【5分で完了】ベンツGLAのオイルリセット方法と注意点
ベンツGLAのオイルリセットとは?初心者にもわかりやすく解説
ベンツGLAに乗っていると、「オイルリセットって何?」「自分でやって大丈夫?」と疑問に感じる方が多いです。実は、この操作は自宅でも簡単に完了できるメンテナンスのひとつです。
オイルリセットは、エンジンオイル交換後に行うべき大切なステップです。これを正しく実施することで、車両のメンテナンス記録がリセットされ、次回交換時期を正確に知らせてくれます。
特に初心者の方でも安心して操作できるよう、この記事では手順を丁寧に解説します。リセット方法だけでなく、間違いやすいポイントや年式別の注意点にも触れていきます。
「よく分からないからディーラー任せにしていた」という方も、本記事を読めば自信を持って対応できるようになります。
この記事で分かること
- ベンツGLAでオイルリセットが必要な理由
- 初心者でもできるリセットの具体的な手順
- 年式・モデル別の操作方法の違い
- 他のベンツ車との比較や注意点
- よくあるトラブルとその解決策
ベンツGLAのオイルリセットが必要な理由とそのタイミング
オイルリセットが必要な3つの理由
ベンツGLAでは、オイル交換後にオイルリセットを行うことでメンテナンスインジケーターのリセットが可能になります。これを怠ると、誤った整備情報が残り、次回の交換時期が正しく表示されません。
- 正確なオイル交換サイクルを維持する
- 車両の整備記録をリセットし、誤情報を防ぐ
- エラー表示や警告灯の不要な点灯を回避する
オイルリセットを怠ると、整備履歴の信頼性が損なわれ、将来の査定額にも影響する可能性があります。
リセットしないとどうなる?
リセットをしないまま走行を続けると、インジケーターが常時点灯したり、エンジンに関する誤った警告が出る場合があります。またGLAの電子制御システムは非常に精密で、正確な管理が求められます。
- インジケーターの誤表示
- ディーラーでのトラブルシューティング時間の増加
- オイル交換の履歴が不正確になる
リセットの適切なタイミングとは
オイルリセットは、オイル交換を終えた直後に行うのが最も理想的です。GLAの場合、約1万5,000kmまたは1年ごとの交換が推奨されています。
リセットせずに放置すると、警告灯が点灯し続けるため、次の整備スケジュールに混乱が生じます。
走行距離 | オイルリセット推奨タイミング |
---|---|
〜15,000km | 年1回の交換と同時にリセット |
15,001km〜30,000km | 半年ごと、またはエンジンの負荷に応じて |
GLAのメンテナンスインジケーターの見方
メーター内の表示に「Service A」「Service B」などが出ると、リセットが必要な合図です。表示はインジケーターの中心またはドライバー情報パネルに現れます。
インジケーターには以下の種類があります。
- Service A:軽微な点検
- Service B:法定点検を含む大規模整備
この表示を見逃すと整備忘れの原因になるため、早めの対応が重要です。
ディーラーに依頼するべきケースとは?
