【プロが解説】ベンツEQS中古の失敗しない選び方&価格相場とは?
ベンツEQSの中古は「賢く選べば超お得」その理由とは?
ベンツEQSの中古車は、新車価格と比べて100万円以上安く手に入ることも珍しくありません。高級EVとしての魅力を保ちつつ、価格はグッと現実的。これこそが「お得にラグジュアリーを手に入れる近道」といえるでしょう。
とはいえ、「EVの中古ってバッテリーの劣化は大丈夫?」「補助金の対象になる?」など、不安を感じる人も多いはずです。そんな疑問に対し、この記事では明確な答えと選び方のポイントを提示します。
実際、「中古のEQSを買ってよかった」という声も多数見られます。特に走行距離が少ないモデルや認定中古車は、ほぼ新車に近いコンディションで購入できるという声もあります。
情報が少ない中古の電気自動車選びでは、正しい知識と見極めが失敗を防ぐカギになります。
この記事で分かること
- ベンツEQSとはどんな車か、基本スペックと特徴
- 中古価格の相場やグレード別の違い
- 失敗しない中古車選びのチェックポイント
- 購入後の維持費や補助金制度の詳細
- 実際のオーナーの口コミや購入体験
ベンツEQSとは?基本スペックと魅力を再確認
ハイエンドEVセダンとしての位置づけ
ベンツEQSは、メルセデス・ベンツの電気自動車ライン「EQシリーズ」の最上級モデルです。全長5,220mmという堂々としたボディと空力性能を意識した流線型のデザインが特徴で、「未来のSクラス」とも呼ばれる革新性を備えています。
航続距離は最大700km超(欧州WLTP基準)を誇り、EVとしての実用性もトップクラス。静粛性や乗り心地の良さも、従来のSクラス以上との声が多く聞かれます。
最新テクノロジーと快適装備
EQS最大の特徴は「MBUXハイパースクリーン」と呼ばれる一体型ディスプレイです。ダッシュボード全体に広がる3連パネルが、インフォテインメントと先進運転支援機能を融合。ドライバーだけでなく同乗者も楽しめるインターフェースが評価されています。
また、4輪ステアリングやAIRMATICサスペンションなど、快適性と安全性を両立する装備も標準的に搭載。ソフトクローズドアやマッサージシートなど、細かなラグジュアリー仕様も魅力です。
現行モデルと中古市場で出回るモデルの違い
現在の新車ラインナップでは「EQS 450+」「EQS 580 4MATIC」が中心ですが、中古市場には初期型や限定仕様が混在しています。特に2022年以前のモデルは装備差があるため、オプション構成の見極めが重要です。
年式によっては、セーフティパッケージやナビゲーション機能の仕様も異なるため、実車確認が不可欠です。
ライバル車種との比較(テスラモデルSなど)
主なライバルはテスラ・モデルSやBMW i7など。テスラは加速性能と自動運転機能に優れ、BMWは走行安定性やインテリア品質に定評があります。
ただし、ベンツEQSは静粛性・上質な内装・乗り心地といった高級車としての本質部分で圧倒的な支持を集めています。
特に「長距離移動での快適性」や「後席の広さ」は、他ブランドのEVにはない魅力として選ばれる理由になっています。
ベンツEQS中古の価格相場|年式・グレード別に徹底分析
年式別の平均価格と値動き傾向
中古のベンツEQSは、年式によって大きく価格が異なります。たとえば2022年式のEQS 450+は、平均して950万円〜1,100万円程度で取引されています。一方で2023年式は、装備の充実や在庫の少なさもあり、1,200万円以上の価格帯が主流です。
値動きとしては、新型モデル登場の影響を受けて若干の下落傾向があるものの、EV市場全体の高需要により、大幅な下落は見られません。
EQS 450+とEQS 580 4MATICの相場差
EQSの中でも特に流通量が多いのが450+と580 4MATICです。450+は後輪駆動で、最も価格が抑えられたグレードとして人気です。対して580 4MATICは全輪駆動で高出力仕様のため、中古でも1,400万円以上の価格がつくことが多いです。
装備や走行性能に明確な差があるため、「性能を求めるか、コストを重視するか」が選び方の基準になります。
オプション装備が価格に与える影響
EQSはオプションによる価格差が大きい車種です。MBUXハイパースクリーンやリアエンターテインメントシステムなどが搭載されている車両は、同じ年式でも100万円以上の価格差が生じることがあります。
中古購入では、装備内容を細かく確認しないと「高く買って損をする」可能性があります。
そのため、価格だけでなく装備明細も必ずチェックしましょう。新車価格との比較でわかるお得度
EQSの新車価格はおおよそ1,500万〜1,800万円に設定されています。中古では状態にもよりますが、最大で500万円以上安く購入できるケースも存在します。
ただし、人気の装備が省かれていたり、保証が短くなっている場合もあるため、価格だけで飛びつかず、総合的なコストパフォーマンスで比較することが重要です。
失敗しない中古ベンツEQSの選び方とは?
