります。

タイヤ・ホイールの影響と適正サイズ

ローダウンによってホイールアーチとの距離が縮まり、タイヤサイズやホイールオフセットの選定が非常に重要になります。

項目	GLA 35推奨値
タイヤサイズ	235/45R19 または 245/40R20
ホイールオフセット	+40〜+45付近（干渉回避）
リム幅	8.0J〜8.5J

ツライチ狙いでオフセットを攻めすぎると、フェンダー干渉や乗り心地悪化の原因になります。

足回りの異音トラブルと予防策

ローダウン後に「コトコト音」「ギシギシ音」が発生する例は少なくありません。主な原因は以下のとおりです。

取り付けボルトの締め付けトルク不足
バンプラバー・アッパーマウントの劣化
不適合なダウンサス使用

装着時にグリスアップを行う・純正パーツと相性のよい製品を選ぶことで多くは予防可能です。

異音が放置されるとサスペンションの破損や操縦安定性の悪化につながります。

定期的な点検とメンテナンスの頻度

ローダウン車は通常よりも足回りに負荷がかかるため、点検サイクルを短くするのが安全です。

点検項目	推奨頻度
アライメント測定	6ヶ月または5,000kmごと
サスペンションの緩み確認	オイル交換時に同時実施
異音チェック	2ヶ月に1回程度

特に長距離走行後やホイール交換後は、念入りなチェックをおすすめします。

ローダウン後の安全運転のポイント

ローダウン仕様のGLA 35では段差や急ブレーキ時の挙動が変化するため、運転操作にも注意が必要です。

車道と歩道の段差は斜めに進入する
急制動や急ハンドルは避ける
高速道路では前後の車間を多めに取る

ユーザーからも「スピードを抑えたら擦らなくなった」「普段のルートを変えた」といった声が多く寄せられています。

視界に影響はなくても、車体下部の損傷リスクを常に意識することが大切です。

実際にローダウンした人の声と口コミ｜メリット・デメリットとは？

見た目重視派のレビュー

GLA 35をローダウンした多くのユーザーは、外観の変化に大きな満足感を得ています。特に「SUV感が薄れ、クーペ風に見える」という声が目立ちます。

フェンダーとタイヤの隙間が埋まり一体感が増す
夜の照明下でのシルエットがより精悍に見える
純正ホイールでも迫力が増した

写真映えを意識するオーナーからは高評価が多く、「他のGLAと差をつけられる」との口コミもあります。

乗り心地にこだわる派の感想

快適性を重視するユーザーの中には、「予想よりも硬くなかった」といった前向きな声もある一方、段差での突き上げが気になるという意見も存在します。

車高ダウン量	乗り心地の印象（ユーザー平均）
約20mm	「ほぼ純正と変わらない」
約30〜40mm	「やや硬めだが不快ではない」
50mm以上	「突き上げが強く、同乗者の不満も」

減衰力調整式の車高調で好みに合わせて調整したユーザーは満足度が高い傾向があります。

維持コストに関する口コミ

ローダウンに伴う維持コストは気になるポイントですが、大きな出費につながったケースは少数です。以下のような費用が報告されています。

アライメント調整費：15,000〜25,000円
車検対策（再調整）：10,000円程度
段差によるバンパー修理：30,000円前後

「慎重な運転を心がけていれば、追加コストは発生しない」との意見も多く、維持費よりも導入コストのほうが懸念材料とされています。

カスタム初心者のリアルな声

はじめてローダウンを行ったユーザーからは、「思ったよりも簡単だった」「もっと早くやればよかった」といった声が寄せられています。

ショップに任せたので作業はスムーズだった
乗り心地の変化はすぐに慣れた
車検対応のパーツ選びをして正解だった

ただし、「事前に最低地上高を確認しておけばよかった」と後悔する声もあり、下調べの重要性がうかがえます。

満足度が高かったポイントと不満点

ローダウンの総合的な満足度は高く、「次の車でも必ずやりたい」という意見が多数見られます。

満足した点	理由
外観の変化	スタンスが決まり、洗練された印象になる
コーナリング性能	安定感が増し、運転が楽しくなった
カスタムの達成感	自分だけの仕様になった満足感が高い

