【比較表あり】ベンツGLBとレクサスRXの違い7選｜価格・維持費・内装を徹底検証

2025年8月26日火曜日

GLB

ベンツGLBとレクサスRXの違いとは？購入前に知っておきたいポイント

「SUVを選ぶならどっち？」と悩んでいる方は少なくありません。ベンツGLBとレクサスRXは、共に人気の高い高級SUVですが、その魅力や特徴には明確な違いがあります。

結論から言えば、用途やライフスタイルによって選ぶべきモデルは変わります。例えば「街乗り中心で小回りが利く車がいい」という方にはGLB、「長距離移動や快適性を重視したい」という方にはRXが向いています。

「維持費が高いのでは？」「3列シートって本当に便利？」など、よくある疑問に対しても、実際のデータと口コミをもとに検証していきます。

迷ったまま購入して後悔する前に、この記事でしっかり比較しておきましょう。

この記事で分かること

ベンツGLBとレクサスRXのスペック・性能の違い
価格や維持費、ランニングコストの比較
内装・装備・快適性など使用感の違い
ユーザーの評価と実際の口コミ情報
ライフスタイル別のおすすめモデル診断

ベンツGLBとレクサスRXの基本スペックを比較

ボディサイズと乗車定員の違い

ベンツGLBは全長4,650mm・全幅1,845mmに対し、レクサスRXは全長4,890mm・全幅1,920mmとやや大型です。GLBは取り回しが良く、都市部での運転に適しています。

乗車定員も異なり、GLBは最大7人乗りモデルがあるのに対し、RXは5人乗りが基本です。ファミリー層や多人数での移動を考えるならGLBが有利です。

モデル	全長	全幅	乗車定員
ベンツGLB	4,650mm	1,845mm	5〜7人
レクサスRX	4,890mm	1,920mm	5人

エンジン性能と駆動方式の比較

GLBは1.3L〜2.0Lの直列4気筒ターボを搭載し、軽快な加速と高燃費を両立しています。一方、RXは2.5Lハイブリッドやターボエンジンを搭載し、パワフルな走りと静粛性の高さが魅力です。

駆動方式はGLBがFFと4MATIC（AWD）を選べ、RXはすべてAWD対応のグレード構成となっています。

モデル	エンジン種類	最高出力	駆動方式
GLB 200d	2.0Lディーゼル	150PS	FF/4WD
RX 500h F SPORT	2.4Lターボハイブリッド	371PS	AWD

安全性能・運転支援機能の違い

両車ともに高水準な運転支援機能を搭載していますが、レクサスRXは「Lexus Safety System+」により、高速域での車線維持や渋滞時の運転支援に優れています。

GLBは「アクティブディスタンスアシスト・ディストロニック」など、実用性重視の機能が充実しています。

機能	GLB	RX
自動ブレーキ	標準装備	標準装備
車線維持支援	有（高速対応）	有（全速度対応）
アダプティブクルーズ	有	有

燃費性能（WLTCモード）で見る経済性

燃費は維持費に直結するため、車選びの重要ポイントです。

GLBはディーゼルモデルでWLTCモード17.5km/Lと高燃費です。RXもハイブリッドモデルで15.3km/Lと優れていますが、ガソリンモデルでは10km/L台に落ち込みます。

GLB 200d：17.5km/L（ディーゼル）
RX 350h：15.3km/L（ハイブリッド）
RX 500h：14.1km/L（ターボハイブリッド）

年間1万km走行時の燃料代差は約3万円前後にもなるため、長期的に見ればGLBが優位です。

モデル	主な変更点（最新年式）
GLB（2024年）	LEDライト形状変更、最新MBUX導入
RX（2023年）	フルモデルチェンジ、新GA-Kプラットフォーム

価格・維持費で比べるベンツGLBとレクサスRX

新車価格の比較（主要グレード別）

GLBとRXの価格差は最大で200万円以上となるケースもあります。GLBは500万円台〜、RXは600万円台〜が基本ラインです。

レクサスRXはハイブリッドやターボなど複数の上位グレードがあり、装備が充実している分価格帯も高めです。

モデル	主なグレード	新車価格（税込）
ベンツGLB	GLB 200d 4MATIC	約6,280,000円
レクサスRX	RX 350h version L	約7,620,000円

自動車税・重量税など税金面の違い

自動車税は排気量で変動するため、2.0L以下のGLBは年間36,000円程度に抑えられます。一方で、RXは2.5Lや2.4Lターボが中心のため45,000円前後かかります。

