【専門家監修】ベンツGLS400dを選ぶ理由|魅力と注意点を徹底解説
ベンツGLS400dとは?選ばれる理由をプロが解説
「大きなSUV=運転が大変」と思っていませんか?実は、ベンツGLS400dはその常識をくつがえす一台です。ラグジュアリーと実用性を兼ね備えたこのモデルは、プロの視点から見ても非常にバランスの取れた車種です。
たとえば、街中の狭い道でも安心のドライバーサポート。長距離移動でも疲れにくい高性能シート。7人乗っても荷物が積める室内空間。これらはすべて「GLS400dだからこそ」といえる特長です。
しかし、価格が高い・サイズが大きいという不安もあります。その悩み、この記事でしっかり解消します。
購入前に知っておくべき魅力と注意点を、専門家が徹底的に解説します。
この記事で分かること
- GLS400dのスペックと価格帯、他車との比較ポイント
- ディーゼルエンジンの魅力と静かな走りの秘密
- 内装装備と安全性能がもたらす安心感
- 購入時に注意すべき点と維持費のリアル
- よくある質問への具体的な答え
ベンツGLS400dの基本スペックと価格帯
GLS400dのスペック詳細:エンジン性能・ボディサイズ
GLS400dは、3.0L直列6気筒ディーゼルターボエンジンを搭載しています。最高出力は330PS、最大トルクは700Nmと、大型SUVに求められる力強さを十分に備えています。
全長は5,215mm、全幅1,956mm、全高1,823mmと堂々としたボディサイズです。ホイールベースも3,135mmと広く、安定感と室内空間のゆとりが両立されています。
立体駐車場や細い道ではサイズ感に注意が必要です。
新車価格と中古価格の相場とは
新車価格は約1,400万円前後で、グレードやオプションによって差が出ます。一方で、認定中古車であれば1,000万円を切る車両も増えてきています。
3年落ち・走行3万km以内の車両では900〜1,100万円の相場が中心です。減価率が比較的緩やかなため、リセールバリューの観点でも魅力があります。
ライバル車種とのスペック比較(BMW X7・アウディQ7など)
BMW X7やアウディQ7と比較すると、GLS400dは特にエンジン出力と静粛性で優位です。たとえば、X7 xDrive40dは340PSですが、実走行での加速感はGLSの方がマイルドで安定しています。
アウディQ7と比べると、GLSは車内空間と3列目シートの快適性に明確な違いがあります。7人乗りとしての実用性を求めるならGLSが有力候補です。
ベンツGLSの中でのGLS400dの位置づけとは
GLSクラスには、GLS580やAMG GLS 63といったガソリンモデルも存在します。その中でGLS400dは、燃費性能と価格バランスに優れた“実用派”の選択肢と位置付けられています。
AMGモデルのような派手さはありませんが、日常使いからロングドライブまで快適にこなす懐の深さがあります。
「派手すぎず、高級感はしっかり」というニーズにはまさに最適なモデルです。
GLS400dの魅力1:圧倒的な走行性能と快適性
ディーゼルエンジンのトルクと静粛性
GLS400dに搭載されている3.0Lディーゼルエンジンは、最大トルク700Nmを2,000rpm以下の低回転域で発揮します。この特性により、市街地でもストレスのない加速が可能です。
加えて、最新の遮音技術により、ディーゼル特有のノイズを大幅に抑制。実際に試乗したユーザーからは「エンジン音がまったく気にならない」との声もあります。
エアサスペンションによる乗り心地の良さ
標準装備のAIRMATICサスペンションが路面状況に応じて自動調整を行います。これにより、高速道路でも凸凹の多い道でも安定した乗り心地が得られます。
特に3列目に座る乗員にも快適さが伝わるのは、全体設計の完成度が高い証拠です。
長距離運転にも最適なドライビングアシスト機能
GLS400dには、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニックやステアリングアシストなど、多彩な運転支援機能が搭載されています。これにより、高速道路での長距離移動が大幅に楽になります。
ドライバーの疲労を軽減する装備は、家族旅行やビジネス用途にも嬉しいポイントです。
都市部でも扱いやすい先進運転支援システム
サイズの大きさがネックに感じられがちなGLSですが、360度カメラや自動駐車アシストにより、市街地での取り回しもスムーズです。
特に狭い駐車場や一方通行の多いエリアでは、補助機能の活用が安全確保に直結します。
GLS400dは「大きいけれど運転しやすい」という新しい選択肢となっています。
GLS400dの魅力2:内装の高級感と快適装備
