ベンツBクラスのリアバンパー外しは意外と簡単!初心者でも安心

「自分でリアバンパーを外したいけど、難しそう…」と感じていませんか?

実は、ベンツBクラスのリアバンパーはDIYでも比較的簡単に外すことができます。整備士のような専門スキルがなくても、必要な工具と正しい手順があれば問題ありません。

実際、カー用品店や整備系ブログでも「思ったより簡単だった」という声が多数見られます。特に2012年以降のBクラス(W246型)は構造もシンプルで作業しやすいのが特徴です。

この記事では、初心者の方が「何を準備し、どこを外し、どう確認すればよいのか」が一目で分かるように解説しています。

間違った手順で無理に作業すると、配線やクリップの破損につながる可能性があります。正しい方法で安全に進めましょう。

この記事で分かること

  • リアバンパーを外す前に準備すべき工具と注意点
  • 初心者でもできるリアバンパー脱着の具体的な5ステップ
  • 作業後に確認すべきポイントとトラブル予防法
  • DIYとプロ依頼の費用や作業時間の比較
  • よくある質問とその対処法をQ&A形式で解説

作業前の準備|安全・効率的に進めるための必須チェック

必要な工具一覧

作業に必要な工具を揃えておくことで、スムーズに進められます。以下が一般的に必要な工具です。

  • ラチェットレンチ(10mm、8mm)
  • トルクスドライバー(T25、T30)
  • 内張り剥がし
  • ジャッキ・ウマ(タイヤ脱着用)
  • 手袋・保護メガネ

事前に工具を確認して不足がないようにしましょう。工具が合わないとネジをなめる原因になります。

ベンツBクラスの型式と年式を確認する方法

年式や型式によって、リアバンパーの固定方法が若干異なる場合があります。特にW245とW246では構造が異なります。

型式 製造年 特徴
W245 2005〜2011年 リアバンパーにネジが多い構造
W246 2012〜2019年 クリップ構造で比較的簡単に外せる

車検証や車体番号(VIN)で型式を確認しておくことが大切です。

バンパー脱着前に行うべき安全対策

バッテリーを外しておくことで、電装品の誤作動を防げます。特にパーキングセンサーやバックカメラが装着されている車両では必須です。

  • バッテリーのマイナス端子を外す
  • 作業は平坦で風のない場所で行う
  • タイヤを外す際はジャッキとウマで必ず固定

不安定な状態での作業は事故やケガの原因になります。

リアバンパー周辺の構造と固定ポイントの理解

リアバンパーは複数の固定部位で取り付けられています。代表的な箇所は以下の通りです。

  • タイヤハウス内のネジ(左右)
  • バンパー下部のトルクスネジ
  • テールランプ横の隠しクリップ
  • トランク内部の固定ボルト(車種による)

事前に固定ポイントを把握することで作業ミスを防げます

作業時間と作業スペースの目安

DIYでバンパーを外す場合の所要時間は、初心者でも約1.5〜2時間が目安です。

作業項目 目安時間
準備・養生 15〜20分
タイヤ脱着・固定部の取り外し 40〜60分
バンパー脱着と確認 30〜40分

作業スペースは車の前後左右に1m以上の余裕を確保しましょう。

実践!ベンツBクラスのリアバンパーを外す5ステップ

バッテリーのマイナス端子を外す

作業を始める前に、必ずバッテリーのマイナス端子を外してください。これにより、パーキングセンサーやバックカメラなどの誤作動や電気系統へのダメージを防げます。

作業中に誤って電源が入ってしまうと、エラーコードや警告ランプの原因になる可能性があります。

リアタイヤとインナーフェンダーの取り外し

作業スペースを確保するため、リアタイヤを外すことをおすすめします。タイヤの奥にあるインナーフェンダーは、バンパーと連結しているため取り外しが必要です。

  • ジャッキとウマで車体をしっかり固定する
  • インナーフェンダーはネジとクリップで数点固定されている
  • 内張り剥がしがあると作業が楽になります

タイヤを外さずに無理に作業すると、工具が入りにくくネジを破損するリスクがあります。

バンパー下部のネジとクリップの取り外し

バンパー下部には、T25またはT30のトルクスネジと樹脂製クリップが数点使われています。これらを確実に外すことで、バンパー本体の脱着がスムーズになります。

位置 固定方式
左右タイヤハウス側 トルクスネジ×2
中央下部 樹脂クリップ×2〜3

クリップは再利用が難しいため、予備を用意しておくと安心です。

テールランプ周辺の取り外しと注意点

テールランプ横にも隠れた固定ポイントがあるため、ランプ周辺のカバーを外す必要があります。一部モデルでは、トランク内側からのボルト固定もあります。

  • テールランプ周辺のパネルを内張り剥がしで丁寧に外す
  • ネジの位置をスマホで撮影しておくと復元がスムーズ
  • テールランプの配線を傷つけないよう注意

ランプユニットを無理に引っ張ると、コネクター破損の恐れがあります

バンパー本体をゆっくり取り外すコツ

すべての固定を解除したら、いよいよバンパー本体の取り外しです。コツは「ゆっくり、均等に力をかける」ことです。

  • 助手と二人作業にすると安定する
  • バンパーを下から持ち上げるように外す
  • 内部の配線(センサーやカメラ)を確認しながら引き出す

外したバンパーは柔らかいため、平らな場所に養生して保管しましょう。

外した後の確認ポイントとトラブル予防

損傷のチェック箇所(爪・クリップ・配線)

