【初心者向け】ベンツGLAのメンテナンスリセット手順を画像で解説
ベンツGLAのメンテナンスリセットとは?
ベンツGLAを長く安心して乗るためには、定期的なメンテナンスとその管理が欠かせません。特にオイル交換や点検の後に行う「メンテナンスリセット」は、クルマの状態を正確に把握し続けるための重要な操作です。
しかし、「リセットってそもそも何?」「どこを操作するの?」という声も少なくありません。車に詳しくない方や初めてベンツに乗る方にとっては、リセット操作は意外とハードルが高いと感じるものです。
この記事では、そんな初心者の方でも迷わずできるように、実際の画像を使って手順を丁寧に解説します。
「リセットしないと警告灯が消えない」「点検後なのにまだ表示が出る」といったトラブルもこの記事で解決できます。
この記事で分かること
- メンテナンスリセットが必要な理由とその重要性
- ベンツGLAのモデル別に見るリセット方法の違い
- 画像付きでわかりやすいリセット操作の流れ
- リセットがうまくいかないときの対処法
- 初心者が抱きやすい誤解とその正しい知識
ベンツGLAのメンテナンスリセットが必要な理由
なぜメンテナンスリセットが必要なのか?
メンテナンスリセットは整備後の状態を車両に正しく記録させるために欠かせません。GLAではオイル交換や点検を行っても、リセットを行わないとメンテナンス表示が残り続けます。これにより次回点検時期がずれたり、重大な整備忘れにつながる可能性があります。
リセットを怠ると起こるトラブル
リセットをしないと、以下のような問題が発生することがあります。
- 次回点検時期がずれる
- エンジンオイルの交換忘れ
- 購入希望者からの印象が悪くなる
メンテナンスランプが点灯し続けていると「不具合がある車」と誤解されるおそれがあります。
ディーラーに頼むといくらかかる?
ベンツ正規ディーラーでメンテナンスリセットのみを依頼する場合、費用は3,300円〜5,500円が相場です(2025年時点)。リセット単体の依頼は対応していない店舗もあるため、事前の確認が必要です。
サービス内容 | 価格目安(税込) |
---|---|
メンテナンスリセットのみ | 3,300円〜5,500円 |
点検整備+リセット | 22,000円〜35,000円 |
自分で行うメリットと注意点
GLAのメンテナンスリセットは、慣れれば数分で完了します。DIYでのリセットには以下のメリットがあります。
- 費用がかからない
- 時間や店舗の予約が不要
- 整備後すぐに対応できる
ただし、操作を誤ると意図しない設定変更が行われる可能性があります。必ず手順を確認してから実施してください。
メンテナンスリセットが必要となる主なタイミング
オイル交換後のリセット
GLAのオイル交換後は必ずメンテナンスリセットを実施する必要があります。リセットしないと次回交換時期が正しく記録されず、エンジンに負荷をかけるおそれがあります。
実際のユーザーからも「リセットを忘れてランプが消えなかった」という声が複数報告されています。作業後すぐに行う習慣をつけましょう。
定期点検や警告灯リセット時
車検や12か月点検後、点検時期を通知するインジケーターが点灯する場合があります。その際も手動でのリセット操作が必要です。点検済みであっても表示が残ると、車両が誤って異常を検知していると判断されてしまうことがあります。
バッテリー交換後の確認項目
バッテリー交換後は、ECUの電源が一時的にリセットされ、メンテナンス履歴が初期化されているケースもあります。そのため、インジケーターの表示や記録に異常がないか、再設定が必要かどうかを確認しましょう。
その他メンテナンス項目との関係性
以下のような整備作業を行った場合も、メンテナンスリセットの実施を検討してください。
- ワイパーブレードやエアフィルターの交換
- ブレーキフルードや冷却水の交換
- ATオイルやミッションオイルの交換
GLAではこれらがインジケーターに反映される項目としてカウントされることがあるため注意が必要です。