7人乗りでも快適な室内空間
GLS400dは3列シート7人乗り仕様を採用しています。特に2列目と3列目の居住性が優れており、大人が長時間乗っても疲れにくい作りです。
全席にエアコン吹き出し口とUSBポートが完備されている点もファミリーユーザーから好評です。
荷室容量は3列使用時でも355L確保されており、日常使いから旅行まで幅広く対応できます。
最新のMBUXインフォテインメントシステム
ダッシュボードに広がる12.3インチのデュアルスクリーンは、直感的な操作性と高い視認性を両立しています。「Hi, Mercedes」で始まる音声アシスタントは、ナビ・エアコン・照明などの操作を声で完結させることができます。
スマートフォンとの連携もスムーズで、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応しています。
シートヒーター・ベンチレーションなど充実装備
前席だけでなく、2列目にもシートヒーターが装備されています。ベンチレーション(送風機能)は前席に標準装備されており、夏場の快適性にも優れています。
さらに、マッサージ機能付きのシートが選択可能で、長時間のドライブでも快適性を保ちます。
アンビエントライトなど内装のデザイン性
64色から選べるアンビエントライトは、ドライバーの気分やシーンに合わせて雰囲気を演出できます。夜間走行時にも視認性を損なわず、疲労感を軽減する効果もあります。
派手すぎず上品な演出が可能なため、高級感を求める層にも支持されています。
本革仕上げのステアリングや木目調のインテリアトリムなど、素材の質感も一切の妥協がありません。
GLS400dの魅力3:高い安全性能と信頼性
メルセデスの先進安全技術群
GLS400dには、メルセデス・ベンツの最新安全技術が惜しみなく投入されています。アクティブブレーキアシストやアクティブステアリングアシストなど、複数の運転支援システムが標準装備されています。
これにより、前方不注意や車線逸脱といったヒューマンエラーのリスクを大幅に低減できます。
高評価を得ている衝突安全性能
ヨーロッパのNCAP衝突安全テストでは、GLSクラスは5つ星評価を獲得しています。特に、側面衝突と後部座席乗員の保護性能で高い評価を得ています。
チャイルドシート装着時の安定性も高く、ファミリー層にも安心感を提供しています。
夜間や悪天候に強いライト・センサー類
GLS400dはマルチビームLEDヘッドライトを採用しており、夜間でも最適な配光を自動制御します。雨天時には自動ワイパーと視界補助機能が連動し、安全性を確保します。
さらに、360度センサーと夜間歩行者検知機能が一体となり、ドライバーの視覚的な負担を軽減します。
長期所有でも安心のアフターサポート
メルセデス・ベンツの正規ディーラーでは、3年保証+延長保証プランを用意しています。点検や故障時の対応も迅速で、初回車検までの維持管理が非常にスムーズです。
非正規の輸入車販売店ではサポートが受けられないこともあるため、購入先の選定には注意が必要です。
GLS400d購入時の注意点とデメリット
車体サイズが大きく取り回しに注意が必要
GLS400dの全長は5,215mm、全幅は約2,000mmあります。日本の都市部ではこのサイズが駐車場や狭い道でネックになることがあります。
特に機械式駐車場や狭小住宅街では注意が必要です。
購入前に実際の使用環境とサイズの相性を確認することが大切です。
維持費・燃費面のリアルなコスト
GLS400dはディーゼル車として燃費は優秀ですが、ボディサイズを考えると1Lあたり9〜11km程度が実燃費の目安です。
加えて、自動車税や重量税、タイヤ交換費用なども年間で10万円以上かかるケースが多いです。
維持費を抑えたい方にはやや負担が大きいモデルといえます。
中古購入時に確認すべきポイント
中古車市場ではGLS400dの台数はやや少なめです。年式や走行距離に加え、定期点検記録の有無やディーラー整備歴を必ず確認してください。
また、アドバンスドパッケージなどのオプション内容によって快適性が大きく変わります。
外観が同じでも装備に差があるため、実車確認が必須です。
オプション装備の価格に注意
GLS400dはオプション装備が豊富ですが、選択する内容によって価格が急激に上がることがあります。たとえば、ナッパレザーシートやBurmesterサウンドシステムなどは数十万円の追加になります。
希望装備をすべて追加すると新車価格が1,500万円を超えるケースもあります。
本当に必要な装備かどうかを事前に整理することが、予算オーバー防止の鍵です。
よくある質問:GLS400dに関する疑問に専門家が回答
Q1. GLS400dの実燃費はどのくらいですか?
