【完全ガイド】ベンツGLB維持費の内訳まとめ|税金・保険・整備費まで
ベンツGLBの維持費が気になるあなたへ
ベンツGLBは、メルセデス・ベンツの中でも特に人気の高いコンパクトSUVです。高級感と実用性を兼ね備え、街乗りからロングドライブまで幅広く活躍します。しかしその一方で、「購入後の維持費はどれくらいかかるのか?」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、実際にかかる維持費の内訳を具体的な数値で解説します。税金や保険、整備費など、気になるコストを網羅的に取り上げ、GLBのリアルな維持コストが見えてきます。
「国産SUVより高いのでは?」という疑問にも、根拠あるデータでお答えします。また、実際のユーザーの声や節約術も取り入れ、これから購入を検討する方にとって有益な情報を厳選しました。
高級車=高コストというイメージを払拭し、納得して選べる判断材料を提供します。
この記事で分かること
- ベンツGLBの年間維持費の目安と内訳
- 税金・保険・整備費など各項目の詳細
- 維持費を抑えるための具体的な方法
- 他のSUVと比較したときの費用感
- 実際のユーザーによるリアルな意見と体験談
ベンツGLBの基本スペックと魅力をおさらい
プレミアムSUV「GLB」の特徴とは?
GLBはメルセデス・ベンツの中でも珍しい7人乗り仕様が選べるコンパクトSUVです。スクエアなフォルムと高めの車高により、都市部でも取り回しやすく、家族連れにも高い評価を得ています。
また、最新の安全運転支援システムやデジタルコックピットを標準装備しており、機能性と先進性を両立した設計が特徴です。
GLBのグレード構成と価格帯
日本国内で販売されているGLBは、主に以下の3グレードです。
- GLB 200 d(ディーゼル)
- GLB 250 4MATIC(ガソリン)
- GLB 35 4MATIC(AMGスポーツモデル)
価格帯は約670万円〜820万円程度となっており、用途や予算に応じて選べるのも魅力の一つです。
グレード | 駆動方式 | 価格(税込) |
---|---|---|
GLB 200 d | FF | 約6,700,000円 |
GLB 250 4MATIC | 4WD | 約7,300,000円 |
GLB 35 4MATIC | 4WD | 約8,200,000円 |
国産車と比較したGLBのメリット
国産SUVと比較した場合、GLBの大きな魅力は内外装の高級感と静粛性です。特にインテリアは、質感・デザインともにワンランク上と評価されています。
また、2列目の広さや荷室容量も十分で、ファミリーカーとしての実用性も備えています。
ファミリー層に人気の理由
GLBがファミリー層に人気な理由は以下のとおりです。
- 3列シートを備えた希少なプレミアムコンパクトSUV
- チャイルドシート装着にも対応した広い後部座席
- 安全装備が充実しており、高速道路の運転も安心
家族を乗せるうえでの「安心」と「快適」を兼ね備えている点が、他車と大きく異なるポイントです。
中古市場でのGLBの需要と評価
GLBは2020年に日本での販売が始まった比較的新しいモデルであり、中古市場でも流通量は安定し、リセールバリューも高めです。
2023年時点での中古価格は、走行距離1万km以内でおおよそ550万〜700万円前後。人気が高いため、状態の良い個体はすぐに売れてしまう傾向があります。
ベンツGLBにかかる税金の内訳と目安
自動車税の年額と計算方法
ベンツGLBの自動車税は排気量によって異なります。GLB 200 dは2.0L未満のため年間39,500円、GLB 250やGLB 35では2.0L以上となり45,000円が目安です。
この税金は毎年4月1日時点の所有者に課されますので、購入タイミングによって初年度は月割り課税になります。
自動車重量税の支払いタイミング
自動車重量税は新車購入時と車検時(2年ごと)に支払います。GLBの車両重量はおおよそ1.7トン前後のため、通常以下のような金額になります。
タイミング | 重量税の金額 |
---|---|
新車登録時(3年分) | 36,900円 |
車検時(2年分) | 24,600円 |
エコカー減税の対象外であるため、満額での支払いが基本です。
環境性能割の適用状況
環境性能割は2019年に導入された新税で、購入時に車両価格の0〜3%が課税されます。GLBはWLTCモード燃費が12〜13km/L程度のため、平均的には2〜3%課税されるケースが多いです。
たとえばGLB 250(730万円)の場合、約2%とすると約14.6万円が加算されます。
