【最新版】ベンツB250のオイル量は何L?年式別にわかりやすく解説
ベンツB250のオイル量まとめ
ベンツB250に乗っていて、「オイル量ってどれくらいが適正なの?」と感じたことはありませんか。オイル交換のタイミングや量が分からないと、エンジンのトラブルやパフォーマンス低下につながることがあります。
特に年式やエンジン型式によって必要なオイル量は微妙に異なります。整備工場に任せているという方でも、自分で把握しておくことで安心感が増します。
この記事では、年式別のオイル量の違いや注意点をわかりやすく整理しました。メンテナンスの質を上げたい方や、中古でベンツB250を購入したばかりの方にも役立つ内容です。
この記事で分かること
- ベンツB250の年式別オイル量一覧
- エンジン別の適正オイル量と推奨粘度
- オイル交換時の費用相場と選び方
- オイル不足や過剰が引き起こすトラブル例
- オイル量のチェック方法と交換時期の目安
年式別|ベンツB250のオイル量一覧とその違い
初代(2012年〜2014年)モデルのオイル量
初代B250では、1.6Lまたは2.0L直列4気筒ターボエンジン(M270型)が搭載されています。オイル容量はおおよそ5.0L〜5.5Lが目安です。オイルフィルター交換時はさらに0.3Lほど必要になることがあります。
年式 | エンジン型式 | オイル量(目安) |
---|---|---|
2012年 | M270 | 5.2L |
2013年 | M270 | 5.3L |
2014年 | M270 | 5.5L |
中期(2015年〜2018年)モデルのオイル量
中期モデルでもM270エンジンを継続採用しており、大きな変更はありません。ただし、オイル粘度やフィルター形式に一部変更があるため注意が必要です。
整備記録に基づいたオイル管理を徹底しないと、燃費や加速性能に悪影響を及ぼす場合があります。
- 2015〜2016年:オイル量5.5L前後
- 2017〜2018年:一部仕様で5.7L程度に増加
後期(2019年以降)モデルのオイル量
2019年以降の後期モデルは安全装備の強化に加え、駆動方式の違い(FF・4MATIC)によってオイル量が微妙に異なります。特に4MATICモデルではエンジン冷却構造の変更により、最大で6.0L近いオイルを必要とします。
駆動方式 | 搭載エンジン | オイル量(目安) |
---|---|---|
FF | M270 | 5.6L |
4MATIC | M270改 | 5.9〜6.0L |
各年式でのオイル仕様の違い
オイル量に加え、使用されるオイルの粘度・種類も年式によって変化しています。たとえば、初期型では5W-30が推奨されていたのに対し、中期以降はより低粘度な0W-20の採用が増加しています。
- 初代(〜2014):5W-30または5W-40
- 中期(2015〜2018):0W-30または5W-30
- 後期(2019〜):0W-20または0W-30(低燃費対応)
モデルごとのオイル交換頻度の目安
ベンツB250の推奨交換サイクルは約15,000kmまたは1年ですが、走行環境やエンジンの状態によって前後します。特に短距離走行が多い方やスポーツ走行をする方は、10,000km未満での交換を推奨します。
- 一般的な使用:12,000〜15,000km
- 短距離メイン:8,000〜10,000km
- 長距離高速走行:15,000km目安
エンジン別に見るベンツB250の適正オイル量と推奨粘度
M270エンジンのオイル量と粘度
ベンツB250の主力エンジンであるM270は、2.0L直噴ターボを搭載しています。このエンジンの適正オイル量は約5.5Lが目安です。粘度については、温暖な地域では5W-30、寒冷地では0W-30が適しています。
