【比較】ベンツG 350dとG 400dの違いとは?選び方のポイントも解説
ベンツ G 350dとG 400dの違いを徹底比較!あなたに合ったモデルが分かる
ベンツのGクラスは、その無骨なデザインと高い走破性から多くの支持を集めています。中でも「G 350d」と「G 400d」は人気のディーゼルモデルで、どちらを選べば良いか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、G 350dはコストパフォーマンスと日常使いのしやすさに優れ、G 400dはパワーと走行性能でワンランク上の満足感が得られます。ですが、価格差や維持費を含めると簡単には比較できません。
「街乗りに最適なのは?」「雪道で安心して走れるのは?」「燃費はどれほど違うの?」といった疑問を抱える方に向けて、それぞれの違いを分かりやすく整理しました。
この記事では、スペックや価格差だけでなく、実際のオーナーの声やライフスタイルに応じた選び方まで深掘りして解説します。
この記事で分かること
- ベンツ G 350dとG 400dのスペックや性能の違い
- それぞれの価格や維持費、コスパの比較
- 実際の使用感・オーナーのリアルな声
- 自分に合ったモデルの選び方
- 他のGクラスやライバル車との比較ポイント
ベンツ G 350dとG 400dの基本スペックを比較
エンジン性能・燃費・加速力の違い
G 400dは、直列6気筒3.0Lディーゼルターボエンジンを搭載しており、最高出力330ps、最大トルク700Nmという高いパフォーマンスを誇ります。これに対し、G 350dは245ps・600Nmと一歩劣りますが、日常使用では十分な加速力を持っています。
0-100km/hの加速時間はG 400dが約6.4秒、G 350dは約8.1秒です。燃費に関しては、実燃費でG 350dが約9.5km/L、G 400dは約8.2km/Lという傾向があります。 加速と燃費のバランスを取るならG 350d、力強い走りを求めるならG 400dがおすすめです。
車体重量と取り回しのしやすさ
G 350dは車両重量が約2,450kgと、G 400d(約2,560kg)よりもわずかに軽くなっています。この差はわずかですが、街中や細い道での取り回しに影響します。
また、最小回転半径は両車とも約6.1mですが、G 350dのほうがステアリングフィールが軽快との声も多く、初めてGクラスを運転する方には扱いやすさが魅力です。
内装・外装デザインの違いと高級感の比較
外観はどちらも共通のGクラスデザインを踏襲していますが、細部に違いがあります。G 400dではオプションでAMGラインやナイトパッケージが装備でき、よりスポーティで迫力ある印象になります。
内装はG 400dにより高級素材が使われているケースが多く、アンビエントライトやナッパレザーの標準装備が魅力です。G 350dはややシンプルですが、そのぶん価格が抑えられており、必要十分な装備が揃っています。
見た目の豪華さや細部へのこだわりを重視するならG 400dの方が満足度が高い傾向です。
価格とコストパフォーマンスの違いは?
新車・中古車価格の比較
G 350dは新車価格で約1,300万円前後、G 400dは約1,500万円台が目安です。オプションの有無により上下しますが、両者の価格差は200万円以上になるケースが一般的です。
中古市場ではG 350dが約1,000万円〜1,300万円、G 400dは約1,200万円〜1,600万円で推移しています。年式や走行距離によっては差が縮まることもありますが、同条件ではG 400dのほうが高額で取引される傾向にあります。
維持費(税金・燃費・保険)の目安
維持費に関しては、G 350dの方がやや有利です。自動車税や重量税は両車で大差ありませんが、燃費性能ではG 350dが約9.5km/L、G 400dが約8.2km/Lと差が出ます。
年間走行距離1万kmの場合、燃料費だけで約1.5万円〜2万円の差が生じることもあります。また、任意保険料は装備や年齢条件に左右されますが、G 400dの方が若干高めになることが一般的です。
リセールバリューから見たお得な選び方
将来的な売却を視野に入れるなら、G 400dの方が高いリセールバリューを期待できます。特にAMGラインやナイトパッケージ付きは人気が高く、査定時にも有利に働きます。
ただし、G 350dも「高年式・低走行距離・オプション充実車」なら高値での売却が可能です。長く乗るつもりなら価格差を重視、数年で乗り換える予定があるならリセール重視で選ぶのがポイントです。
Gクラスはどのモデルも資産価値が高いため、初期費用だけでなく数年後の評価も含めて判断することが大切です。
実際のオーナーの口コミから見るG 350dとG 400dの評価
街乗り・通勤に向いているのはどっち?