不満点としては「段差が怖い」「同乗者から不評」といった意見もあるため、使用環境に応じたカスタムが重要です。

よくある質問（FAQ）｜ベンツGLA 35ローダウンQ&A

ローダウンすると車検に落ちますか？

ローダウンしても最低地上高が90mm以上あれば基本的に車検は通ります。ただし、ダウンサスや車高調の種類によっては微妙に基準を下回る場合があるため、注意が必要です。

項目	基準
最低地上高	90mm以上
灯火類の高さ	350mm以上（保安基準）
サスペンション構造	改造不可（車高調はOK）

グレーゾーンの車高設定では事前に整備工場で仮測定しておくのが安心です。

GLA 35にエアサスを取り付けられますか？

GLA 35にエアサスの装着は技術的に可能ですが、かなり高額になります。製品によっては80万円以上かかることもあります。

車高を自在に変更できる
見た目重視やイベント参加向け
メンテナンスコストが高くなる傾向

日常使いでは必要性が低く、上級者向けのカスタムです。

保険の対象外になるリスクは？

車高を変更しても、保険会社に届け出を行えば基本的に対象外にはなりません。ただし、未申告の場合や不正改造とみなされるケースでは補償対象外となる可能性があります。

保険会社に連絡する際のポイント：

ローダウンは合法なカスタムであることを伝える
取り付けたパーツの型番・メーカーを提示
車検対応の製品であることを明記

事故時にトラブルを避けるためにも、カスタム後の申告は確実に行いましょう。

ローダウン後の燃費は悪くなりますか？

ローダウンによって燃費が大きく悪化することはありません。実際、重心が下がることで空気抵抗が減少し、燃費が改善するケースもあるほどです。

条件	燃費への影響（平均）
純正→30mmダウン	±0〜+0.2km/L
タイヤ外径変更なし	変化なし
ワイドタイヤ装着時	-0.3〜-0.5km/L

燃費に関しては、タイヤサイズやホイール重量のほうが影響を与えやすい傾向です。

サスペンションだけ交換しても大丈夫？

スプリング（サスペンション）のみの交換でもローダウンは可能です。ただし、ショックアブソーバーが純正のままだと乗り心地が悪化する可能性があります。

ショックとスプリングの相性に注意
サスペンションの寿命が短くなるリスクあり
同時交換の方が長期的には安心

予算に余裕があれば、ショックとセットの車高調やダンパーキットをおすすめします。

車高調整は季節ごとに変えるべき？

雪国や段差が多い地域では、冬だけ車高を上げるといった対応が有効です。実際に「冬は+10mmにしている」というユーザーもいます。

季節	推奨車高調整
春〜秋	外観重視の低め設定
冬（雪国）	段差・雪対策で車高アップ

ただし頻繁な調整はパーツに負荷をかけるため、必要最低限の調整にとどめるのがベターです。

まとめ：ベンツGLA 35ローダウンで後悔しないために知るべきこと

ベンツGLA 35のローダウンは、外観・走行性能・個性のすべてを高める有効なカスタムです。しかし、正しい知識がないまま進めると、乗り心地の悪化や車検の問題、費用の無駄などさまざまなリスクが発生します。

本記事では、以下のポイントを徹底解説しました。

GLA 35に適したローダウン方法（ダウンサス・車高調・エアサス）
車検対応の基準や、段差・地上高に関する注意点
おすすめパーツメーカーと、信頼できる製品の選び方
施工後のアライメント調整や日常点検の重要性
ユーザーのリアルな口コミと満足・不満の傾向

また、よくある質問へのQ&A形式の解説により、事前の不安や疑問を解消する内容にも力を入れました。

ローダウンは「見た目だけ」で判断せず、安全性・快適性・維持管理までを見据えて選択することが大切です。

GLA 35という魅力的なモデルを、さらに自分らしく仕上げたい方にとって、この記事が正しい判断材料になることを願っています。