ベンツEQBのデメリット5選【購入前に必ず知るべき落とし穴】
ベンツEQBのデメリットを知る前に
ベンツEQBは魅力的な電動SUVですが、購入前に知っておくべき注意点があります。多くのユーザーは「高級ブランドのEVなら失敗しない」と考えがちですが、実際には見落としやすい落とし穴が存在します。
例えば、実際のオーナーからは「予想以上に航続距離が短かった」「3列目シートが想像より狭い」といった声も寄せられています。走行性能・充電環境・維持費など、生活に直結するポイントを事前に理解することで、後悔のない選択が可能になります。
この記事では、ベンツEQBのデメリットを具体的に解説し、購入前に知っておくべき重要なポイントを整理します。
この記事で分かること
- ベンツEQBに共通する5つのデメリット
- 価格・維持費・リセール面での注意点
- 走行性能や航続距離に関する実態
- 充電環境や使い勝手の課題
- 他のEVとの比較で見える購入判断のポイント
ベンツEQBの価格面でのデメリット
ベンツEQBは高級EVとしての魅力がありますが、価格面で注意すべき点が多いです。特に新車価格や維持費は、一般的なガソリン車や他社EVと比較して負担が大きくなりやすいです。購入前にコスト面を冷静に判断することが大切です。
また、購入後のリセールバリューや値下がりリスクも無視できません。コストを正しく理解しないと、数年後に大きな後悔につながります。
新車価格が高額になりやすい理由
EQBは新車価格が約800万円前後からと、同クラスSUVに比べて割高です。電動化に伴うバッテリーコストやブランド価値が影響しています。ユーザーからは「補助金を活用しても高額に感じる」という声も多くあります。
維持費(保険・税金)の負担が大きい点
EQBは車両価格が高いため、任意保険料も高額になりやすいです。また重量税や自動車税は優遇措置があるものの、年間で15〜20万円程度の維持費が発生します。長期的に見れば負担感は無視できません。
値下がりリスクとリセールバリューの弱さ
EV市場は技術進化が速く、数年で旧型化する傾向があります。EQBも例外ではなく、3年後の下取り価格は購入価格の50%を下回る可能性があります。ユーザーからは「ガソリン車よりリセールが弱い」との指摘が増えています。
項目 | 内容 |
---|---|
新車価格 | 約800万円〜(同クラスSUVより高額) |
維持費 | 年間15〜20万円(保険・税金を含む) |
リセールバリュー | 3年後に約50%以下に下落の可能性 |
ユーザーの声 | 「補助金があっても割高感がある」「売却時の不安が大きい」 |
ベンツEQBの走行性能に関するデメリット
ベンツEQBは高級EV SUVとして一定の性能を持ちますが、走行に関しては注意すべきポイントが多いです。車体重量や航続距離など、日常の運転に直結するデメリットがユーザーから指摘されています。購入前に実際の使用感を把握しないと、走りの質に不満を抱える可能性があります。
車体重量の影響で加速が鈍い点
EQBはバッテリーを搭載しているため車重が約2,200kgと重く、0-100km加速は約8秒前後と同クラスSUVより遅いです。オーナーからは「街乗りでは問題ないが、高速合流時に物足りなさを感じる」という声が挙がっています。
航続距離の実測値とカタログ値の差
カタログ値では最大560kmとされていますが、実測では400km前後にとどまるケースが多いです。特に冬場は暖房使用により航続距離が20〜30%低下することもあり、ロングドライブには不安が残ります。
高速道路や長距離運転で感じる不安要素
高速走行では電力消費が大きく、100km走行で航続距離が25%以上減ることもあります。ユーザーからは「長距離移動のたびに充電計画が必要で面倒」との意見が多数寄せられています。急速充電スポットが混雑していると予定が狂うリスクもあります。
電動SUV特有のハンドリングの重さ
重量があるため、カーブや車線変更時に取り回しの重さを感じやすいです。特に都市部の狭い道路や駐車場では、小回りの効かなさを指摘するユーザーもいます。運転のしやすさを求める人には不向きといえるでしょう。