街乗り用途ではG 350dの評価が高く、特に都心部での使用には「取り回しの良さ」や「静かな走行音」が好評です。ユーザーからは「アイドリング中も静かで、家族の送り迎えに最適」という声もあります。
一方、G 400dはパワーがある分アクセル操作に敏感で、渋滞時には少し扱いづらいとの意見も。市街地をメインに走る方にはG 350dがバランスの取れた選択といえます。
長距離ドライブ・高速性能のリアルな声
高速道路での加速や追い越し性能に関しては、G 400dが圧倒的に優位です。とくに走行中のエンジン音や振動が少なく、「長時間運転でも疲れにくい」という声が多数見られます。
G 350dも十分な走行性能を持ちますが、追い越し時の反応や余裕のある加速力ではG 400dに軍配が上がります。長距離を頻繁に走る方にはG 400dがおすすめです。
悪路・雪道での走破性と満足度の違い
Gクラスは全モデルがフルタイム4WDを採用していますが、より力強く走破するのはG 400dです。ユーザーからは「雪道での発進が安定していて滑りにくい」「急坂も安心して登れる」という評価が目立ちます。
G 350dも十分な性能を備えていますが、パワー不足を感じる場面も。
特に荷物を多く積んだ状態や急勾配の坂道ではトルクの差が影響します。
そのため、アウトドアや降雪地域での利用が多い方にはG 400dの方が満足度は高い傾向です。
こんな人にはG 350d!こんな人にはG 400d!
G 350dが向いているライフスタイルとは
G 350dは、日常の使い勝手とコストバランスを重視する方に適しています。街乗りや通勤、週末のドライブなどでの使用がメインの方には、維持費と燃費のバランスが取れたモデルです。
ユーザーからは「サイズは大きいけど、意外と小回りがきく」「年間2万km乗っても負担感が少ない」といった声もあり、実用性重視の人に最適なGクラスといえます。
G 400dが真価を発揮する使い方
G 400dは、ロングドライブや高速道路での走行が多い方、あるいはパワーと存在感を重視する方におすすめです。330ps・700Nmのエンジンは、余裕のある走りを実現します。
特に「荷物を多く積むキャンプ用途」「複数人での移動が多い家族構成」には、G 400dの高トルクが安心感につながります。上質なドライブ体験を求める方には後悔のない選択です。
家族構成・趣味別おすすめモデル
単身者や夫婦2人の生活であれば、取り回しや維持費の面からG 350dが適しています。一方で、子どもがいるファミリーやアウトドア好きには、装備の充実したG 400dが快適です。
また、釣り・スノーボード・トレーラー牽引などを楽しむ方には、悪路走破性と牽引力でG 400dが有利です。使用シーンを想定しながら、ライフスタイルに合った選択を行いましょう。
価格やスペックだけでなく、自分の暮らし方・使い方を基準に選ぶことが後悔しないコツです。
G 350dとG 400d、他のグレードやライバル車とも比較
AMG G63との違いと選ぶ基準
AMG G63は、Gクラスの中でも最上級モデルです。4.0L V8ツインターボエンジンを搭載し、585psという圧倒的な出力を誇ります。対してG 350dとG 400dはディーゼルモデルで、静粛性と燃費性能に優れるのが特徴です。
価格も大きく異なり、G63は新車で約2,700万円から。維持費や燃費も含めて、実用性重視ならG 350dやG 400dの方が現実的な選択肢といえるでしょう。
ランドクルーザーやレンジローバーとの比較
トヨタ・ランドクルーザー300系は信頼性とオフロード性能に優れ、価格は約800〜900万円とGクラスより大幅に抑えられます。レンジローバーは乗り心地や内装の上質さが高く、「走りのG」「ラグジュアリーのレンジ」と対比されることもあります。
Gクラスは歴史的なデザインと堅牢なボディ、そして圧倒的なブランド力が魅力。価格以上のステータス性を求める方にはG 350dやG 400dが支持されています。
Gクラスの中で最適なグレード選び
Gクラスは大きく分けて、G 350d、G 400d、G 550(日本未導入)、AMG G63のラインアップです。価格・装備・性能のバランスが取れているのがG 400dで、多くのユーザーが「満足度が高い」と評価しています。
一方で、「街乗りと趣味程度ならG 350dで十分だった」との声もあり、
無理に上位モデルを選ぶ必要はありません。
必要な装備や用途を見極めて選ぶことが、Gクラスを楽しむ第一歩です。よくある質問(FAQ)
G 350dとG 400d、見た目で違いは分かる?