実燃費は平均で約9〜11km/Lです。市街地では8km/L前後、高速走行では最大12km/L程度を記録することもあります。2.5トン超の車両としては優れた数値です。
Q2. GLS350dとGLS400dの違いは何ですか?
主な違いは出力とトルクです。GLS400dは最大出力330PS・トルク700Nmに対し、GLS350dは286PS・トルク600Nmとなっています。
よりパワフルで静粛性の高い走行性能を求めるならGLS400dがおすすめです。
Q3. ディーゼル規制地域での使用は問題ありませんか?
GLS400dは欧州排ガス基準「Euro6d」に適合しており、AdBlue(尿素水)を使用したSCRシステムを搭載しています。そのため、日本国内の都市部でも走行規制の対象にはなりません。
ただし、AdBlueの定期補充を怠るとエンジン始動が制限されるため注意が必要です。
Q4. 高速道路での走行性能はどうですか?
GLS400dは高速域でも安定感があります。直進時のふらつきが少なく、風切り音もほとんど感じられません。
さらに、アダプティブクルーズコントロールとステアリングアシストを併用すれば、長距離移動の疲労感を大幅に軽減できます。
Q5. 故障リスクやメンテナンス頻度は高いですか?
メルセデス全般に言えることですが、定期的なメンテナンスを行えば大きな故障は稀です。1年ごとの定期点検とオイル交換を欠かさないことが重要です。
また、GLS400dは電子制御系が複雑なため、正規ディーラーでの整備が推奨されます。
Q6. 女性でも運転しやすい車ですか?
サイズに不安を感じる方もいますが、360度カメラや自動駐車支援機能が充実しており、取り回しの負担は大きくありません。
実際に女性オーナーのレビューでは「視界が広くて安心」「アシスト機能が頼れる」といった声が多く聞かれます。
まとめ:ベンツGLS400dは誰におすすめか
- 走行性能・快適性・安全性のすべてを高水準で備えた一台
- 7人乗りでありながら、大人が快適に乗れる余裕ある室内空間
- 都市部ではサイズに注意が必要だが、先進サポート機能でカバー可能
- 中古市場でも人気が高く、リセールバリューにも期待できる
- 装備やオプションによって価格が大きく変動するため、購入前の確認が重要
GLS400dは、ただの高級SUVではありません。家族の快適な移動空間を確保しながら、運転の楽しさや安全性も諦めたくないという方に最適なモデルです。
ラグジュアリーと実用性のバランスを重視する方には、まさに理想的な選択肢と言えるでしょう。
一方で、維持費や取り回しに不安のある方は、購入前に使用シーンをしっかりと想定することが必要です。
ベンツGLS400dは、あなたのライフスタイルをワンランク上へと導いてくれる頼もしいパートナーになるはずです。
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