【比較あり】ベンツの電気SUV全車種を徹底解説｜おすすめモデル3選

2025年4月17日木曜日

電気自動車

ベンツの電気SUV、どれを選ぶ？この記事で分かること

ベンツは今、電気SUV市場でも注目のブランドです。高級感と走行性能を兼ね備えたモデルが揃っており、どの車種を選ぶか迷う方も多いのではないでしょうか。

「EQB」「EQE SUV」「EQS SUV」など多彩なラインナップが用意されており、それぞれに特徴があります。しかし、情報が多すぎて違いが分かりにくいという声もよく聞きます。

実際に試乗したユーザーからは「思ったより加速が良い」「静かでストレスがない」といった声が寄せられています。

選び方を間違えると、用途に合わないモデルを選んで後悔する可能性もあります。

本記事では、ベンツの電気SUV全車種をわかりやすく整理し、目的に応じたおすすめモデルも紹介します。

この記事で分かること

ベンツの電気SUVラインナップと特徴
各モデルの違いと選び方のポイント
実際のユーザー評価や使い勝手
他メーカーとの比較から見える優位性
用途別におすすめしたい3モデルの紹介

ベンツの電気SUVとは？特徴や魅力を解説

ラインナップの特徴と車種展開

ベンツの電気SUVは、「EQ」シリーズとして展開されています。主なラインナップにはEQB、EQE SUV、EQS SUVの3車種があります。それぞれ、コンパクト・ミドル・フルサイズという異なるポジションでユーザーのニーズに応えています。

例えばEQBは3列シート仕様もあり、家族利用に特化した設計が特徴です。一方、EQS SUVは最上級モデルとして、静粛性と内装の豪華さに注目が集まっています。

内装・外装のデザイン傾向と高級感

どのモデルも、ベンツらしい上質なデザインが際立っています。フロントのブラックパネルグリルや、LEDシグネチャーが未来感を演出。特にEQS SUVでは、64色のアンビエントライトやパノラミックスライディングルーフなど、贅沢な装備が標準です。

ユーザーの声として、「夜間のアンビエントライトが幻想的で感動した」「高級感がEVとは思えない」という評価も見られます。

外装のスタイルはモデルによって好みが分かれるため、実車確認が推奨されます。

電気SUVならではの走行性能と静粛性

電気SUVは加速性能と静かさが魅力です。EQE SUVは0-100km/h加速がわずか4.9秒（AMG仕様）と、スポーツカー並みの性能を持ちます。さらに、モーターによる駆動でエンジン音がなく、市街地でも驚くほど静かです。

乗り心地については、エアサスペンション搭載モデルが多く、路面からの衝撃を抑えてくれます。電動でありながら「ベンツらしい上質な走り」を体感できます。

ガソリン車との違いとユーザー評価

電気SUVはガソリン車に比べて維持費が安く、定期的なオイル交換も不要です。また、モーターの特性により発進時の加速がスムーズで、信号待ちからのスタートも快適です。実際にEQBのオーナーからは、「都市部での運転が楽になった」「渋滞中もストレスがない」といった評価が多く寄せられています。

ただし、

充電インフラの地域差や冬場の航続距離低下には注意が必要です。

電気SUVは使い方に応じて選ぶことが重要です。

ベンツの電気SUV全車種を徹底比較

EQB：ファミリー層に人気のコンパクトSUV

EQBはベンツの中でも最も実用性に優れた電気SUVです。3列シート（7人乗り）を選べる点が特徴で、小さな子どもがいる家庭にもフィットします。バッテリー容量は66.5kWh、航続距離は最大512km（WLTP値）。都市部から郊外まで幅広いニーズに対応します。

価格は約800万円台からと、EQシリーズの中では比較的手が届きやすいモデルです。ユーザーからは「荷室が広くて子育て世代に向いている」と高評価を得ています。

EQE SUV：バランスの取れた高性能モデル

EQE SUVはミドルサイズの電気SUVで、航続距離や走行性能、装備のバランスが取れています。特に400 4MATIC仕様では0-100km/h加速が5.6秒と、走りも妥協していません。

ボディサイズは全長4,863mmと日本でも扱いやすく、バッテリー容量は90.6kWh。高速道路での安定性や静粛性にも優れています。価格帯は約1,300万円からとプレミアムクラスに位置付けられます。

EQS SUV：最上級のラグジュアリーEV

EQS SUVはベンツが誇るフラッグシップEVです。全長5,125mm、全幅1,959mmの堂々としたサイズ感。シートにはナッパレザーを採用し、インテリア全体に贅沢な素材を使っています。