粘度 | 推奨使用環境 |
---|---|
0W-30 | 寒冷地・冬季 |
5W-30 | 標準的な気候 |
4MATICモデルのオイル量の違い
四輪駆動の4MATIC仕様では、エンジン冷却系の設計が異なるため、オイル量がやや多く必要です。おおよそ5.8L〜6.0Lが目安です。
- 2WDモデル:5.5L前後
- 4MATICモデル:5.8L〜6.0L
適正量を超えるとオイル泡立ちによる潤滑不良のリスクがあります。
ハイブリッド仕様のオイル特性
欧州仕様に存在するハイブリッドモデルでは、燃費性能を重視するため0W-20などの低粘度オイルが推奨されます。熱安定性に優れたオイルを使用することが重要です。
- 推奨粘度:0W-20 または 0W-30
- オイル量:5.5L〜5.7L
オイルフィルター交換時の追加量
オイルフィルターを同時に交換する場合、追加で0.3L程度のオイルが必要です。フィルター内に古いオイルが残るため、完全なリフレッシュを目的とするなら同時交換がおすすめです。
- フィルター未交換:5.5L
- フィルター交換時:5.8L
純正オイルと社外オイルの比較
純正オイル(メルセデス純正MB 229.5規格など)は安心感がありますが、コストが高め(1Lあたり約2,000〜3,000円)です。対して、社外品ではMB認証取得済の高性能オイルが1Lあたり1,000〜1,800円程度で入手可能です。
オイル種別 | 価格(目安) | 認証規格 |
---|---|---|
純正オイル | 約2,500円/L | MB 229.5 |
社外オイル(LIQUI MOLYなど) | 約1,500円/L | MB 229.5認証取得済 |
実際にかかるオイル交換の費用と相場
正規ディーラーでの交換費用
ベンツ正規ディーラーでのオイル交換費用は、おおよそ25,000円〜35,000円が相場です。純正オイルと専用フィルター、作業工賃が含まれた価格です。
ディーラーでの作業には以下の特徴があります。
- 純正MB 229.5/229.51対応オイルを使用
- オイルフィルター・パッキン等も純正部品
- 最新診断機による点検込み
費用は高めですが、安心感と保証の点でメリットがあります。
民間整備工場・カーショップとの価格差
オートバックスやイエローハットなどの量販店や、地元整備工場では、1回あたり12,000円〜18,000円で対応可能な場合が多いです。社外オイルを使用するケースが主流です。
店舗種別 | 費用(目安) | 備考 |
---|---|---|
カー用品店 | 12,000〜15,000円 | 社外品オイル+簡易点検 |
民間整備工場 | 13,000〜18,000円 | 部品・粘度の相談可能 |
DIY交換にかかる費用の目安
自分で交換する場合、必要な部品をすべて揃えて約8,000円〜10,000円ほどが相場です。オイル・フィルター・工具・処理箱を購入する必要があります。
- エンジンオイル(5.5L):6,000円前後
- フィルター+Oリングセット:1,500円前後
- ドレンパッキン:300円程度
- オイル処理箱:500円〜
作業時間は慣れていれば約30分〜1時間程度です。
工賃の違いと注意点
整備工場によって工賃体系が異なり、持ち込みオイルは追加工賃が発生することもあります。標準工賃は2,000〜3,000円前後が目安ですが、持ち込みでは5,000円以上かかることもあります。
- 通常工賃:2,000〜3,000円
- 持ち込み対応時:4,000〜6,000円
事前に見積もりを取り、追加費用の有無を確認することが重要です。
価格だけで選ばないポイントとは?
