【2025年版】ベンツVクラス中古の価格相場&おすすめモデル7選
ベンツVクラス中古の魅力とは?
中古車市場で今、注目度が高まっているのがベンツVクラスです。高級ミニバンとしての存在感に加え、広々とした車内空間や快適性は、ファミリー層からビジネスユーザーまで幅広く支持されています。
「新車は高すぎるけど、快適で信頼性のある車が欲しい」という声は少なくありません。そんな悩みに応えてくれるのが、状態の良い中古のVクラスです。新車時の価格は800万円を超えることもあるこのモデルですが、中古なら半額以下で手に入るケースもあります。
とはいえ、ベンツは維持費が高そう、どのモデルを選べば良いのか分からない、といった不安を感じている方も多いのではないでしょうか。この記事ではそうした疑問に具体的なデータと実例でお答えします。
中古のVクラスは選び方次第で「お得な買い物」になるか、「失敗」に終わるかが分かれます。
価格相場、人気グレード、維持費の実態まで、購入前に知っておくべき情報を網羅しました。この記事で分かること
- 2025年時点のベンツVクラス中古の価格相場
- おすすめの中古モデル7選とその特徴
- 購入時にチェックすべきポイント
- 維持費や修理費用などのランニングコスト
- 他の高級ミニバンとの比較と選び方のコツ
ベンツVクラス中古の価格相場【2025年最新版】
年式・グレード別の中古価格の目安
2025年時点でのベンツVクラス中古車の価格は、年式とグレードによって大きく異なります。例えば、2018年式のV220dなら走行距離5万km程度で約380万円前後。一方、2022年式のV260 アバンギャルド ロングは500万円を超えるケースもあります。
価格に影響する要素は以下の通りです:
- グレード(V220d、V260、V220dアバンギャルド など)
- 年式と走行距離
- オプション装備の有無
- ボディタイプ(ロング、エクストラロング)
3年落ち以内の高年式モデルは人気が高く、相場も高めに推移しています。
新車との価格差とコストパフォーマンス
新車価格が800万円を超えるベンツVクラスですが、中古ならば同等装備でも400〜600万円で手に入ることが多いです。特に3〜5年落ちのモデルは、価格と装備のバランスが良くおすすめです。
例えば、2021年式のV220d ロングは新車時で約760万円でしたが、現在は約450万円で購入可能です。半額近い価格ながら、高級感や安全性能はほとんど損なわれていません。
ただし安さだけで選ぶと、整備状態や保証内容に問題がある可能性があるため注意が必要です。
値落ちしにくい理由とは?
ベンツVクラスは中古市場でも高値で取引される傾向があります。その理由は以下の通りです:
- 輸入車としては珍しい「ミニバン」カテゴリーであること
- 法人需要や送迎用途が安定している
- ディーゼルエンジン搭載で耐久性が高い
アルファードやエルグランドといった国産ミニバンよりも、リセールバリューが高いという声も多くあります。とくにロングボディや高グレードは人気が落ちにくく、値崩れしにくい傾向です。
価格が変動する時期と狙い目のタイミング
中古車価格は季節によって上下することがあります。ベンツVクラスの場合、決算期(3月)やボーナス期(6〜7月、12月)が狙い目です。
また、新車モデルチェンジの直後や法人リースアップが多く出回る秋口には、中古在庫が増え価格がやや下がる傾向もあります。
価格交渉がしやすいタイミングとしては「年度末直前」や「連休前後」がおすすめです。
中古で買うならこれ!ベンツVクラスのおすすめモデル7選
人気のグレード:V220dやV260の違い
ベンツVクラスの中でも特に人気が高いのがV220dとV260です。V220dは2.2Lのディーゼルエンジンを搭載しており、燃費性能と耐久性の高さが魅力です。平均実燃費は約11〜13km/Lで、長距離移動の多いユーザーに好評です。
一方、V260はガソリン車で加速性能に優れています。力強い走りを重視するならこちらが最適です。ただし、燃費は平均8〜10km/Lとやや劣ります。
中古市場ではV220dの流通量が多く、価格も比較的安定しています。
ファミリーに最適なモデル
家族での利用を想定する場合、ロングボディのV220d アバンギャルドが人気です。3列シートにより最大7名が快適に乗車でき、チャイルドシートの装着にも十分なスペースがあります。
実際に小学生2人とベビーカーを乗せて旅行するファミリーの声では、「荷物も余裕で積めて、子どもが車内で寝られるほど快適」と高評価を得ています。
さらに、両側スライドドアやパワーテールゲートが搭載されているモデルも多く、日常使いでのストレスが少ない点も好印象です。
法人・送迎車向けに適したモデル
送迎用途や法人利用では、V220d エクストラロングが重宝されています。全長5,380mmのボディは迫力があり、乗員の乗降もスムーズです。