結論として、ぱっと見では大きな違いは分かりにくいです。ただし、G 400dはAMGラインやナイトパッケージの装着率が高く、ブラックアウトパーツや専用ホイールなどで差が出るケースがあります。エンブレム表記が決め手になる場合もありますが、車に詳しくない人が見ても気づかないレベルです。
燃費の差はどれくらいある?実燃費は?
G 350dの実燃費はおよそ9.5km/L、G 400dは約8.2km/Lが平均です。走行条件にもよりますが、年間1万km走行する場合で、燃料費にして約2万円ほどの差が出ることがあります。ディーゼルエンジンのため、どちらも燃費は良好な部類です。
G 350dのパワー不足は感じる?
街乗りや通常走行では不足を感じることはほとんどありません。ただし、高速道路での追い越しや山道での登坂時には「もう少し余裕が欲しい」と感じるユーザーもいます。特に荷物を多く積んだ場合や、複数人での長距離移動では違いが顕著に現れることがあります。
雪道やアウトドアに向いているのはどっち?
どちらも優れた走破性を備えていますが、G 400dの方がトルクが高く、ぬかるみや急勾配でも安定した走行が可能です。雪道での滑りにくさや発進時の安心感を求めるならG 400dが有利です。一方、G 350dも4WD性能は十分なので、一般的な積雪エリアなら問題ありません。
G 400dは維持費が高いって本当?
事実として、維持費はG 350dよりもやや高めです。理由としては車両価格に比例する自動車保険料、オプション装備によるタイヤや部品交換費用の高さが挙げられます。
特にAMGパッケージ装着車は、純正パーツ価格が高額になる傾向があります。
そのため、維持コストを抑えたい方はG 350dが無難です。中古で買うならどちらがおすすめ?
コストパフォーマンス重視ならG 350d、中古でも装備重視・走行性能優先ならG 400dが適しています。G 350dは玉数が多く、価格も安定しており選びやすいです。G 400dは流通台数が少なめですが、リセールバリューが高いため、中古でも価格が落ちにくい傾向にあります。
まとめ:ベンツG 350dとG 400dの違いと選び方のポイント
- G 350dはコスト重視派におすすめ。街乗りや通勤、日常使いに向いており、燃費と維持費を抑えやすいです。
- G 400dは走行性能と快適性を求める方に最適。高速道路や長距離ドライブ、悪路でも力強く走ります。
- 価格差は約200万円以上。装備や走行性能の差と照らし合わせて検討するのが重要です。
- AMG G63やランドクルーザーなどのライバル車との比較も有効。ステータス性やデザイン性を重視するならGクラスが選ばれる傾向です。
- ライフスタイルに応じた選び方が失敗しないコツ。使用目的、家族構成、趣味などをもとに最適なグレードを選びましょう。
G 350dとG 400dは、どちらもGクラスの魅力をしっかり備えています。選ぶべきは「自分にとってのベストな使い方」です。価格・性能・装備・維持費・用途を比較しながら、自分の価値観に合ったモデルを選びましょう。
スペックだけにとらわれず、「どんなシーンで、どんな気分で乗りたいか」を考えることが、後悔しないGクラス選びの最大のポイントです。
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