価格の安さだけで判断せず、使用オイルの規格や作業の質も重視する必要があります。MB認証を取得していない低品質なオイルは、エンジンへの負担が大きくなります。
選ぶ際のチェックポイントは以下の通りです。
- MB 229.5 / 229.51認証の有無
- オイル粘度の適合確認
- オイルフィルターの品質
- 工賃の明示と保証の有無
適正なメンテナンスをすることで、結果的にエンジン寿命や燃費の向上につながります。
オイル量が適正でないとどうなる?不具合・故障のリスクとは
オイル不足によるエンジン異音や焼き付き
エンジンオイルが不足すると潤滑不良が起こり、異音や金属摩耗、最悪の場合は焼き付きを引き起こします。実際に走行中に「カタカタ音がする」「加速が鈍い」といった声も多く、トラブルの初期症状として現れます。
- エンジン内部の摩擦熱が上昇
- 燃費悪化・出力低下
- 最悪の場合、エンジン交換が必要(50万円以上)
オイルゲージでの定期確認が重要です。
オイル過多によるトラブルとその対策
オイル量が多すぎる場合、内部圧力の上昇やオイル泡立ちが起こり、正常な潤滑ができなくなります。これによりセンサー異常や排気ガスの増加、エンジンチェックランプの点灯といった不具合が発生します。
- 白煙が出る(ブローバイガス混入)
- エンジン回転が不安定になる
- オイルパンからの漏れリスク
オイル量チェックで見落としがちな注意点
ベンツB250はモデルによっては電子オイルレベルセンサーを採用しており、従来のディップスティックが装備されていない場合もあります。そのため、操作方法を理解していないと正しい残量確認ができません。
確認方法 | 使用モデル例 |
---|---|
ディップスティック式 | 2012〜2015年式中心 |
電子センサー式 | 2016年以降の後期型 |
エンジン警告灯がついた場合の対処法
オイル量が適正でない状態が続くと、エンジンチェックランプ(MIL)が点灯します。この場合、直ちに走行を中止し、オイル量の確認とエンジン状態の診断が必要です。
- 黄色:軽度の異常、早急に点検を
- 赤色:重大な異常、即時停止が必要
診断機OBDⅡを使用すればエラーコードも確認可能です。
実際のユーザー事例から見る故障ケース
実際に「高速走行後に白煙が出た」「加速中に振動が増えた」という報告があり、いずれもオイル不足や過多が原因と診断されています。年間5,000〜8,000kmの走行でもオイルが減少するケースがあるため、定期的な点検が必要です。
- 30代男性:オイル過多でO2センサー異常 → 修理費用4万円
- 40代女性:オイル不足でエンジン焼き付き → 修理費用30万円超
オイル量の管理はコスト削減と安全運転の第一歩です。
ベンツB250のオイル交換時期とチェック方法
走行距離・期間の目安とは?
ベンツB250のエンジンオイルは、走行距離15,000kmまたは1年ごとの交換が推奨されています。ただし、短距離走行やアイドリングが多い方は、10,000kmまたは半年に1回の交換が望ましいです。
- 標準使用:15,000kmまたは12ヶ月
- 短距離・渋滞走行が多い場合:8,000〜10,000km
早めの交換がエンジン寿命を延ばすポイントです。
メンテナンスインジケーターの見方
ベンツB250には、サービスインターバルを表示するインジケーターがあります。メーター内に「Service A」または「Service B」の表示が現れた場合は、点検・オイル交換のサインです。
- Service A:簡易点検+オイル交換
- Service B:詳細点検+オイル・各種フィルター交換
点灯時には、早めにディーラーや整備工場へ相談しましょう。
オイル量の点検手順(ディップスティック or 電子式)
点検方法はモデルにより異なります。2015年以前のモデルはディップスティック式、それ以降は電子センサー式が主流です。
確認方式 | 年式 | 確認方法 |
---|---|---|
ディップスティック | 〜2015年 | エンジン停止後、棒で残量を確認 |
電子センサー | 2016年〜 | 車内メーター操作で残量表示 |
交換サイクルの短縮が必要なケースとは?
以下のような使用環境では、交換サイクルを短縮することが推奨されます。
- 短距離走行が頻繁な方(5km以下が中心)
- 渋滞やアイドリングの多い都市部の走行
- 寒冷地や高温地での使用
- サーキットや峠道でのスポーツ走行
交換時期に不安がある場合は、点検を依頼するのが安全です。
オイル交換時に一緒に点検したい部位
オイル交換と同時に、他の消耗品や液類もまとめて点検すると、故障リスクを大幅に減らせます。おすすめの点検項目は以下の通りです。
- オイルフィルター
- エアフィルター
- ブレーキフルード
- 冷却水(LLC)
- バッテリー電圧
予防整備を取り入れることで、長く快適に愛車と付き合えます。
よくある質問(FAQ)
ベンツB250のオイル量はどのくらい減るのが普通?