実際にホテルや空港送迎で使われているケースが多く、広い荷室はスーツケース4〜5個を積載可能です。中古では走行距離10万km以上のものもありますが、ディーゼル車の特性上、しっかり整備されていれば20万km以上の走行も可能です。
ただし、車体が長いため、都心部での取り回しには注意が必要です。
特別仕様車や限定車の魅力
中古市場には期間限定の特別仕様車も出回っています。例えば「V220d マルコポーロ ホライゾン」はキャンピング装備を備えたモデルで、アウトドア志向のユーザーから高い支持を受けています。
その他、ブラック基調のインテリアや専用ホイールを備えた「アバンギャルド エディション」などもあり、人と被らない個性を求める方にぴったりです。
これらのモデルは流通量が少ないため、見つけたら早めの決断が重要です。
購入前に確認すべきチェックポイント
走行距離と整備記録の見方
購入を検討する際は、走行距離と整備履歴を必ずチェックすることが重要です。一般的に年間1万km以内の走行であれば、丁寧に乗られていた可能性が高いとされます。
さらに、法定点検やオイル交換の記録が整っているかを確認してください。点検整備記録簿がある車両は、信頼性の高い個体であることが多いです。ディーラーでの定期点検歴がある中古車は特に安心です。
故障しやすい箇所とその対策
ベンツVクラスで特に注意すべき故障ポイントは以下の通りです:
- 電動スライドドアのモーター不具合
- エアサスペンションの経年劣化
- 電子制御系(センサー類)の故障
これらは高額修理に繋がることもあるため、事前に確認しておきましょう。点検済み・部品交換済みであることが記載されていれば、リスクは大きく軽減されます。
安さに惹かれて状態の悪い個体を選ぶと、購入後の修理費がかさむ恐れがあります。
中古車販売店の選び方
信頼できる販売店を選ぶことは、満足度の高い買い物に直結します。「販売実績が豊富」「第三者機関による車両検査を導入している」店舗は安心感があります。
実際に購入者のレビューや評価が高い店舗では、「納車までの説明が丁寧だった」「納車後も連絡をくれる」などポジティブな声が多く見られます。
中古のベンツは購入後の対応も重要なため、保証付き販売やアフターサービスの有無も確認しましょう。
保証やアフターサービスの有無
輸入車であるベンツVクラスは、修理費用が高額になるケースもあります。そのため、保証期間やカバー範囲が明記された保証プランの有無は大きな判断材料になります。
目安として、1年間または走行1万kmまで保証するプランが一般的です。部品代・工賃をカバーする「延長保証」がついていると、万が一の際も安心です。
販売店によっては24時間対応のロードサービス付き保証などもあり、遠方でもサポートが受けられるメリットがあります。
ベンツVクラス中古の維持費とランニングコスト
燃費と税金の目安
維持費の中で最も身近に感じるのが燃費と税金です。V220dの実燃費は平均11〜13km/L前後で、ミニバンとしては比較的優秀です。
一方、V260(ガソリン車)は8〜10km/Lとやや燃費が劣ります。自動車税については、排気量が2.2L〜2.6Lのため年間45,000〜51,000円程度かかります。
軽油を使用するディーゼル車は燃料コスト面で有利ですが、税制上の優遇は少ないため、トータルでの比較が必要です。
修理費・消耗品のコスト感
輸入車であるベンツVクラスは、一部パーツの交換費用が高めです。ブレーキパッド交換で約3〜5万円、エアサスの修理では10万円以上かかる場合もあります。
オイル交換は1回あたり1.5〜2万円が相場。バッテリー交換も純正品であれば5万円以上することがあります。
中古車の場合、これらの消耗品交換が購入直後に必要となるケースもあるため、事前の確認が重要です。
維持費を抑えるコツとは?
維持費を抑えるポイントは、信頼できる整備工場と長期保証の活用です。正規ディーラー以外にも、ベンツに精通した認証工場を利用することでコストが約2〜3割下がることがあります。
また、車両保険の見直しや、ネット保険の活用で年間1〜2万円の節約も可能です。
Vクラスは長く乗れる車ですので、初期費用よりも、年間維持費の総額を見て選ぶと賢明です。
長く乗るために必要なメンテナンス
10万km以上の走行を目指すなら、定期的なオイル交換とエアフィルター清掃は欠かせません。ベンツはコンピューター制御が多いため、早期の異常検知も重要です。
具体的には、以下の点検を定期的に実施しましょう:
- 6ヶ月ごとの簡易点検
- 1年ごとの法定点検
- 2年ごとの車検整備
電装系や足回りの劣化にも注意し、異音や警告灯が出た際には速やかに点検を受けることが、長寿命のカギになります。
他ミニバンとの比較:アルファードやエルグランドとどう違う?