整備項目 | リセット必要性 |
---|---|
オイル交換 | 必須 |
バッテリー交換 | 確認が必要 |
点検・車検 | 推奨 |
冷却水交換 | 状況により判断 |
ベンツGLAのメンテナンスリセット手順
ステップ1|イグニッションの状態を確認
まずエンジンを完全に停止させた状態で、イグニッションを「アクセサリー(ACC)」モードにします。ブレーキを踏まずにスタートボタンを1回押すとこの状態になります。
この段階でメーターのディスプレイが点灯していなければ、手順が進みません。
ステップ2|マルチファンクションディスプレイを操作
次にステアリングの「ホーム」ボタンでマルチファンクションディスプレイのメニューを表示します。矢印キーで「サービス」や「車両設定」に進んでください。
車両によっては「ASSYST PLUS」と表示される場合もあります。
ステップ3|メンテナンスメニューに入る方法
表示されたサービスメニューから「メンテナンス」「オイル交換」などの項目を選択し、リセット操作へ進みます。
- 矢印キーで「メンテナンス」を選択
- 「OK」ボタンで決定
- 「リセット実行」画面を表示
誤操作で別メニューに入ると手順が無効になるため、メニュー階層を正確に把握しておきましょう。
ステップ4|リセット実行の確認と完了方法
「リセットしますか?」と表示されたら「はい」を選択して「OK」ボタンを長押しします。これでメンテナンスリセットが完了します。
ディスプレイ上で「リセット完了」と表示されれば正常です。確認のため、一度エンジンを停止し、再始動してインジケーターが消えているかをチェックしましょう。
操作項目 | 内容 |
---|---|
メニュー選択 | ステアリングの矢印キーで「サービス」を選ぶ |
リセット実行 | 「OK」長押しでリセット完了 |
再確認 | エンジン再始動後に表示が消えているか確認 |
うまくいかない時のトラブル対処法
リセット操作がうまくいかない原因としては以下が考えられます。
- イグニッションモードが正しく設定されていない
- メニュー階層を誤って選択している
- 車両側にセンサーやバッテリーの異常がある
一度電源をオフにして再試行することで改善するケースもあります。
それでも改善しない場合は、無理せずディーラーや専門店に相談してください。
ベンツGLAの年式・モデル別のリセット手順の違い
GLA180・GLA200・GLA250での違い
ベンツGLAはモデルによってメーター表示やステアリング操作方法が異なるため、リセット手順も細部に差があります。たとえばGLA180では「メンテナンス」という表示があり、GLA250では「ASSYST PLUS」という名称で表示されます。
操作パネルの形状やボタンの位置が異なる点にも注意が必要です。
前期型と後期型でのリセット手順差異
2014年〜2017年の前期型と、2018年以降の後期型では、ディスプレイのデザインや操作系統に違いがあります。後期型では液晶パネルが進化しており、「OK」ボタンの長押しだけで簡単に操作が完了する仕様が多いです。
前期型では一部ステアリングの操作が複雑で、慣れていない方には戸惑う場面もあります。
右ハンドル・左ハンドルの違いで注意する点
GLAは国内向け右ハンドルと、並行輸入車の左ハンドルが存在します。左右でボタン配置が反転している場合があるため、手順通りに操作しても画面が切り替わらないことがある点に注意が必要です。
- 右ハンドル:日本仕様、ディーラー車が中心
- 左ハンドル:海外仕様、操作説明が異なる
AMG仕様車の場合の追加項目
GLA45 AMGなどのスポーツ仕様車では、通常のメンテナンス項目に加えて「パフォーマンスインジケーター」などの項目が含まれることがあります。そのためリセット対象が複数存在するケースがあります。
一部モデルでは、AMG専用の操作ガイドを参照しなければ正しくリセットできない構造になっているため注意してください。
実際のユーザーの声から見えた違い