GLAの年式によっては、手動でのリセットが難しい場合があります。特にMBUX搭載車(2020年以降)では専用診断機が必要なケースもあります。
状況 | 対応方法 |
---|---|
操作ミスが繰り返される | ディーラーでの確認を推奨 |
MBUX搭載車でリセットできない | 専用機器でのリセットが必要 |
費用は3,000〜5,000円前後が相場ですが、点検とセットで依頼することで割安になることもあります。
ベンツGLAのオイルリセット方法【5分で完了】
事前に準備するもの・確認事項
作業前には、以下の点をチェックしてください。手順をスムーズに進めるための準備が重要です。
- GLAのキー(スマートキーでも可)
- 車両が完全に停止している状態
- エンジンはかけず、アクセサリーモードで操作する
操作中は周囲の安全を確保し、屋内駐車場では換気にも注意しましょう。
ステアリング操作パネルの使い方
ベンツGLAのリセット操作には、ステアリングの操作パネルを使用します。左側のコントロールボタンでメニューを移動し、OKボタンで決定します。
ボタン | 機能 |
---|---|
矢印上下 | メニューの移動 |
OK | 選択・決定 |
戻る | 前の画面に戻る |
GLAでのオイルリセット手順(ステップごとに解説)
以下の手順は、GLA X156およびH247モデルに共通する操作方法です。操作はすべて車内で完結します。
- キーをACC(アクセサリーモード)にする
- ステアリングの「電話」ボタンと「OK」ボタンを同時長押し(約5秒)
- 「車両データ」メニューが表示される
- 「アシストプラス」を選択
- 「オイルリセット」を選び、OKを押す
- 「実行しますか?」に「はい」で決定
途中で操作が止まった場合は、最初からやり直す必要があります。
リセット完了後の確認方法
リセットが正常に完了した場合、インジケーターの表示が消えます。「サービス完了」や「メンテナンス不要」のメッセージが表示されることを確認してください。
- エンジンを一度切って再起動する
- メンテナンスメニューで表示内容を再確認する
念のため、数日走行後にも確認しておくと安心です。
操作ミス時の対処法
途中でキャンセルしてしまった場合や、表示が切り替わらない場合は、キーを一度オフにしてから再度やり直すことで解消するケースが多いです。
症状 | 対処法 |
---|---|
メニューが表示されない | ボタンの押し方・時間を再確認 |
操作が途中で中断された | キーオフ → 再始動後に再チャレンジ |
何度やっても失敗する | ディーラーでの診断を推奨 |
ユーザーからは「最初は戸惑ったが、2回目はすぐできた」といった声も多く、慣れれば作業時間は3〜5分程度です。
年式・モデル別に見るオイルリセットの違い
GLA X156(初代・〜2019年)のリセット方法
初代モデルのGLA(X156)は、物理キーやシンプルなボタン操作でリセットが可能です。ステアリング左側の操作ボタンを活用し、手順通り進めれば5分以内に完了します。
- ACCモードに切り替え
- 「電話」+「OK」ボタンを5秒間長押し
- サービスメニューから「アシストプラス」を選択
インフォテインメント非搭載モデルでは、表示切替の感度が低いため慎重な操作が必要です。
GLA H247(現行モデル・2020年〜)のリセット方法
現行型GLA(H247)はMBUX搭載により、タッチパッドや音声操作との連携が前提となります。従来よりも直感的な操作が可能ですが、診断機が必要なケースもあります。
- ホームメニューから「車両設定」へ
- 「サービス」→「アシストプラス」へ進む
- 「オイル交換」→「リセット」
MBUXバージョンによってはリセットが非表示の場合があり、その際はディーラーへの依頼が安全です。
モデルによる設定画面の違い
X156ではモノクロ表示のドライバーディスプレイが主流ですが、H247ではフルカラータッチディスプレイが標準装備されており、操作性が大きく異なります。
モデル | インターフェース |
---|---|
X156(〜2019年) | 物理ボタン+ドライバーディスプレイ |
H247(2020年〜) | MBUXタッチ+ステアリングパッド |
コマンドシステムとMBUXの操作比較
旧型モデルではCOMANDシステム(コマンドダイヤル操作)を採用していましたが、新型ではMBUXが主流です。操作手順や表示内容が全く異なるため、年式に応じた確認が必須です。
- COMAND:ダイヤル・ボタン併用、文字中心
- MBUX:音声操作対応、グラフィック表示あり
操作マニュアルが年式ごとに異なるため、誤操作を防ぐには取扱説明書を確認するのが確実です。
中古車・並行輸入車の場合の注意点
中古車や並行輸入車では、メンテナンス履歴が不明なケースも多く、リセット操作を誤ると車両管理に影響します。
状況 | 推奨対応 |
---|---|
整備記録が不明 | オイル交換後に確実にリセットを実施 |
表示言語が外国語 | メニュー翻訳や操作動画の参照が必要 |
ユーザーの声では「輸入車特有の表記に戸惑ったが、ネット上の解説で理解できた」という事例もあります。
GLA以外のベンツ車との比較:オイルリセットは何が違う?