重量税も車両重量が大きいRXの方が高額です。年間1万円以上の差が出る場合もあります。

税区分	GLB	RX
自動車税（年間）	約36,000円	約45,000円
重量税（車検時2年分）	約24,600円	約32,800円

保険料や車検費用の目安

任意保険料は年齢や等級で大きく異なりますが、GLBの方が年間平均で1〜2万円安い傾向にあります。

車検費用はGLBで10万円〜12万円、RXは15万円を超えるケースもあります。高級パーツの使用や作業工賃の違いが影響しています。

GLBの任意保険料：平均約80,000円〜/年
RXの任意保険料：平均約95,000円〜/年
GLBの車検費用：10〜12万円
RXの車検費用：15〜17万円

燃料代・整備費用のランニングコスト

GLBはディーゼル燃料のため、軽油使用により燃料代が大幅に安くなります。

RXはハイオク仕様のガソリン車が多いため、燃費効率が良くても総額ではやや高くなりがちです。整備費用についても、部品代が高い分、RXの方がコスト高になる傾向があります。

コスト項目	GLB	RX
燃料種類	軽油	ハイオク
年間燃料費（1万km）	約90,000円	約130,000円
年間整備費	約40,000円〜	約60,000円〜

リセールバリュー（下取り価格）の傾向

リセールバリューはモデルの人気や中古市場での需要に左右されます。レクサスRXは高級SUVとしての需要が高く、3年後残価率は60%以上を維持しています。

GLBも7人乗りコンパクトSUVとして注目されており、残価率50〜55%と比較的高水準です。

モデル	3年後の残価率	リセール傾向
GLB	約50〜55%	需要安定、ファミリー層中心
RX	約60〜65%	海外輸出でも人気、高評価

内装・インテリアの質感と装備の差をチェック

シート素材・カラー展開の違い

GLBは本革調のARTICO人工レザーを標準装備としており、高級感と耐久性を両立しています。一方、レクサスRXはセミアニリン本革が設定されており、しっとりとした質感と上質な触感が魅力です。

カラーはGLBがブラックやベージュ系が中心ですが、RXはオーカーやダークローズなど和の美を意識した色調も用意されています。

項目	GLB	RX
シート素材	ARTICOレザー	セミアニリン本革
選べるカラー	ブラック／マキアートベージュなど	オーカー／ブラック／ヘーゼルなど

インフォテインメントシステムの比較

GLBは10.25インチのデュアルディスプレイを採用し、MBUX音声認識システムで快適操作が可能です。タッチパッド操作は好みが分かれる部分ですが、慣れれば使いやすいとの声も多いです。

RXは14インチの大型タッチディスプレイを搭載し、物理ボタンを一部復活させた構成が好評です。ナビの視認性やApple CarPlay対応もスムーズで、使い勝手に優れます。

ステアリング周りと操作性

GLBはステアリングシフトやタッチコントロールボタンで直感的な操作が可能です。視線移動を減らす工夫がされており、安全性の面でも優れています。

RXはステアリングスイッチの配置がやや複雑との声もありますが、パドルシフトの反応速度が高く、走行中の操作性には定評があります。

GLB：ダイレクト感あるステアリング操作
RX：上質さと走行支援機能の融合

ラゲッジスペースとシートアレンジ

GLBは最大7人乗り仕様を選べるだけでなく、2列目シートのスライド機能があり、荷物の大きさに応じた柔軟なアレンジが可能です。

RXは5人乗りに特化していますが、後席は60:40の分割可倒式で、フルフラット化も容易です。ラゲッジ容量はRXの方が若干広く、ゴルフバッグ2本＋小型スーツケースが余裕で収納可能です。

モデル	最大ラゲッジ容量	シート構成
GLB	最大1,805L（シート格納時）	2列目スライド／3列目オプション
RX	612L（5人乗り時）	後席60:40分割可倒式

高級感とユーザー満足度の評価

内装の高級感はRXの方が一枚上手との声が多く、国内外のレビューでも「プレミアム感が高い」と評価されています。特に静粛性や素材のこだわりはレクサスならではの魅力です。

一方でGLBは機能性とデザインの融合に好感が持たれ、「メルセデスらしさを感じる内装」との意見も見受けられます。

GLB：実用性・操作性重視
RX：静けさ・上質さ・所有満足感が高い

内装の印象は日々の満足度を左右する重要ポイントです。試乗での体感が選択の決め手になります。

走行性能・乗り心地の違いとは？

サスペンションと乗り心地の特徴

GLBはコンパクトSUVとしては珍しく、独立懸架式マルチリンクリアサスペンションを採用しています。路面の凹凸をしっかり吸収し、都市部での細かい振動も軽減されます。

RXは可変サスペンション「AVS（アダプティブ・バリアブル・サスペンション）」が上位グレードに搭載されており、状況に応じた減衰力の自動調整が可能です。特に長距離運転での快適性に優れています。