初期ロットと後期モデルの違いに注意
中古のベンツEQSには、初期型と後期型で装備や仕様に明確な差があります。2021年〜2022年の初期ロットでは、一部のADAS(先進運転支援システム)が簡略化されている場合があります。
後期モデルになると、MBUXハイパースクリーンの標準装備化やソフトウェアのアップデートが施されており、快適性・利便性が向上しています。年式の確認だけでなく、装備リストにも目を通すことが大切です。
走行距離・バッテリー劣化のチェックポイント
EVであるEQSはバッテリーの状態が購入判断に直結します。一般的に、5万km走行で数%の劣化とされており、走行距離3万km以下ならバッテリー性能はほぼ新品に近いと考えられます。
チェックポイントは以下の通りです:
- 充電容量と最大航続距離の差
- サービス履歴にバッテリーチェックの記録があるか
- 満充電時の航続距離表示
認定中古車と一般中古車の違いとメリット
メルセデスの認定中古車(サーティファイドカー)は、最大2年間の保証と厳格な点検基準が魅力です。とくにEQSのような高年式EVでは、電装系統の保証が安心材料になります。
一方、一般の中古車販売店では価格が抑えられている傾向にありますが、整備履歴やバッテリー状態の保証が曖昧な場合も多いため、注意が必要です。
価格だけで判断すると、思わぬトラブルに遭遇するリスクがあります。
試乗や保証制度を活用するコツ
EQSの購入前には、必ず試乗を行いましょう。試乗時に確認すべきポイントは以下の通りです:
- 静粛性と足回りのスムーズさ
- MBUXシステムのレスポンス
- 回生ブレーキの効き具合
また、保証制度の内容も店舗ごとに異なるため、バッテリーと電装部品が対象かどうかは必ず確認しましょう。1年間の延長保証があるだけでも、将来の出費を大きく抑えられます。
中古ベンツEQSの購入先はどこがベスト?
正規ディーラーと中古車専門店の比較
ベンツEQSの中古を購入する際、正規ディーラーと中古車専門店のどちらを選ぶかは大きなポイントです。正規ディーラーでは「認定中古車制度」により、点検・整備・保証が充実しています。その分、価格はやや高めになる傾向です。
中古車専門店は、価格が抑えられている代わりに保証が限定的なケースもあります。装備や状態をよく確認し、信頼できる販売店を選ぶことが重要です。
オンライン販売プラットフォームの活用法
近年は、カーセンサーやグーネットなどのプラットフォームでベンツEQSを探す人も増えています。これらのサイトでは、全国の在庫を一括検索できるため、条件に合った一台を見つけやすくなります。
ただし、現車確認ができない場合もあるため、店舗の対応やレビューを確認し、慎重に選ぶことが必要です。
個人売買はアリかナシか?
個人売買は車両本体価格を安く抑えられる可能性がありますが、リスクも大きい選択肢です。とくにEQSのような高価格帯EVは、バッテリー状態やソフトウェアのバージョン、リコール対応状況など、見極めが難しい部分が多く存在します。
保証や整備履歴が不明な個体を購入するのは避けた方が安全です。
購入時に確認すべき書類とチェック項目
中古車購入では、価格や外装だけでなく、確認すべき書類と状態チェックが不可欠です。以下の項目は必ず確認しましょう。
- 車検証(型式・初年度登録)
- 整備記録簿(点検履歴)
- 保証内容と期間
- バッテリーヘルスチェック結果
これらを把握することで、安心して長く乗れる一台に出会える可能性が高まります。
維持費や補助金も考慮すべき!EQS中古車購入後のリアルなコスト
電気自動車ならではの維持費事情
中古のベンツEQSを購入すると、ガソリン車と比べて維持費の安さを実感できます。たとえば電気代は1kWhあたり30円とすると、満充電にかかる費用は約2,500円前後です。ガソリン満タンより明らかに経済的です。
また、エンジンオイル交換やタイミングベルト交換などの定期整備が不要なため、メンテナンス費用も抑えやすい点がEVのメリットです。
故障・修理リスクとその費用目安
ベンツEQSは高額な電装系統を多く搭載しているため、万一の故障時はそれなりの費用が発生します。たとえばハイパースクリーンの交換は部品代だけで60万円以上かかるケースもあります。
中古で保証が切れている車両を購入すると、修理代が自己負担となり負担が大きくなります。
そのため、保証内容と範囲は必ず確認しておきましょう。自動車税や車検費用のリアル
EQSのようなEVは、自動車税の面で優遇されています。たとえば自家用普通EVの自動車税は年間で29,500円程度。重量税も免除や軽減措置が適用される地域が多くあります。
車検費用はディーラーでの実施で10万〜15万円が相場です。定期交換部品が少ない分、整備費用も比較的低めで済む点は魅力です。
国や自治体の補助金・優遇制度
中古のEQSでも、自治体によっては購入補助金の対象になることがあります。東京都では2024年度、中古EVに対し最大45万円の補助が支給されました(条件付き)。