新車購入時と車検時の税金負担
新車購入時には以下3つの税金が発生します。
- 自動車税(登録月によって月割)
- 自動車重量税(3年分)
- 環境性能割(車両価格×2〜3%)
一方、車検時には重量税と自賠責保険のみが主な税負担になります。
減税・免税制度の活用方法
ベンツGLBはクリーンディーゼルモデル(GLB 200 d)を選ぶことで、自治体によっては減税対象となる場合があります。たとえば東京都では、環境負荷の低い車両に対して初年度登録時の補助金を出す制度もあります。
また、一定の条件を満たせばエコカー減税や自動車取得税の軽減措置が適用される可能性もあります。購入前には各地域の最新制度を確認するのがおすすめです。
任意保険・自賠責保険の費用と選び方
自賠責保険の基礎知識と費用感
自賠責保険はすべての車に加入が義務づけられた強制保険です。GLBのような自家用乗用車では、24か月(車検時)の契約でおよそ17,650円が相場です。
補償内容は人身事故のみであり、物損や車両損害は対象外です。したがって、任意保険との併用が不可欠になります。
任意保険の平均額とプラン別比較
ベンツGLBの任意保険料は、年齢や等級によって異なりますが、年間で約80,000円〜150,000円が一般的です。
保険内容 | 年間保険料の目安 |
---|---|
対人・対物+車両保険あり(一般型) | 約120,000円〜150,000円 |
対人・対物+車両保険あり(限定型) | 約90,000円〜120,000円 |
対人・対物のみ | 約80,000円前後 |
車両保険を付けるかどうかで大きく金額が変動します。
年齢・等級による保険料の違い
任意保険料は、運転者の年齢と保険等級によって大きく変わります。たとえば、30歳以上・20等級であれば約80,000円で収まるケースもありますが、20代・6等級では15万円を超えることもあります。
なお、家族限定や運転者限定特約の有無も影響するため、契約前には細かく条件を確認しましょう。
保険会社ごとの特徴と選び方
現在はネット型と代理店型に大別されます。
- ネット型:SBI損保・イーデザイン損保など。保険料が安く、手続きがスムーズ
- 代理店型:三井住友海上・東京海上日動など。事故対応力とサポートが充実
GLBのような高級輸入車では、事故時の対応力や修理対応の丁寧さも保険選びの大事な要素です。
補償内容を見直す節約テクニック
保険料を抑えるには、以下の3点の見直しが効果的です。
- 車両保険の「免責金額」を高めに設定する
- 補償範囲を自分に合った範囲に限定する
- ネット型に切り替えて保険料を比較する
見直しによっては年間3万円以上節約できるケースもあります。
定期点検・車検・修理費など整備コストまとめ
ディーラー車検と民間車検の違い
ベンツGLBの車検は正規ディーラーか民間整備工場のどちらでも受けられます。ディーラーは純正パーツを使用し技術力も高い一方、費用は高めです。
民間工場では整備費を2〜5万円ほど抑えられるケースもありますが、GLBの電子制御系に対応できる設備があるか確認が必要です。
定期点検費用の相場
1年ごとの法定点検や半年点検は、点検内容によって15,000円〜50,000円程度が相場です。正規ディーラーでは無料の点検パッケージがついている場合もあります。
点検種別 | 費用目安(税込) |
---|---|
法定12か月点検 | 20,000円〜30,000円 |
6か月点検 | 15,000円〜20,000円 |
メルセデス・ケア(新車購入時無料) | 0円(初回3年まで) |
故障時にかかる修理費用の実例
GLBではエアサスやセンサー系統の修理が必要になることがあります。たとえば、パーキングセンサーの故障では修理費用が4万〜6万円、エアコンユニットの交換で10万円超となる場合もあります。
輸入車特有の電子制御系パーツは高額になりやすいため、万一に備えた予算確保が大切です。
長く乗るためのメンテナンスポイント
GLBを長く快適に乗るためには、以下のメンテナンスが重要です。
- オイル交換:5,000〜10,000kmごと
- バッテリー交換:2〜3年に1回
- タイヤローテーション:1年に1回
- 冷却水・ブレーキフルード点検:車検時に確認
小まめなメンテナンスが結果的に高額修理を防ぎます。
メルセデス・ケアの内容と費用効果
新車購入時に付帯される「メルセデス・ケア」は、3年間の無料メンテナンスパッケージです。対象内容は以下の通りです。
- 法定点検費用
- オイル・フィルター交換
- ワイパーブレード・ブレーキパッドの交換(一定条件下)