モデル	採用サスペンション	特徴
GLB	マルチリンク式	しなやかでスポーティな乗り味
RX	AVS（電子制御）	路面状況に応じた快適な走行

エンジン出力と加速性能

GLB 200dは最高出力150PSで、実用域では十分なトルクを発揮しますが、加速力ではRXに軍配が上がります。

RX 500h F SPORTはシステム出力371PSを誇り、0-100km/h加速は約6.2秒とスポーツカー並みです。走りを楽しみたい人には魅力的な選択肢です。

高速安定性とハンドリング比較

GLBは4MATICによる安定したコーナリング性能があり、雨天や雪道での安心感が高いと評価されています。

RXは新プラットフォーム「GA-K」により低重心化され、ステアリング応答性や直進安定性に優れます。ドイツ車に近い操縦感覚が好評です。

GLB：高い走破性と安定性
RX：ラグジュアリー感ある滑らかなハンドリング

静粛性・振動対策のレベル

RXは高遮音ガラスやフロア防振材など徹底した対策がされており、アイドリング時もエンジン音がほとんど感じられません。

GLBもディーゼルながら遮音材の工夫が見られ、走行中のこもり音や風切り音は抑えられています。ただし、エンジン始動時の振動はやや感じられることもあります。

街乗りと長距離ドライブでの快適性

街乗りではコンパクトなGLBが有利です。最小回転半径5.5mで、狭い道でもスムーズに取り回せます。

一方、長距離移動ではRXの快適性が光ります。特に高速道路では疲労感が少なく、長時間のドライブでも快適に過ごせるという声が多く寄せられています。

使用シーンによって快適性は大きく変わるため、自分のライフスタイルに合わせた選択が重要です。

ユーザー評価・レビューで見るリアルな比較

実際のオーナーによる口コミまとめ

ベンツGLBのオーナーからは「取り回しの良さ」「7人乗りでもコンパクト」という声が多く、街乗りとファミリー用途の両立に高評価です。

レクサスRXでは「静粛性の高さ」「高速走行時の安定感」が評価されており、長距離運転が多いユーザーに好評です。

GLB：「思ったより燃費が良い」「室内空間が広くて驚いた」
RX：「さすがレクサスという高級感」「乗り心地がまろやか」

GLBとRXそれぞれの満足ポイント

GLBの満足点としては以下が多く挙げられます。

3列シート仕様があるコンパクトSUV
メルセデスらしい操作性とブランド力
維持費が比較的抑えられる

一方でRXでは以下のような声が目立ちます。

高級感あふれるインテリアと外装
EV走行のような静かさ
ナビ・オーディオ系が使いやすい

不満点や改善してほしい点

GLBに関する不満点では「3列目が狭い」「タッチパッド操作が直感的でない」との指摘があります。長距離移動での静粛性にも課題という声が一部あります。

RXでは「サイズが大きくて駐車が難しい」「車両価格が高い」とのコメントが多く、都市部での取り回しに苦戦するユーザーもいます。

ファミリー・単身者・シニア層の評価傾向

ファミリー層にはGLBの3列シートやスライド式2列目が好評です。特にチャイルドシートを使用する家庭からは「ドア開口部が広く乗せ降ろしが楽」との意見がありました。

一方、シニア層からはRXの静粛性・乗り心地・安全装備への評価が高く、「長時間乗っても疲れにくい」との声が寄せられています。

SNS・YouTubeでの注目ポイント

SNSやYouTubeで多く取り上げられているのは以下のような点です。

GLB：3列目実用性の検証、ラゲッジ容量レビュー、実燃費テスト
RX：加速性能テスト、静粛性比較、高速道路での燃費チャレンジ

動画による視覚的な評価は購入検討時の判断材料として有効です。人気レビュアーの意見も参考にしましょう。

モデル	評価が多いポイント	参考メディア
GLB	3列目・操作性・価格バランス	YouTube：試乗レビュー／Instagram：内装写真
RX	静粛性・走行安定性・高級感	YouTube：加速比較／X（旧Twitter）：購入報告