CLAやAクラスとの操作の違い
GLAと同じプラットフォームを持つCLAやAクラスでも、オイルリセットの手順は似ていますが、インターフェースに細かな違いがあります。特にAクラスではメーターの表示位置が異なり、リセット操作の導線が若干変わります。
- Aクラスは「ダッシュボード中央」に表示
- GLAは「メーター中央」に表示
- CLAは「ドライバー画面+コマンド入力型」
年式によって操作系統が大きく異なるため、モデルごとの手順確認が必須です。
SUVラインナップ(GLB・GLC)との違い
GLBやGLCなどの上位SUVモデルでは、MBUXの大型ディスプレイや音声操作機能がより発展しています。リセット操作も多機能なメニュー構成で、GLAよりもメニュー数が多いのが特徴です。
車種 | リセット方法 |
---|---|
GLB | ステアリングパッド+MBUXメニューから選択 |
GLC | MBUX+音声操作またはタッチパッド |
GLA | ボタン長押しから「アシストプラス」経由 |
AMGモデルでの注意点
AMGグレードは専用ソフトが組み込まれており、診断機器を用いないと正しくリセットされない場合があります。特にAMG GLA 35・45シリーズは、手動リセットを許容しない仕様になっている場合もあります。
- 専用OBD診断ツールの利用が前提
- サービス記録がサーバー連携型になっているケースあり
AMGモデルではリセット操作を誤ると保証対象外になる可能性もあるため、自己操作は推奨されません。
ベンツ全般に共通するリセット機能の概要
すべてのベンツ車には、「アシストプラス(ASSYST PLUS)」という共通メニューが存在します。この機能からオイルリセットを行う点は共通ですが、表示名や導線は年式・車種で異なります。
- 「Service」→「Assist Plus」→「オイルリセット」
- 一部では「メンテナンス」→「作業完了確認」
- 表示が英語表記のままのモデルもあり
他メーカー(BMW・アウディ)との違いも比較
BMWやアウディと比較すると、ベンツGLAのオイルリセットは直感性よりも安全性重視の設計です。他メーカーではインフォテインメント中心で、音声案内や自動検出機能が強化されています。
メーカー | リセット手順の特徴 |
---|---|
ベンツ | 「アシストプラス」から手動選択 |
BMW | インフォメニューから項目選択+自動診断 |
アウディ | MMIメニューから数タップで完了 |
ユーザーからは「ベンツは慣れれば確実だが、BMWやアウディの方が初回は分かりやすい」という声も見られます。
よくあるトラブルとその対処法
リセットできない原因とは?
オイルリセットがうまくいかない主な原因には、操作手順の間違いやシステムの反応遅延が挙げられます。とくにキー操作のタイミングがずれると、メニューが表示されないことがあります。
- 「OKボタン」の押下タイミングが早すぎる
- アクセサリーモードに切り替わっていない
- 表示が変わる前に次の操作をしている
焦らずゆっくり操作することで成功率は大きく上がります。
表示が消えないときの再チェック項目
「Service表示が残ったまま」というケースでは、リセット完了の確認が不十分な可能性があります。もう一度確認すべきポイントを整理します。
確認項目 | 対処法 |
---|---|
リセット完了メッセージが出たか | 「完了」表示がなければ再実行 |
メンテナンス画面で再確認したか | 別メニューで警告が残っていないかチェック |
バッテリー低下が影響するケース
意外と見落としがちなのがバッテリー電圧の低下です。12V以下になると電子システムが不安定になり、操作に影響を及ぼすことがあります。
- 長時間未使用の車両
- 夜間のエアコン+ライト同時使用中
バッテリーが弱っていると、操作途中で電源が落ちるリスクがあり、リセット失敗につながります。
電子系統の不具合時の対応策
ステアリングボタンやディスプレイが反応しない場合は、車両の電子系統に不具合がある可能性があります。その場合は以下の対処が必要です。
- エンジンを完全停止し、再始動
- 15分以上放置して再起動
- 車載ヒューズを点検
複数回試しても改善しない場合は、ディーラーでの診断を推奨します。
リセット後に再表示された場合の考えられる理由
リセットが一度完了したにもかかわらず、数日後に「Service A」などが再表示されるケースがあります。これは内部プログラムの書き込みエラー、またはリセット手順の一部が漏れた可能性があります。
原因 | 対処法 |
---|---|
リセット途中でキャンセルされた | 最初から再実行 |
複数のメンテ項目がある | 全項目リセットが必要 |
ユーザーからは「一度消えて安心したが、翌週また点灯した」という声もあり、確認は念入りに行うべきです。
ベンツGLAのオイルリセットに関するFAQ
自分でリセットしても保証は大丈夫?