このプランにより、年間5〜8万円程度の整備費用を節約できるという声もあります。
ガソリン代・タイヤ代など日常的な維持費
GLBの燃費性能と月間ガソリン代の目安
ベンツGLBはグレードによって燃費性能が異なります。GLB 200 dはディーゼル車で実燃費14〜16km/L、GLB 250はガソリン車でおよそ10〜12km/Lが平均です。
月間1,000km走行を想定した場合、以下のようなガソリン代がかかります。
グレード | 月間燃料費(目安) |
---|---|
GLB 200 d(軽油@160円/L) | 約10,000円〜11,500円 |
GLB 250(ハイオク@180円/L) | 約15,000円〜18,000円 |
燃費性能が良いGLB 200 dは維持費の節約にも貢献します。
タイヤ交換・バッテリー交換の頻度と価格
GLBは純正で18〜20インチのタイヤを装備しており、1本あたり2万〜4万円が相場です。通常3〜4年ごとの交換が目安で、4本で約10万円前後かかる場合があります。
バッテリー交換は2〜3年に一度が推奨され、純正品で約4〜5万円が一般的です。
高性能バッテリーを搭載しているため、互換品選びには注意が必要です。
駐車場代や洗車代などの見落としがちなコスト
都市部では月極駐車場の料金が高額になりやすく、東京都23区内では月3万円〜5万円が相場です。年間で換算すると40万円以上かかるケースもあります。
洗車については、
- ガソリンスタンド洗車:1回500〜1,500円
- 手洗い専門業者:1回2,000〜5,000円
洗車の頻度が多い方は年間費用も見込んでおきましょう。
走行距離別に見る年間維持費の試算
年間の走行距離によって、ガソリン代やメンテナンスコストが大きく変動します。
年間走行距離 | ガソリン代(GLB 250) | ガソリン代(GLB 200 d) |
---|---|---|
5,000km | 約75,000円 | 約50,000円 |
10,000km | 約150,000円 | 約100,000円 |
15,000km | 約225,000円 | 約150,000円 |
年間走行距離が多い方ほど、ディーゼルモデルの経済性が際立ちます。
通勤・レジャー使用で維持費はどう変わる?
通勤で毎日使用する場合は、ガソリン代・点検費・タイヤの摩耗が早まり、年間10万円以上の差が出ることもあります。
一方で週末のみ使用するレジャー用途なら、燃料・消耗品費用を抑えられ、保険の「年間走行距離」特約も節約に活かせます。
使用目的に応じて、保険プランや点検頻度も最適化することが大切です。
維持費を抑えるためにできる工夫とは?
中古車購入による初期費用の軽減
ベンツGLBをお得に手に入れる方法として、中古車の選択肢があります。新車では約670万〜820万円かかりますが、中古車なら500万〜600万円台で高年式・低走行の車両を購入可能です。
初期登録から3年未満であれば、「メルセデス・ケア」も残っているため、初期整備費も抑えられるメリットがあります。
自動車保険の一括見積もり活用法
任意保険の見直しは維持費節約に直結します。一括見積もりサイトを利用することで、年間2万円以上安くなるケースも珍しくありません。
同じ補償内容でも保険会社ごとに金額差が大きいため、定期的な比較が重要です。
保険会社 | 年間保険料の目安(30代・20等級) |
---|---|
SBI損保 | 約80,000円 |
イーデザイン損保 | 約90,000円 |
東京海上日動 | 約120,000円 |
カーリースやサブスクの選択肢
近年はGLBのような輸入車もカーリース・サブスクリプションで利用可能です。これにより、
- 税金・保険・車検費用込みの月額固定制
- 頭金不要で契約可能
- 一定期間後に返却または買い取りが選べる
予算管理しやすく、維持費の見通しが立てやすい点がメリットです。
自分でできる簡易メンテナンス方法
日常の点検・清掃を自分で行うことで、余計な修理費を防ぐことができます。たとえば以下のメンテナンスは自宅でも対応可能です。
- タイヤ空気圧のチェック(1か月に1回)
- ウィンドウウォッシャー液の補充
- エアコンフィルターの交換(年1回)
これらは業者依頼よりも年間1〜2万円の節約効果が期待できます。
高額修理を避けるためのポイント
GLBは電子制御部品が多く、故障時には高額な修理費が発生します。そのため、
- 定期的な診断チェックの実施
- 異音や警告灯への早期対応
- 非正規パーツの取り付けを避ける
小さな不調を放置すると修理費が10万円以上に膨らむリスクがあります。
よくある質問(FAQ)
ベンツGLBの年間維持費はどれくらい?