項目 | 内容 |
---|---|
車重 | 約2,200kg(ガソリン車より重い) |
加速性能 | 0-100km 約8秒(やや遅め) |
航続距離(カタログ) | 最大560km |
航続距離(実測) | 約400km前後、冬場はさらに20〜30%減少 |
ユーザーの声 | 「高速での消費が早い」「小回りが利かない」 |
ベンツEQBの充電インフラ・利便性のデメリット
ベンツEQBはEVならではの魅力を持ちますが、充電環境に関しては日常利用に影響する課題が存在します。特に急速充電の普及状況や自宅充電設備のコストは、購入前に必ず確認すべきポイントです。利便性を誤解すると生活のストレスに直結します。十分なインフラ整備がない地域では運用が難しい場合もあります。
急速充電の対応状況と時間の長さ
EQBは150kWまでの急速充電に対応していますが、実際に150kWを安定的に出せるステーションは限られています。そのため、30分の充電で航続距離が約250km程度しか回復しないケースもあります。ユーザーからは「出張時に充電待ちが長く時間を浪費した」という声もあります。
自宅充電設備の設置コスト問題
自宅に専用充電器を設置する場合、工事費込みで20〜30万円前後かかります。特にマンションや賃貸物件では設置が困難な場合も多く、自宅充電ができない環境では利便性が大きく低下します。集合住宅に住む人は特に要注意です。
地方での充電スポット不足
都市部では比較的インフラが整っていますが、地方では高速道路サービスエリアを除くと充電スポットが少ないのが現状です。ユーザーからは「旅行で地方に行くと充電計画が必須」という声が多く、自由な移動の制約が課題となっています。
長距離ドライブでの計画的充電の必要性
長距離ドライブでは、航続距離を考慮した充電計画が不可欠です。実際に東京〜大阪間を走行する場合、少なくとも2〜3回の充電が必要です。高速道路の急速充電スポットは休日に混雑しやすく、時間管理が難しい点もデメリットです。
項目 | 内容 |
---|---|
急速充電時間 | 30分で約250km回復(理論値以下の場合あり) |
自宅充電設備コスト | 20〜30万円(工事費込み) |
地方のインフラ | 都市部に比べ不足、計画的な利用が必要 |
長距離移動 | 東京〜大阪で2〜3回の充電が必要 |
ユーザーの声 | 「充電待ちで時間を失った」「地方では不安が大きい」 |
ベンツEQBの居住性・使い勝手のデメリット
ベンツEQBはファミリー向けに開発された電動SUVですが、居住性や使い勝手に関する課題が目立ちます。特に3列目シートの快適性や荷室容量は、ユーザーの不満点としてよく挙げられています。実際の使用シーンを想定して検討しないと、購入後に「想像と違った」と感じるケースが少なくありません。日常利用と長距離移動の両方で影響が出る可能性があるため注意が必要です。
3列シートの狭さと快適性の不足
EQBは最大7人乗りを謳っていますが、3列目シートは大人には窮屈です。足元空間は身長170cm以上の人では不快と感じやすく、短時間の移動にしか適しません。ユーザーの声でも「子供用シートとしては便利だが、大人には厳しい」という意見が多く見られます。
ラゲッジスペースの容量が限られる点
3列シートを展開すると荷室容量は大幅に減少し、旅行用スーツケースを2つ積むのがやっとという状況になります。ファミリーカーとしての積載性に不安があり、長距離旅行やアウトドアには不向きとの指摘もあります。
シートアレンジの柔軟性不足
シートの格納方法はシンプルですが、完全フラットにならないため大きな荷物を積む際に不便です。ユーザーからは「自転車や大型家具を運ぶのが難しい」という意見があり、多用途性を重視する人には不向きといえます。
他のSUVモデルとの比較で見劣りする部分
アウディQ4 e-tronやBMW iX1と比較すると、EQBの室内空間は横幅や頭上スペースがやや狭いです。特に後部座席の快適性に差があり、長時間のドライブでは疲れやすいとの声が挙がっています。