実際にGLAオーナーから寄せられた声では、以下のようなモデル別の操作違いが指摘されています。
- 「GLA180ではボタンの反応が遅く、長押しにコツが必要だった」(2016年式)
- 「GLA250は操作が直感的でわかりやすかった」(2021年式)
- 「AMGはマニュアルと実車の動作が違って困った」(GLA45オーナー)
モデル | 操作特徴 |
---|---|
GLA180 | 表示が古く操作にやや手間あり |
GLA250 | 操作系が整理され分かりやすい |
GLA45 AMG | 専用項目が多く注意が必要 |
メンテナンスリセットができない・反応しないときの対処法
リセットメニューが表示されない場合
リセット手順に進もうとしても、メンテナンスメニューが表示されないことがあります。この原因として最も多いのは、イグニッションのモードが正しく設定されていないことです。
- エンジンを完全に停止しているか
- ブレーキを踏まずにスタートボタンを押しているか
- ステアリングのボタンが反応しているか
一度電源をオフにして再起動するだけで、メニューが表示されることもあります。
リセットしても警告が消えない場合
リセット操作を実施してもサービスランプが消えないケースがあります。これは以下の原因が考えられます。
- リセットが完了する前に電源を切ってしまった
- 複数のメンテナンス項目が記録されている
- センサーやバッテリーの電圧が不安定
再度手順を確認し、各項目に対してリセットを実行することが解決の鍵です。
操作手順を間違えたときの戻し方
誤って別メニューを選んでしまった場合でも、落ち着いて戻ることができます。多くのGLAでは「戻る」ボタン(左向き矢印)を押すことで前の画面に戻れます。
もし操作が混乱してしまった場合は、一度電源を完全に切り、最初からやり直すことをおすすめします。
バッテリー電圧が低い場合の注意
メンテナンスリセット中にバッテリー電圧が11.5Vを下回ると、操作が正常に完了しないことがあります。特に長期間車を動かしていなかった車両では注意が必要です。
状態 | 対処方法 |
---|---|
電圧が11.5V未満 | バッテリーチャージャーで補充電する |
再始動しても不安定 | バッテリーの交換を検討 |
リセット前にバッテリー電圧の確認をおすすめします。
最終手段としてのディーラー相談のタイミング
何度試してもリセットができない場合は、ディーラーまたは専門の整備工場に相談しましょう。故障コードが記録されている場合や、ECU異常の可能性もあります。
費用は店舗によって異なりますが、メンテナンスリセットのみであれば3,000円〜5,000円前後が相場です。
メンテナンスリセットに関するよくある誤解と真実
「リセット=点検不要」は本当?
「メンテナンスリセットをすれば点検しなくてもよい」という考えは誤解です。リセット操作はあくまでインジケーターの初期化であり、実際の整備内容を保証するものではありません。
点検せずにリセットだけを繰り返すと、オイル劣化やブレーキパッドの摩耗など、車両本体の安全性に影響を与えるリスクがあります。
自動でリセットされることはある?
一部の車種では、ディーラーの専用診断機で点検・整備を行った際に自動的にリセットされることがあります。ただし、GLAではほとんどのケースで手動操作が必要です。
- 正規ディーラー整備後:自動リセットの可能性あり
- 自分でオイル交換:手動リセットが必須
リセットが自動で完了しているかは、必ず画面表示で確認しましょう。
アプリや外部機器でリセットはできる?
近年はOBD2アダプターやスマートフォンアプリを使ってリセット操作が可能な商品も登場しています。代表的なツールには以下があります。
ツール名 | 対応内容 |
---|---|
iCarsoft MB V3.0 | ベンツ専用リセット機能あり |
OBDeleven | 一部GLAモデルに対応 |
信頼性や保証面を考えると、正規の手順でのリセットが安心です。
保証への影響はあるのか?