そのほかにも、高速道路の割引制度や充電設備の設置助成など、EVユーザー向けの支援制度が充実しています。購入前に住んでいる自治体の制度を確認しておくことが肝心です。
【口コミ・実体験】中古のベンツEQSを購入した人の声
実際のオーナーが語る満足点・不満点
実際に中古のベンツEQSを購入したオーナーからは、「静粛性が圧倒的」「加速が滑らかで気持ちいい」といった満足の声が多く聞かれます。一方で、「ナビの日本語対応がやや弱い」「サイズが大きくて駐車に気を使う」といった指摘もあります。
高級感と最新技術の融合を評価する声が大多数ですが、細かな使い勝手に関しては好みが分かれる傾向にあります。
バッテリー持ちや充電事情のリアル
「走行距離500kmを超える」と期待されていたEQSですが、実際にはエアコン使用や高速走行で実質400km前後との声が多いです。とはいえ日常使いには十分という意見が大半です。
充電については「自宅に充電設備があれば全く困らない」「急速充電器の選定に少しコツがいる」など、使用環境による差が大きいようです。
街乗り・高速走行での実用性
街乗りでは、アクセルを軽く踏んだだけでスムーズに加速し、「ストップ&ゴーが多い都内でも疲れにくい」との評価があります。静粛性はEVならではの快適さがあり、運転が楽しくなるとの声も。
高速では直進安定性が非常に高く、長距離ドライブでの疲労感が少ないと好評です。一方で、車幅が大きいためサービスエリアでの駐車に気を使うという声もあります。
購入してよかったと感じた瞬間とは
「家族を乗せての旅行で快適すぎて感動した」「渋滞中でもストレスがない」といった、体感的な満足の声が目立ちます。中には、「同価格帯の他車と比較しても圧倒的に満足度が高かった」と語るユーザーもいます。
価格以上の価値を感じるかどうかは、ライフスタイルとの相性がカギになります。
よくある質問(FAQ)ベンツEQSの中古に関する疑問を一問一答で解決
中古でもバッテリー性能は大丈夫?
基本的にEQSのリチウムイオンバッテリーは10年以上の寿命が想定されています。走行距離が3万km未満であれば、バッテリー劣化は5%未満に収まるケースがほとんどです。ただし、急速充電の頻度が高い車両は劣化が早まる傾向にあります。
EQSの保証は中古でも受けられる?
正規ディーラーで販売される認定中古車であれば、最大2年間の保証が付帯されます。保証内容には電装系やバッテリー関連も含まれるため、万一のトラブルにも安心して対応できます。一方、一般中古車では保証がない場合もあるため注意が必要です。
中古価格は今後さらに下がる?
今後の価格下落は予想されますが、下げ幅は限定的です。理由はEQSの市場流通量がまだ少なく、高級EV市場での需要が安定しているからです。特に装備が充実した個体は価格が下がりにくい傾向にあります。
高速道路の自動運転機能は使える?
はい、一部モデルには「ドライブパイロット」や高度なレーンキーピング機能が搭載されています。特にEQS 580 4MATICは、高速走行時の自動運転支援が非常にスムーズで、渋滞時のストレス軽減にも役立ちます。ただし、装備の有無はグレードやオプションによって異なります。
充電インフラは十分に整っている?
都市部を中心に普通・急速充電器の設置が進んでいます。EQSはCHAdeMOおよびType2に対応しており、全国で約30,000基以上の充電スポットが利用可能です。ただし地方では設備が限られるため、自宅充電環境があると安心です。
EQSは中古でもリセールバリューが高い?
一般的にEVはガソリン車よりリセールバリューが低くなりがちですが、EQSは例外的です。ベンツブランドの信頼性とラグジュアリー性から、3年落ちでも70〜75%前後の残価が期待できるというデータもあります。バッテリー状態が良好であれば、さらに高値での売却も可能です。
まとめ:ベンツEQS中古車は「知識と目利き」で満足度が決まる
中古のベンツEQSは、高級感と先進技術を兼ね備えた一台として、価格以上の価値を感じられるEVです。選び方や購入先を見極めることで、満足度の高い買い物が実現できます。
- 基本スペックと装備差を理解することで、自分に合ったモデル選びがしやすくなります。
- 年式・グレード・装備で価格に大きな差が出るため、価格相場の把握は必須です。
- バッテリー状態や保証の有無は、購入後のトラブル回避に直結します。
- 購入先ごとのメリット・デメリットを比較し、自分に合った選択をしましょう。
- 維持費・補助金・充電環境まで含めて、総合的にコストを考えるのが賢い判断です。
情報不足のまま購入に踏み切ると、思わぬ出費や後悔につながるリスクがあります。
相場や仕様の知識を持ち、慎重に選ぶことが、EQS中古車選びを成功させる最大のポイントです。関連記事
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