項目 | 内容 |
---|---|
3列目シート | 大人には窮屈、子供向け利用が現実的 |
ラゲッジ容量 | 3列使用時はスーツケース2個程度 |
シートアレンジ | 完全フラット不可、大型荷物の積載に不便 |
他社SUV比較 | BMW iX1やアウディQ4 e-tronより居住性で劣る |
ユーザーの声 | 「3列目は子供専用」「荷物が積めず旅行には不便」 |
ベンツEQBの維持管理・ランニングコストのデメリット
ベンツEQBは電動SUVとして注目されていますが、維持管理やランニングコストに関する負担が大きいことが指摘されています。特にバッテリーや修理費用は想像以上に高額になる可能性があります。長期的なコストを考慮せずに購入すると後悔につながりやすい点に注意が必要です。維持費の見積もりを事前にしっかり確認することが重要です。
バッテリー交換コストの高さ
EQBのバッテリー交換費用は100万円以上になるケースもあります。寿命は通常8〜10年とされていますが、劣化が進むと実航続距離が30%以上低下することもあり、交換が避けられない負担となります。
メンテナンス体制が限られる点
EV専用の整備技術を持つ工場はまだ少なく、EQBを扱えるディーラーや整備士が限定されています。そのため修理や点検の選択肢が狭い状況です。ユーザーからは「予約が取りにくい」「対応エリアが限られる」との声もあります。
故障時の修理費用の高さ
ベンツ車全般に言えることですが、部品代や工賃は高額です。特にEQBは電動パーツが多く、修理費用が数十万円規模になるケースも珍しくありません。突然の出費リスクが大きい点は無視できません。
中古市場での評価の不透明さ
EVは市場拡大の過渡期にあり、中古車の評価基準が定まっていません。EQBも3〜5年後のリセール価格は予測が難しいです。ユーザーからは「下取り額が想定より低かった」という報告もあります。投資価値の不確実性が購入の大きなリスクです。
項目 | 内容 |
---|---|
バッテリー交換費用 | 100万円以上、寿命は8〜10年程度 |
メンテナンス体制 | 対応ディーラーが限られる、予約困難なケースあり |
修理費用 | 電動パーツの故障で数十万円規模の出費が発生 |
中古市場での評価 | 3〜5年後のリセール価格が不透明 |
ユーザーの声 | 「修理費が高すぎる」「下取り額に不満」 |
ベンツEQBを購入する前に考えるべき点
ベンツEQBは電動SUVとして魅力的ですが、購入前に比較検討すべきポイントが数多く存在します。他社EVやガソリン車との違いを理解しなければ、ランニングコストや利便性で後悔する可能性があります。補助金制度や税制優遇の有無も判断材料となり、総合的なコストを把握することが重要です。安易にブランドだけで選ばない慎重さが求められます。
他社EV(テスラ・アウディQ4 e-tron等)との比較
テスラModel Yは航続距離が約560kmとEQBを上回り、急速充電ネットワークも充実しています。一方、アウディQ4 e-tronは価格帯が近く、室内空間の広さで評価されています。性能と利便性を重視するなら他社EVも候補にすべきです。
ガソリン車・ハイブリッド車とのコスト比較
ガソリン車は購入価格がEQBより200〜300万円安いケースが一般的です。ハイブリッド車は燃費効率が高く、航続距離の不安がありません。ユーザーからは「トータルコストではハイブリッドの方が安心」との声もあります。ランニングコストだけでなく初期投資も重要です。
購入補助金や減税制度の有無
EQBはCEV補助金の対象で、条件によって最大85万円の補助が受けられます。ただし予算枠が早期に終了する可能性もあり、タイミングを逃すと負担が増えるリスクがあります。自治体ごとの上乗せ制度も確認することが大切です。
長期的に見たランニングコストの損得
EQBの電気代はガソリン車に比べて年間5〜8万円安いと試算されています。しかし、バッテリー交換費用や修理費用を考慮すると、長期的には差が縮まります。ユーザーからは「維持費は安いが修理費で相殺された」との声もあります。長期所有を前提に試算することが必要です。