バッテリー容量は107.8kWh、航続距離は最大660km（WLTP）と、国内販売される電気SUVの中でもトップクラスです。

ただし、車体が大きいため都市部の取り回しには注意が必要です。

サイズ・航続距離・価格の比較まとめ

3モデルの主なスペックをまとめると以下の通りです。

EQB：全長4,684mm／航続距離約512km／価格約800万円～
EQE SUV：全長4,863mm／航続距離約590km／価格約1,300万円～
EQS SUV：全長5,125mm／航続距離約660km／価格約1,600万円～

それぞれの特徴と価格に応じて用途を見極めることが大切です。通勤や日常使いにはEQB、長距離移動や快適性重視ならEQS SUVが向いています。

他メーカーの電気SUVと何が違う？

BMW iXやアウディQ8 e-tronとの違い

ベンツの電気SUVは、内装の上質さと走行の静粛性でBMWやアウディと差別化されています。たとえばEQE SUVと同クラスのBMW iXはスポーティさが売りですが、ベンツは乗り心地の快適さに重点を置いています。アウディQ8 e-tronは先進的なUIが魅力ですが、ベンツはユーザーインターフェースよりも伝統的な高級感を残した設計です。

高級SUVとしての品格と伝統を重視するなら、ベンツに軍配が上がります。

国産EV（レクサスRZ・日産アリア）との比較

国産のレクサスRZや日産アリアはコストパフォーマンスと実用性で評価されていますが、ベンツとは明確なクラスの違いがあります。 EQBであっても価格帯は国産EVの約1.5倍。しかし、素材の質感や安全装備は大きく異なります。

たとえばEQS SUVは、ARナビやMBUXハイパースクリーンなどの先端機能を備えており、日産アリアとは明確な技術差が見られます。

「価格差＝品質差」であることを理解して選ぶ必要があります。

欧州EVと日本市場における評価

欧州ではEQS SUVのような大型電動SUVの需要が高まっており、評価も非常に高いです。一方で日本ではEQBのようなコンパクト電気SUVが売れ筋となっています。この傾向は都市部の道路事情や駐車スペースの制限が影響しています。

また、日本では充電インフラの整備状況が地域差を生むため、小回りの利く電気SUVが選ばれやすいという傾向があります。

ベンツならではの優位性とは

ベンツの強みは「高級感」「ブランド信頼」「安全性」の3点です。全モデルにADAS（先進運転支援システム）を標準装備しており、緊急ブレーキやレーンキープアシストなどが初期装備として搭載されています。

また、購入後のアフターサービスや保証内容も充実しており、長期的な安心感を提供しています。「単なるEVではなく、ラグジュアリーな移動体験を求める方」にはベンツの電気SUVが最適です。

用途別おすすめモデル3選【プロが厳選】

街乗り中心なら「EQB」

日常的な街乗りに最適なのはEQBです。コンパクトなボディと高い実用性が魅力で、日本の狭い道や駐車場でも取り回しやすいです。航続距離は約512km（WLTP）、バッテリー容量は66.5kWhと普段使いに十分な性能を備えています。

また、EQBは3列シート仕様も選べるため、送迎や買い物、通勤まで幅広く対応します。価格もEQシリーズの中では最も手が届きやすく、初めての電気SUVとしておすすめです。

長距離ドライブに最適な「EQE SUV」

長距離の移動を考えるならEQE SUVがベストです。バッテリー容量は90.6kWh、航続距離は最大590km（WLTP）と安心のロングレンジ。さらに、高速域でも安定した走行性能を発揮します。

シートは快適性に優れた設計で、長時間の運転でも疲れにくいと評価されています。ファミリードライブや出張用途にもおすすめの一台です。

とにかく快適性重視なら「EQS SUV」

ラグジュアリーな体験を求めるならEQS SUVが最適です。エアサスペンションやMBUXハイパースクリーンなど、最高峰の装備が揃っています。静粛性や振動の少なさも非常に高く、乗る人すべてに快適さを提供します。

航続距離は最大660km（WLTP）と文句なし。価格帯は高めですが、ベンツの技術が凝縮されたフラッグシップモデルとして、その価値は十分にあります。

選び方に迷ったときのチェックポイント

どのモデルを選ぶか迷ったら、次の3点を基準にしてみてください。

使用目的（通勤・旅行・家族利用）
バッテリー容量と航続距離
価格と維持費のバランス

試乗で実際のサイズ感や操作性を確認することも重要です。

購入前に知っておくべき注意点と選び方

充電インフラと家庭用充電器の整備状況

電気SUVを選ぶうえで、充電環境の確認は不可欠です。都市部では急速充電器の設置が進んでいますが、郊外では数が限られている地域もあります。自宅に200Vの家庭用充電器を設置する場合、設置費用の相場は約10〜20万円です。