年間維持費は約40万円〜60万円が目安です。内訳としては以下の通りです。
- 自動車税:約39,500〜45,000円
- 保険料:約80,000〜150,000円
- 車検・点検費用:約30,000〜100,000円(年換算)
- 燃料代:約100,000〜200,000円(走行距離により変動)
走行距離や地域差、保険条件により差が出る点に注意が必要です。
国産SUVと比べて維持費は高い?
GLBの維持費は同クラスの国産車より年間10万円以上高くなる傾向があります。特に車検費用や輸入車特有のパーツ代がコスト差の要因です。
たとえば、トヨタRAV4と比較した場合、保険料や整備費用が年間ベースで平均15,000〜30,000円上回るケースが見られます。
新車と中古車で維持費は変わる?
新車の場合はメルセデス・ケアなどの無料メンテナンスパッケージが付帯するため、初期3年間の整備費を大きく抑えられます。
一方、中古車では年式や走行距離に応じて整備費や修理リスクが増える傾向があり、年間1〜3万円程度コストが上がる可能性があります。
車検費用はどのくらいが相場?
GLBの車検費用はディーラー車検で約100,000〜150,000円、民間整備工場では80,000円程度まで抑えられる場合もあります。
整備場所 | 車検費用の目安 |
---|---|
正規ディーラー | 約120,000〜150,000円 |
民間整備工場 | 約80,000〜110,000円 |
安全性を重視する場合はディーラーを選ぶのが安心です。
任意保険はどの保険会社が人気?
GLBのオーナーの間では、SBI損保、イーデザイン損保、三井住友海上などが人気です。ネット型保険は費用を抑えられ、代理店型は事故時の対応力に強みがあります。
保険選びは補償内容だけでなく、輸入車の修理対応に慣れた会社かどうかも重要です。
ベンツGLBの燃費は実際どう?
GLBの実燃費は以下の通りです。
- GLB 200 d(ディーゼル):14〜16km/L
- GLB 250(ガソリン):10〜12km/L
街乗り中心ではディーゼルモデルの方が燃費効率が高く、維持費削減に有利です。
高速走行中心でも安定した燃費性能を維持できます。
まとめ:ベンツGLBは維持費を把握してこそ本当の価値が見える
ベンツGLBは、プレミアムSUVでありながら高すぎない維持費が特徴です。税金・保険・整備費・燃料代といった各コストの内訳を知ることで、総額を把握しやすくなります。
特にディーゼルモデルは、燃料費の面で経済的メリットがあり、長距離走行をする方に向いています。また、「メルセデス・ケア」のような無料メンテナンス制度も賢く活用すれば、維持費を大きく抑えることが可能です。
以下に本記事で紹介したポイントをまとめます。
- 年間維持費は約40〜60万円が目安
- 税金や保険は等級・地域によって差が出る
- 燃料コストはディーゼルモデルが有利
- 車検や整備費はディーラーと民間で差がある
- 節約には保険見直しや簡易メンテナンスも有効
維持費を正しく理解しておけば、「買ってから後悔する」というリスクは大幅に減らせます。
ベンツGLBは、長く安心して乗るための条件が整っているモデルです。しっかりと情報を押さえたうえで、満足度の高いカーライフを手に入れてください。
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