ベンツB250では、走行距離5,000kmあたりで0.2〜0.5Lのオイル消費が発生することがあります。これは設計上の仕様内であり、異常ではありません。ただし、1,000kmで1L以上減る場合はオイル漏れや燃焼の疑いがあるため点検が必要です。
- 5,000kmで0.3L程度の消費は正常
- 異常な減り方を感じたら早めの整備を
B250でオイル交換を忘れるとどうなりますか?
オイル交換を長期間怠ると、オイル劣化により潤滑性能が低下します。結果として摩耗やスラッジ蓄積、エンジン内部の腐食を招きます。実例では、30,000km無交換でエンジンから異音が出たケースもあります。
- 推奨交換時期:15,000kmまたは1年
- 遅延による修理費:5万円〜30万円
純正以外のオイルを使っても大丈夫ですか?
MB認証(229.5、229.51など)を取得している社外オイルであれば使用可能です。LIQUI MOLYやMobil 1などが実績のあるブランドです。ただし、安価すぎるノーブランド品は成分不明で推奨できません。
ブランド名 | 認証有無 | 価格(参考) |
---|---|---|
LIQUI MOLY | MB 229.5認証 | 約1,500円/L |
Mobil 1 | MB 229.5認証 | 約2,000円/L |
B250のオイル量を自分でチェックするには?
年式により確認方法が異なります。2015年以前はディップスティック、以降は電子式が主流です。電子式はステアリングボタンで「Service」メニューから確認できます。
- ディップ式:エンジン停止後5分してから確認
- 電子式:メーター画面で確認可能
オイル交換後に警告灯が消えないのはなぜ?
交換後にサービスインジケーターを手動でリセットしていない場合、警告灯が点灯したままになることがあります。また、規定量を入れていない・センサー異常といった可能性も考えられます。
メニュー操作に不安がある場合は整備工場に依頼しましょう。
- メーター設定から「Service reset」操作が必要
- センサーの異常がある場合は診断機が必要
低燃費オイルはB250にも効果がありますか?
0W-20などの低粘度オイルは、燃費向上には一定の効果があります。ただし、エンジン設計に適合していない場合は逆に摩耗リスクが増えることもあるため、推奨粘度を守ることが重要です。
- 純正指定:5W-30または0W-30
- 無理に0W-20を選ぶと油膜不足の懸念
まとめ:ベンツB250のオイル量と管理でトラブルを防ごう
ベンツB250のオイル管理は、エンジン性能と寿命を守るための基本です。年式や駆動方式、エンジンタイプによって適正なオイル量は異なりますが、おおむね5.5L〜6.0Lが目安となります。
また、使用するオイルの粘度や交換頻度を正しく把握し、警告灯やインジケーターのサインを見逃さないことが大切です。
- 年式ごとに適したオイル量と粘度がある
- 15,000kmまたは1年ごとの交換が基本
- オイル不足・過多のいずれも故障の原因に
- DIYでも管理可能だが、正確な知識が必要
- MB認証オイルの選定で安心・安全を確保
日常の点検を怠らず、早めの対応と適切な整備を心がけることで、B250を長く快適に乗り続けることができます。
関連記事- 【プロ解説】ベンツBクラスは女性に本当におすすめ?選ばれる5つの理由
- 【2025年版】ベンツB250のおすすめカスタムパーツ10選
- 【費用比較】ベンツB180のタイヤ交換はどこがお得?ディーラーvs量販店
- 【費用比較】ベンツB170のバッテリー交換はいくら?工賃と相場まとめ
- 【理由解説】ベンツBクラスにAMGがないのはなぜ?その背景を徹底分析
- 【費用相場は?】ベンツB170のプラグ交換にかかる料金と工賃の目安
- 【保存版】ベンツB180のエンジンオイル量と補充のタイミング完全ガイド
- 【完全ガイド】ベンツB200アンビエントライトの魅力とカスタマイズ方法
- 【保存版】ベンツBクラスのトランスミッション故障|原因と修理費用を徹底解説
- 【症状別】ベンツB180のサーモスタット不良で起こる5つのトラブル