マンション住まいの方は事前に管理組合の確認が必要となるため、早めの準備をおすすめします。

補助金・減税などの制度をフル活用する方法

国の「CEV補助金」や自治体の独自支援制度を活用することで、最大で60万円以上の補助が受けられるケースもあります。 EQB・EQE SUV・EQS SUVはすべて補助金対象車種です。

また、自動車税の免税やエコカー減税も併用可能です。年度や地域によって条件が異なるため、購入前に最新情報を必ず確認しておきましょう。

リセールバリューと維持費の実態

EVはリセールバリューが低いといわれがちですが、ベンツの場合はブランド力によって比較的安定しています。とくにEQBは需要が高く、3年後の下取り価格は新車価格の60〜65％前後を維持する傾向があります。

維持費については、ガソリン車と比べて以下のようなメリットがあります。

電気代は1kmあたり約3〜5円（深夜電力を使うとさらに割安）
オイル交換不要、定期点検コストも軽減
車検時の費用も部品点数が少なく抑えやすい

ディーラーで確認すべきチェックポイント

購入前にディーラーで必ず確認しておきたいのは以下の4点です。

バッテリー劣化保証の年数と条件（通常は8年・16万km）
無料充電サービスの有無（提携ステーションの利用可能性）
充電ケーブルの種類と収納スペースの確認
納期とオプション装備の在庫状況

情報を確認せず購入すると、思わぬ不便や追加コストが発生することがあります。

ベンツ電気SUVに関するよくある質問【Q&A】

Q1：バッテリーの寿命はどれくらいですか？

バッテリーの寿命は一般的に8〜10年または16万km程度が目安です。ベンツではこの条件をカバーするバッテリー保証が付帯されており、安心して長期間使用できます。 劣化速度は充電環境や使用頻度によって異なるため、急速充電の多用は控えるのが望ましいです。

Q2：高速道路での充電スポットは十分にありますか？

全国の高速道路サービスエリアには急速充電器が約1,000基以上設置されています（2024年時点）。ただし、一部の地域では混雑や機器の故障が報告されているため、出発前に経路確認が必要です。 EQシリーズは「Mercedes me Charge」対応で、対応ステーション検索がスムーズに行えます。

Q3：雪道や悪路での走行性能は大丈夫ですか？

ベンツの電気SUVは多くが4MATIC（四輪駆動）を採用しており、雪道にも強いです。とくにEQE SUVやEQS SUVは滑りやすい路面でのトラクション制御が優秀で、悪天候でも安定した走行が可能です。

ただし、スタッドレスタイヤの装着や冬季の走行準備は必要不可欠です。

Q4：中古で購入しても安心ですか？

ベンツの認定中古車であれば、バッテリー状態や保証がしっかり管理されています。「サーティファイドカー制度」により、点検・整備・保証付きで提供されるため、初めてのEVでも安心して購入可能です。

価格は新車の7〜8割程度が多く、走行距離1万km以内の車両も見つかります。

Q5：充電にはどれくらい時間がかかりますか？

急速充電器（50kW）を使えば、EQBであれば30分で約150〜200km相当の充電が可能です。家庭用の200V普通充電では、フル充電までに8〜10時間かかります。 就寝中の充電が基本となるため、夜間電力契約との併用がおすすめです。

Q6：電気代や維持費はガソリン車より安いですか？

電気代は走行1kmあたり3〜5円とされ、ガソリン車に比べて約半額以下になるケースもあります。また、オイル交換不要・税金軽減などの恩恵もあり、年間維持費は最大で10万円以上の節約につながることもあります。

ただし、充電設備の導入費用やバッテリー交換の将来的なコストも念頭に置く必要があります。

まとめ：ベンツの電気SUVは選び方次第で最強の相棒に

ベンツの電気SUVは、モデルごとに明確な個性と役割があります。どのモデルも高い品質を持ちながら、用途に応じて最適な選択が変わります。以下に今回の記事内容を簡潔に振り返ります。

EQBはファミリー向けの万能モデル。コンパクトで扱いやすく、日常使いに最適
EQE SUVは長距離ドライブや走行性能を重視する人にぴったり
EQS SUVはラグジュアリーと快適性を追求したハイエンドモデル
充電環境や補助金制度も事前にチェックしておくことで、購入後の満足度が大きく変わる
他社EVと比較しても、デザイン・装備・ブランド力で高い優位性がある

電気SUV選びで失敗しないコツは、「目的に合った1台を選ぶこと」です。価格や性能だけでなく、生活スタイルに合っているかどうかを見極めることが何より大切です。

試乗や見積もりの前に、自分のライフスタイルと使用環境をしっかり見つめ直すことをおすすめします。