リアバンパーを外した直後は、各部品の損傷がないかを必ず確認してください。特に注意すべきなのは以下の3点です。

  • バンパー本体の取り付け爪の折れ・欠け
  • 樹脂製クリップの変形や破損
  • 配線やコネクタの断線・被膜剥がれ

破損に気づかず再装着すると、走行中にバンパーが外れる恐れがあります。

センサーや配線の断線・緩みの確認方法

ベンツBクラスにはリアパーキングセンサーやカメラなど、配線が複雑に配置されています。以下の手順で異常がないか確認しましょう。

確認項目 チェック方法
配線の被膜 ひび割れや露出がないか目視
コネクタ接続部 しっかりと奥まで差し込まれているか
センサーの反応 仮組みでエンジンをかけて確認

再接続時に異音やエラーが出る場合は、断線や接触不良の可能性があります

クリップ・ネジの再利用の可否と交換目安

取り外したクリップやネジは必ず状態をチェックし、再利用可能か判断します。

  • 樹脂製クリップは変形しやすいため、基本は新品交換
  • ネジにサビ・変形がある場合は必ず交換
  • トルクがかかる箇所は強度に注意

純正部品を使用することで再装着時の安定性が確保されます。

バンパー再装着時の注意点

リアバンパーを取り付ける際は、外した時と逆の順序で作業を進めます。次の点に注意しましょう。

  • 配線類が正しく接続されているか
  • クリップやネジの位置を正確に合わせる
  • バンパーの両側を均等に押し込む

片側だけを強く押し込むと、爪が折れて固定できなくなります。

作業後のエラーコードや異常の対処法

バンパーの再装着後にメーター内にエラーメッセージが出る場合、以下の確認を行ってください。

エラー内容 考えられる原因 対処方法
PDCセンサー異常 センサーの接続ミス 配線の再接続、清掃
バックカメラ映らず カメラの断線・未接続 再度配線チェック
ライト不点灯 アース不良 アース線を再確認

診断機(OBD)を使うと原因特定がスムーズです

よくある失敗とその防止策

クリップを無理に外して破損

リアバンパーを固定するクリップは樹脂製で非常に繊細です。特に冬季は硬化しやすく、力任せに外すと割れてしまいます。

  • 内張り剥がしを使って平行に持ち上げる
  • ドライヤーで温めて柔らかくしてから作業
  • 破損が多い場合は予備クリップを用意

特に2010年前後のBクラスはクリップ形状が特殊なため注意が必要です。

バンパーを引っ張りすぎて配線を損傷

リアバンパーにはPDCセンサーやカメラ配線が組み込まれており、無理に引っ張ると断線する恐れがあります。

状況 リスク
配線を見ずに一気に引き抜く 断線・センサー故障
夜間や暗所での作業 コネクターの接触ミス

取り外し時は、必ず配線の位置を確認しながら慎重に行いましょう

誤った工具選びによるネジのなめり

バンパー周辺のネジはトルクス形状であり、合わない工具を使うとネジ頭が潰れてしまいます。

  • T25・T30のトルクスビットを正確に使用
  • 滑る場合はネジ溝の汚れを取り除く
  • なめた場合は専用のネジ外し工具を使う

ネジをなめてしまうと、作業の継続が不可能になることがあります。

作業中の車体傷の防止方法

バンパー脱着中に工具やバンパーの角がボディに接触して傷を付けるケースが多く見られます。

  • マスキングテープや養生テープで広範囲に保護
  • 布やタオルをフェンダー上に置く
  • 風のある日は屋内やガレージで作業する

特にバンパー角とボディの接触が多いため、左右のフェンダー養生は必須です。

DIY作業に慣れていない人の作業前心得

初めてDIYでバンパーを外す人は、段取りや予備知識が不足しがちです。以下を事前に確認しておくと安心です。

  • バンパー構造を動画や整備書で事前学習
  • ネジやクリップの位置をスマホで記録
  • 部品を分類して保管できるトレーを準備

「分解できても戻せない」を防ぐために、作業順序と構造理解が重要です

専門業者との比較|DIY vs プロの作業

費用の違いと相場比較(ディーラー・整備工場)

リアバンパーの脱着にかかる費用は、依頼先によって大きく異なります。以下は主な相場の目安です。

依頼先 費用相場(円) 特徴
正規ディーラー 20,000〜35,000 純正部品・安心感あり
認証整備工場 12,000〜20,000 価格と品質のバランス良
カー用品店系ピット 8,000〜15,000 安価だがスキル差あり

DIYの場合は工具代のみ(約5,000〜10,000円)で済むため経済的です。

時間と手間、技術の観点から見たメリット・デメリット

作業時間と技術面からも比較してみましょう。

  • DIYは初回で約2時間以上かかる
  • プロは平均30〜60分で完了
  • 構造理解が浅いとDIYは再装着で手間取る
  • 慣れればDIYでも1時間未満で対応可能