ラグジュアリー性と内装の質感
ベンツVクラスは欧州車ならではの上質な内装と高級感が魅力です。ナッパレザーやウッドトリムなど、素材へのこだわりが随所に見られます。
一方、アルファードやエルグランドも高級ミニバンとして知られていますが、内装の質感ではVクラスのほうがシンプルで洗練された印象です。日本車は装備が豊富で派手なデザインが好まれる傾向があり、好みによって評価が分かれます。
荷室や座席の広さを比較
Vクラスは3列目を使用しても広い荷室を確保できる点が特長です。エクストラロング仕様であれば、スーツケース4〜5個を積んでも余裕があります。
アルファードは2列目キャプテンシートの快適性に優れており、リラックス性ではトップクラスです。エルグランドは床が低く乗降しやすいのが魅力です。
用途に応じて「荷物重視ならVクラス」「乗員の快適性重視ならアルファード」など、選び方が異なります。
走行性能・安全性能の違い
Vクラスはディーゼルターボによる安定したトルクと滑らかな加速が特徴です。長距離ドライブや高速走行での静粛性にも優れています。
アルファードやエルグランドはガソリンエンジンが主流で、V6エンジン搭載モデルはパワフルな走行が可能です。とはいえ、燃費性能ではVクラスが上回ります。
また、Vクラスは自動ブレーキやレーンキープアシストなど欧州基準の安全装備が標準化されているモデルが多く、安全志向の方にも適した選択肢です。
中古市場での人気度とリセールバリュー
Vクラスは輸入車ながらリセールバリューが高く、3年落ちで60〜70%の残価が期待できるモデルもあります。特に法人利用が多いロング仕様は中古でも需要があります。
アルファードは国内中古市場での人気が圧倒的で、年式が古くても価格が高止まりする傾向があります。エルグランドはややリセールが弱く、価格も安定しません。
中古購入時には、将来的な下取りや売却価格も視野に入れて比較することが重要です。
ベンツVクラス中古に関するよくある質問【Q&A】
Q1:何年落ちまでが狙い目?
3〜5年落ちが最もコストパフォーマンスに優れています。この期間は初期の値落ちが落ち着き、装備も現行に近いまま価格が大幅に下がる傾向があります。
2020年式のV220d アバンギャルド ロングなら、走行距離5万km以下で約450万円前後で購入可能です。最新装備を求めつつ価格を抑えたい方に最適です。
Q2:中古のVクラスは壊れやすいって本当?
Vクラスはディーゼルエンジンの耐久性が高く、適切に整備されていれば20万km以上走行する個体も多く存在します。ただし、電装系やスライドドアモーターなど年式による経年劣化部品には注意が必要です。
安価な車両には整備歴が不明なものもあるため、記録簿付きの車両を選ぶようにしましょう。
Q3:ディーゼルとガソリン、どちらが良い?
長距離走行が多い方にはディーゼル(V220d)が適しています。燃費は平均11〜13km/Lで、軽油使用により燃料代も安く済みます。
ガソリンモデル(V260)は加速力があり、都市部の短距離走行向けです。ただし、燃費は8〜10km/Lとやや劣り、燃料コストは高めになります。
Q4:輸入車初心者でも安心して買える?
正規ディーラーの認定中古車や、保証付き販売店を選べば初心者でも安心して購入できます。保証内容は販売店によって異なるため、「消耗部品の保証範囲」や「無料点検の有無」なども事前に確認しましょう。
また、アフターサポートが手厚い店舗では、購入後のトラブル相談もスムーズです。初めての輸入車としてVクラスを選ぶ人も増えています。
Q5:個人売買と業者購入、どちらがおすすめ?
業者購入の方が安心です。個人売買では整備歴や事故歴の確認が難しく、保証もありません。一方、専門業者では法定整備や点検を実施し、保証が付帯するケースが多くあります。
価格は個人売買の方が安く見えることもありますが、トータルコストや安全性を考慮すると、業者購入の方が結果的に満足度が高い傾向です。
Q6:リースアップ車は買っても大丈夫?
リースアップ車は定期点検が義務付けられているため、メンテナンス状態が良好な個体が多いです。法人利用で走行距離が多いこともありますが、その分、使用状況が明確であるという利点もあります。
購入時は「法人1オーナー」「記録簿あり」「整備履歴明記」の車両を選ぶと安心です。業者がしっかり検品していれば、お得な選択肢になるでしょう。
まとめ:ベンツVクラス中古を選ぶなら、価格と状態をしっかり見極めよう
ベンツVクラスの中古車は、高級感・実用性・走行性能を兼ね備えた一台として、多くのユーザーに選ばれています。以下に、この記事で紹介した重要なポイントを簡潔にまとめます。
- 中古相場は年式やグレードで差が大きく、3〜5年落ちが狙い目
- V220dは燃費・耐久性に優れ、V260は加速性が魅力
- ファミリーや法人用途にはロング・エクストラロングが人気
- 維持費は国産ミニバンより高めだが、信頼性と価値を保ちやすい
- 他の高級ミニバンと比べても、荷室・質感・安全性能で優位性がある
- 購入前には整備記録や保証の有無、販売店の信頼性を重視
中古のベンツVクラスは、単なる移動手段ではなく、所有することで満足感を得られるプレミアムミニバンです。価格だけにとらわれず、全体のバランスとライフスタイルに合った一台を見極めることが、納得の買い物につながります。
焦って購入せず、複数の車両を比較検討する姿勢が後悔を防ぐポイントです。
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