メンテナンスリセット自体が保証を無効にすることはありません。ただし、整備記録が不明瞭になると、保証対象とみなされない場合があります。
たとえば、オイル交換歴がない状態でエンジントラブルが発生した場合、メーカーは「メンテナンス不備」と判断することがあります。リセットと実整備をセットで行うことが基本です。
中古車購入時に確認すべきリセット履歴
中古のGLAを購入する際は、過去の整備履歴とあわせてメンテナンスリセットの実施有無も確認しましょう。メーター表示がリセットされていても、実際に整備が行われていない可能性があります。
- 整備記録簿があるか
- 実走行距離と表示内容にズレがないか
- リセット直後に販売されていないか
表示が正常でも、必ず書類と照合することが安心につながります。
よくある質問(FAQ)
メンテナンスリセットは毎回必要?
はい、オイル交換や点検作業を行ったあとは毎回メンテナンスリセットが必要です。リセットを怠ると、次回のサービス時期が正確に管理されなくなります。
- 点検後の通知ランプが消えない
- 残り走行距離が誤表示される
車両の状態把握に支障が出るため、必ず作業直後に実施しましょう。
GLAとGLBではリセット手順は同じ?
一部の年式・仕様を除き、GLAとGLBでは基本的に同様の操作手順でメンテナンスリセットが可能です。ただし、GLBは液晶表示が異なる場合があり、表示名称やメニュー階層が異なるケースがあります。
取扱説明書を事前に確認してから操作することをおすすめします。
走行中にメンテナンスランプが点灯したら?
走行中に点灯した場合は、直ちにリセットせず原因を確認しましょう。以下のような原因が考えられます。
- 点検時期の通知
- オイルレベル低下
- ブレーキパッド残量警告
誤ってリセットだけを行うと本来の異常サインを消してしまう可能性があるため注意が必要です。
車検後にもリセットが必要ですか?
はい、多くのディーラーでは点検整備の一環としてリセットを実施していますが、未実施の場合もあります。車検後にランプが残っている場合は、手動でリセットを行ってください。
点検ステッカーとメーター表示に時期のズレがないか必ず確認しましょう。
リセットしても不具合が残っている場合は?
リセット操作によって警告灯が一時的に消えても、根本の故障や異常が解決されていないケースがあります。代表的な例としては以下があります。
- オイルセンサーの故障
- バッテリー電圧の不安定
- 車両コンピューターの不具合
このような場合は、診断機を使用してエラーログを確認する必要があります。
リセットを繰り返すと車に悪影響はある?
正常な整備を行っていれば、何度リセットしても車両に直接的なダメージはありません。ただし、実際に整備をせずにリセットだけを繰り返すと、部品の劣化に気付けずトラブルにつながる可能性があります。
状態 | リセットの影響 |
---|---|
整備後のリセット | 正しく車両管理ができる |
整備せずにリセット | 部品の劣化や故障に気づかない恐れ |
まとめ:ベンツGLAのメンテナンスリセット手順を正しく理解して快適なドライブを
ベンツGLAのメンテナンスリセットは、車両の安全性とパフォーマンスを保つ上で重要な操作です。特にオイル交換や定期点検の後は、忘れずにリセットを行うことで、正確なメンテナンススケジュールが維持されます。
年式やモデルによって操作手順に違いがあるため、自身の車種に適した方法を把握しておくことが大切です。また、リセットがうまくいかない場合でも、落ち着いて原因を確認し、必要に応じてディーラーに相談しましょう。
最後に、整備記録やリセット履歴を管理することで、中古車としての価値を維持し、トラブルの早期発見にもつながります。
- オイル交換や点検後には毎回リセットを忘れずに
- モデル別の操作手順に注意
- リセットできない場合は原因をひとつずつ確認
- 誤った知識による誤操作を防ぐ
- 記録の管理と整備履歴の保存も重要
正しいメンテナンスリセットの知識は、GLAとのカーライフをより快適で安心なものにしてくれます。
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