項目 | EQB | テスラ Model Y | アウディ Q4 e-tron | ガソリンSUV |
---|---|---|---|---|
新車価格 | 約800万円〜 | 約700万円〜 | 約700万円〜 | 約500〜600万円 |
航続距離 | 約400km(実測) | 約560km | 約500km | ガソリン満タンで600〜800km |
維持費(年間) | 電気代約10万円 | 電気代約9万円 | 電気代約9万円 | 燃料代約18〜25万円 |
補助金 | 最大85万円+自治体補助 | 最大85万円+自治体補助 | 最大85万円+自治体補助 | 対象外 |
ユーザーの声 | 「維持費は安いが修理費が高い」 | 「充電ネットワークが便利」 | 「室内が広く快適」 | 「購入価格が安く安心」 |
よくある質問(FAQ)
ベンツEQBに関しては購入希望者やオーナーから多くの質問が寄せられています。ここでは特に多い疑問とその回答をまとめました。実際のユーザーの声や具体的な数値を交えて解説することで、購入前の不安を解消します。購入を検討している方は必見です。重要事項を把握してから判断しましょう。
ベンツEQBは通勤や街乗りに適している?
はい、通勤や街乗りには十分に適しています。1回の充電で約400km前後の走行が可能で、日常利用には余裕があります。ただし渋滞時には電力消費が増えるため、自宅充電環境の整備が前提です。
ベンツEQBの充電時間はどのくらいかかる?
急速充電(100kW対応)の場合、30分で約250km分の電力を回復できます。普通充電では8時間以上必要なため、自宅に充電器を設置するのがおすすめです。
EQBの航続距離は冬場にどれくらい落ちる?
冬場は暖房使用の影響で20〜30%程度航続距離が低下します。カタログ値が560kmでも、実際は350〜400kmになることもあります。長距離ドライブでは計画的な充電が必須です。
EQBのバッテリー寿命はどのくらい?
一般的に8〜10年が目安とされています。10万km以上走行しても大きな劣化は10〜15%程度にとどまるケースもあります。ただし過酷な環境下では劣化が早まるため、定期的な点検が欠かせません。
EQBはファミリーカーとして使える?
最大7人乗り仕様がありますが、3列目は子供向けで大人には狭いです。ラゲッジ容量も制限があるため、日常の送迎には便利ですが長距離旅行では不便さが出る可能性があります。
EQBの中古購入はおすすめできる?
補助金が適用されないため新車より割安感があります。ただしリセールバリューが不透明で、数年後に下取り価格が購入額の50%以下になるケースもあります。保証やバッテリー残存率を必ず確認しましょう。
まとめ:ベンツEQBのデメリットを理解して賢く選ぶ
ベンツEQBは魅力的な電動SUVですが、価格・航続距離・居住性・維持コストといった課題を正しく理解することが重要です。購入前にこれらのデメリットを把握しておくことで、自分のライフスタイルに合った選択が可能になります。情報不足のまま購入すると後悔につながるリスクがあります。
本記事で紹介したポイントを整理すると、以下の点が特に注意すべき内容です。
- 新車価格や維持費は高額で、リセールバリューも不安定
- 車体重量による加速性能の弱さや、実測航続距離の短さ
- 充電インフラの不足や自宅設備導入コストの高さ
- 3列目シートの狭さや荷室容量の制限
- バッテリー交換費用や修理費用が高額になるリスク
- 他社EVやハイブリッド車との比較で見劣りする部分も存在
これらを踏まえ、EQBは都市部での利用やブランド重視の層には魅力的ですが、長距離移動や積載性を重視する人には慎重な検討が求められます。最終的には、補助金や維持費を含めたトータルコストを比較し、納得できる選択をすることが大切です。
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