どちらを選ぶ？タイプ別おすすめモデル診断

ファミリー向けにおすすめなのはどっち？

3列シート仕様があるベンツGLBは、ファミリー層からの支持が高いです。特に小さなお子様がいる家庭では、2列目のスライド機構や広い後部座席が実用的です。

レクサスRXは5人乗りですが、安全装備や静粛性の面で高い信頼性があります。大人4人までの家族構成であれば快適に使えます。

都市部・通勤メインならどちらが最適？

都市部での利用には取り回しや燃費性能が重要です。GLBは全幅1,845mmとコンパクトで、狭い道や立体駐車場にも対応しやすいサイズ感が魅力です。

RXは車幅1,920mmと大きめで、高級感はありますが日常使いにはやや不便を感じる場面もあります。

高速走行が多い人に向いているのは？

長距離移動が多い方にはレクサスRXがおすすめです。高い静粛性とAVS（電子制御サスペンション）により、疲れにくく、安心感のある走行性能が特徴です。

GLBも高速安定性は高いですが、風切り音や加速性能ではやや差が見られます。

初めての輸入車として選ぶなら？

GLBは価格帯が控えめで、日本市場に合わせた右ハンドル・ナビ仕様など、初めての輸入車でも扱いやすい設計になっています。

「輸入車に乗ってみたいけど不安…」という方には、GLBのコストバランスとメンテナンス性の良さが安心材料になります。

長く乗り続けるならどちらが安心？

長期保有を前提にする場合、信頼性とアフターサポートが重要です。レクサスRXは国産車ゆえの整備性と部品供給の安定性があり、長期的なメンテナンスコストが読みやすいです。

GLBも正規ディーラーのネットワークとサポート体制が強化されてきており、長期所有も十分可能です。

利用タイプ	おすすめモデル	理由
子育て世帯	GLB	7人乗り対応、広い後席とラゲッジ
都市部での通勤	GLB	コンパクトサイズと高燃費
長距離ドライブ	RX	静粛性・乗り心地が抜群
輸入車デビュー	GLB	価格・サイズともに扱いやすい
長期保有重視	RX	国内サポートが万全で信頼性高

ライフスタイルに合った選択が、満足度の高いカーライフにつながります。

よくある質問と回答

ベンツGLBの中古相場はどれくらい？

ベンツGLBの中古車価格は、年式やグレードによって大きく異なります。2020年式のGLB 200dであれば、走行距離3万km未満の車両が300万円台後半〜400万円台で流通しています。

新車価格よりも100万円以上安くなるケースもあり、予算を抑えつつ高年式モデルを狙いたい方におすすめです。

レクサスRXの納期は現在どれくらいかかる？

2025年現在、レクサスRXの新車納期は約6〜10か月とされています。人気のグレードやオプション装着車はさらに延びる傾向があります。

納期は地域やディーラー在庫状況によって変動するため、購入時は早めの相談が必要です。

GLBとRXの燃料はハイオク？レギュラー？

GLB 200dは軽油仕様で、燃料代がガソリン車よりも割安になります。一方、GLB 250などのガソリンモデルはハイオク指定です。

レクサスRXは全モデルハイオク指定となっており、燃料費は軽油車より高めです。年間1万km走行で約3〜4万円の差が出ることもあります。

維持費が安いのはどちら？

一般的にGLBの方が維持費は安く済む傾向にあります。理由は以下の通りです。

軽油使用による燃料費の低減
自動車税（GLB：2.0L未満、RX：2.5L以上）
車両重量の違いによる重量税差

総合的に見るとGLBの年間維持費は15〜20万円程度、RXは20〜25万円程度が目安です。

ベンツGLBは3列シート付き？

はい、GLBはオプションで3列シート仕様を選択できます。全長4,650mmのボディに7人乗りレイアウトを実現しており、ファミリー層に人気です。

ただし3列目はあくまで補助席扱いで、成人男性が長時間座るにはやや窮屈です。小学生以下の子どもや短距離移動向けと考えるのが現実的です。

レクサスRXにハイブリッドモデルはある？

はい、レクサスRXは複数のハイブリッドモデルを展開しています。代表的なものは以下の通りです。

グレード	システム	燃費（WLTCモード）
RX 350h	2.5L ハイブリッド	15.3km/L
RX 500h F SPORT	2.4L ターボハイブリッド	14.1km/L

静粛性・加速性能・燃費のバランスが優れており、都市部や長距離利用どちらにも対応できます。

最新のモデル構成や納期はディーラーでの確認が確実です。購入検討時は事前の情報収集を忘れずに行いましょう。

まとめ：GLBとRX、どちらがあなたに合うかを見極めよう

ベンツGLBとレクサスRXは、異なる強みを持った魅力的な高級SUVです。

GLBはコンパクトで実用的な設計が光り、7人乗り対応や高い燃費性能が特長です。一方、RXは静粛性や走行安定性、豪華なインテリアにおいて抜群の満足度を誇ります。

それぞれの特徴を踏まえ、用途やライフスタイルに応じた選択が重要です。

街中の取り回しや維持費を重視 → GLBが最適
長距離ドライブや快適性を追求 → RXがおすすめ
初めての輸入車で安心感を求めたい → GLBの扱いやすさが光る
高級感やブランド力にこだわる → RXが所有満足度で優位

「どちらが良いか」ではなく、「自分に合うのはどちらか」で選ぶことが後悔しないポイントです。