効率を重視するならプロ、経験値を積むならDIYが適しています

DIYが向いているケースとプロ依頼がベストな場合

状況に応じて、どちらを選ぶべきかは以下の通りです。

条件 おすすめ対応
軽度の補修・カスタム目的 DIYで対応可能
事故後の修理・配線修復含む作業 プロに依頼が安全
車両保証が残っている ディーラー作業が安心

目的とリスクの大きさで判断するのが賢明です。

実際のユーザー体験談と口コミ分析

実際にDIYで作業を行ったユーザーからは、以下のような口コミが寄せられています。

  • 「工具があれば想像より簡単に外せた」
  • 「配線周りは慎重に進めるべき」
  • 「最初はYouTube動画で予習してから取りかかった」

一方で、整備業者に依頼したユーザーは「作業が速くて安心」「代車を出してくれた」などの声がありました。

ただし、どちらの選択でも失敗やミスを防ぐための事前準備は必須です。

失敗時のリスクと補償の違い

DIY作業中に万が一のトラブルが発生した場合、自分で責任を負う必要があります。対して、プロに依頼した場合は作業保証が付くケースもあります。

  • 配線損傷やパーツ破損時の修理費は自己負担
  • 正規整備工場では3〜6か月の保証付きが多い
  • 業者によっては作業後の点検サービスもあり

保証や補償の有無は価格だけで判断せず、内容を確認することが大切です

よくある質問(FAQ)

初心者でもリアバンパーは外せますか?

はい、適切な手順と工具があれば初心者でも可能です。実際に初めてDIYで挑戦した方の中には「動画と解説を見ながら作業して、2時間ほどで無事完了した」という声が多くあります。

  • 使用する工具は5〜6種類で十分
  • W246型(2012年以降)は構造が比較的簡単
  • 不安な方は練習としてインナーフェンダーから始めるのもおすすめ

ただし、暗所や雨天での作業は避け、安全な環境で行うようにしましょう。

バンパーを外したら車検に影響しますか?

一時的に外すだけであれば、車検には影響しません。ただし、バンパーの再装着が不完全で走行に支障が出る場合や、ライト・センサー類が正常に機能していないと車検に通らない可能性があります。

条件 車検への影響
バンパーを外した状態で走行 公道走行不可(整備不良)
再装着後に異常がない 車検通過に問題なし

バンパーを外したあとは再塗装が必要ですか?

基本的にバンパーを外すだけで塗装は不要です。ただし、作業中にバンパーを落としたり、工具で擦ったりして傷がついた場合は再塗装を検討してください。

  • 表面の浅い傷ならコンパウンドで対応可能
  • 深いキズやひび割れがある場合は再塗装が必要
  • 再塗装の費用は約20,000〜30,000円が目安

作業中はフェンダーカバーやバンパークッションを使用して傷を防ぎましょう

バンパーの固定クリップはどこで買えますか?

純正クリップはメルセデス・ベンツの正規ディーラーや整備工場、またはネット通販で購入可能です。

  • Amazonや楽天市場でセット販売もあり
  • 型式ごとに品番が異なるため注意が必要
  • 価格は1個あたり100〜200円前後

再利用が難しいため、事前に予備を用意しておくと安心です。

Bクラスの年式によって外し方は違いますか?

はい、異なります。特にW245型(2005〜2011年)とW246型(2012〜2019年)では、固定構造やクリップの数、バンパー形状に差があります。

型式 主な違い
W245 ネジが多く、取り外しに時間がかかる
W246 クリップ中心で簡素化されている

年式確認は車検証か車体番号で行いましょう

DIY作業中に異常が出たときの対処法は?

センサーエラーや警告ランプが点灯した場合は、まず配線の再接続やバッテリーリセットを試みましょう。それでも改善しない場合は、OBD診断機でエラーコードを確認します。

  • 配線の挟み込みや接続ミスが多い原因
  • バッテリー端子の再接続で改善する例も多数
  • OBD診断機はカー用品店で3,000〜5,000円程度で購入可能

症状が続く場合は無理せず整備工場に相談することが安全です。

まとめ:ベンツBクラスのリアバンパー外しはDIYでも可能!

ベンツBクラスのリアバンパーは、正しい手順と基本的な工具があれば初心者でも十分にDIYで取り外しが可能です。特にW246型以降のモデルは構造がシンプルなため、作業のハードルも低くなっています。

この記事では、準備すべき工具、作業手順、よくある失敗例、そして専門業者との比較まで詳しく解説しました。

  • 工具は5〜6種類で対応可能
  • 作業時間は1.5〜2時間が目安
  • 配線やクリップ破損に注意が必要
  • DIYの費用は約5,000〜10,000円で抑えられる
  • 不安な場合はプロ依頼で確実に

安全第一を心がけ、事前準備と確認を丁寧に行えば、満足度の高い整備体験ができます

万が一トラブルが発生した場合は、速やかに専門業者に相談することも選択肢として検討しましょう。

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