GLAを自己リセットしても、保証対象外になることは基本的にありません。ただし、メーカー保証内で不具合が出た場合、「整備記録の不整合」が指摘される可能性もあります。
- 整備記録に手動リセットの履歴は残りません
- オイル交換の実施証明がないと保証対応されない場合あり
正規ディーラーでのオイル交換+リセットであれば、保証対応はよりスムーズです。
ディーラーでリセットしてもらう費用は?
リセットだけを依頼する場合、3,000〜5,000円前後が相場です。ただし、オイル交換とセットであれば無料になるケースも多くあります。
内容 | 費用の目安 |
---|---|
オイルリセット単体 | 約3,300円(税込) |
オイル交換+リセット | 無料または含まれる |
エンジンオイル交換と同時にするべき?
はい、オイル交換とリセットは必ずセットで行う必要があります。リセットだけしてしまうと、実際のオイル劣化状況とメンテナンス記録にズレが生じます。
- オイル交換前にリセットを行うと整備履歴が不正確になる
- センサーが実際のオイル状況を把握できなくなる
必ず交換作業を済ませてからリセットを実施してください。
間違ってリセットした場合はどうなる?
誤ってリセットした場合でも、再設定は可能です。ただし、整備履歴が不正確になるため、次回の交換時期に注意が必要です。
状況 | 対応策 |
---|---|
オイル交換前にリセットした | 次回交換時にメモを残し、再度リセット |
誤操作による早期リセット | 車両の警告に従って管理継続 |
リセットしたらオイル交換は不要になるの?
いいえ、リセットはあくまで記録の初期化であり、物理的なオイル交換とは無関係です。エンジン内部の劣化は進行するため、リセットだけで安心するのは非常に危険です。
- オイルの酸化・粘度低下はリセットでは防げない
- 長期間放置するとエンジン不調や警告灯点灯の原因に
定期的なオイル交換は必須です。目安は1年または15,000kmごとです。
アプリや外部診断機でのリセットは可能?
一部のOBD対応アプリや外部診断機では、GLAのオイルリセットが可能です。ただし、使用には注意が必要です。
- 対応確認が必要(例:iCarsoft、OBDelevenなど)
- 年式やMBUXの有無により機能制限がある
ユーザーの実例では「2021年式GLAでOBD診断機が正常動作した」との報告もありますが、精度や安全性を考慮すると、正規の操作手順を推奨します。
まとめ:ベンツGLAのオイルリセットを正しく行うコツ
ベンツGLAのオイルリセットは、自分でも5分程度で完了できる作業です。正しいタイミングで、確実な操作を行うことが、車両のメンテナンス品質を保つうえで非常に重要です。
年式やモデルによって操作方法が異なるため、自分のGLAがどのタイプに該当するのかをあらかじめ確認しておきましょう。X156(初代)はボタン操作中心、H247(現行モデル)はMBUXによる操作が主です。
うまくリセットできない場合や、トラブルが発生した際は、慌てずに原因を一つずつ確認しましょう。また、OBD診断機やアプリを使った方法もありますが、年式・仕様との適合が必要です。
ディーラー依頼は確実性が高い一方で費用もかかります。必要に応じて使い分けるとよいでしょう。
最後に、本記事の要点を以下にまとめます。
- GLAのオイルリセットはモデル別に操作方法が異なる
- オイル交換とリセットは必ずセットで実施
- 自己操作も可能だが、操作ミスには注意が必要
- リセット失敗やトラブル時はディーラーに相談を
- FAQや年式別比較で自分の車両に合った情報を確認
ベンツGLAの維持管理において、オイルリセットは基本中の基本です。正しい知識と手順で、安心・快適なカーライフを送りましょう。
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