【プロ解説】ベンツEQB300の欠点5つ|買う前に必ず知っておきたい真実
ベンツEQB300とはどんな車?基本スペックと特徴
ベンツEQB300は、メルセデスが展開する電動SUVシリーズの中でも注目を集めるモデルです。上質なデザインとブランド力は魅力ですが、実際に購入を検討する際には「本当に自分のライフスタイルに合うのか?」という疑問を抱く人が少なくありません。
実際のユーザーからは「街乗りでは快適だが、高速走行時にパワー不足を感じる」という声や、「7人乗りが可能だが3列目は狭く、ファミリー用途では微妙」という評価もあります。こうした体験談は、これから購入を考える方にとって重要な判断材料になるはずです。
この記事では、EQB300の欠点や他のEVとの違いを整理し、失敗しない選び方をサポートします。電気自動車を検討している方にとって、後悔しない決断を下すための情報源となるでしょう。結論として、「知っておくべき真実を理解すること」が最も大切です。
この記事で分かること
- ベンツEQB300の基本的な特徴とスペック
- 購入前に知っておくべき5つの欠点
- 競合EVとの性能・価格比較
- 実際のユーザーが感じたメリットと不満点
- 後悔しないための購入判断ポイント
ベンツEQB300の欠点1:航続距離の短さと充電インフラの課題
ベンツEQB300は都市部での使用には便利ですが、航続距離の短さと充電環境の不足が購入検討者の大きな悩みです。特に長距離利用では、EV特有の制約が見えてきます。 ユーザーの体験談でも「高速道路での実走行はカタログ値より短い」という声が目立ちます。 この課題を理解することが後悔しない選択につながります。
WLTP航続距離と実走行での差
EQB300のWLTP航続距離は約419kmと公表されています。しかし実際には、エアコン使用や高速走行で300km前後に落ち込むケースも多いです。ユーザーからは「片道200km程度なら安心だが、それ以上は不安」といった声が聞かれます。 実際の走行距離とカタログ値の差を理解することが重要です。
急速充電スポットの不足と不便さ
都市部では比較的充電器が見つかりやすいですが、地方や高速道路では数が限られています。特に休日は順番待ちになることもあり、旅行中に30分以上待機する事例もあります。 充電インフラの地域格差はEQB300ユーザーにとって避けられない問題です。
長距離ドライブに向かない理由
長距離ドライブでは「充電計画」が必須です。例えば東京から名古屋まで約350kmの移動では、途中で最低1回は充電が必要になります。 ユーザーからは「ガソリン車の倍以上時間がかかる」との声もあり、急ぎの移動には不向きという指摘があります。 旅行やビジネス利用を考えている人は要注意です。
項目 | 内容 |
---|---|
WLTP航続距離 | 約419km(カタログ値) |
実走行の平均 | 約280〜320km(条件により変動) |
急速充電器の課題 | 都市部は多いが地方では不足、待ち時間も発生 |
長距離ドライブの不安点 | 充電計画が必須で、移動時間が増える |
ベンツEQB300の欠点2:価格と維持費の高さ
ベンツEQB300は高級EVらしい快適性を備えていますが、価格と維持費の高さが大きなネックです。ガソリン車と比べて購入時の補助金はあるものの、総額を考えると大きな負担になります。 ユーザーの声として「走りには満足しているが、ローンと保険料の負担が予想以上に重い」という意見も見られます。購入前にコストの全体像を把握することが後悔しない秘訣です。 また、バッテリーや部品交換など、将来の維持費も無視できません。長期的な視点で検討する必要があります。
車両価格と競合EVとの比較
EQB300の新車価格は約780万円〜と高額です。同じクラスのアウディQ4 e-tronは約650万円〜、テスラModel Yは約600万円〜で購入できます。 競合車種との差額が100万円以上あるため、コストパフォーマンスで悩む人も少なくありません。 ブランド価値を優先するかどうかが選択のポイントになります。
バッテリー交換・メンテナンス費用の負担
EVの心臓部であるバッテリー交換は100万円以上かかるケースも報告されています。EQB300も例外ではなく、長期使用を考えると大きな負担になります。 また、ソフトウェア診断や専用パーツの整備は、一般的な整備工場では対応できないことが多いです。 正規ディーラー依存の維持費は見逃せないポイントです。
補助金や減税制度を考慮しても高コスト
国のCEV補助金(最大65万円)や自動車税の減免はありますが、それでもトータルコストは依然として高額です。 ユーザーの声では「補助金を受けても700万円台は重い」との意見が多いです。 補助金はあくまで一時的なサポートにすぎず、維持費や下取り価格を含めて検討する必要があります。
項目 | 内容 |
---|---|
新車価格(EQB300) | 約780万円〜 |
競合車種価格 | アウディQ4 e-tron:約650万円〜 / テスラModel Y:約600万円〜 |
バッテリー交換費用 | 100万円以上(目安) |
補助金 | 国のCEV補助金:最大65万円 |
維持費の特徴 | 正規ディーラーでの整備依存、保険料も高額 |
ベンツEQB300の欠点3:走行性能と加速の物足りなさ
EQB300は快適な乗り心地を提供しますが、走行性能と加速の物足りなさはユーザーの不満点として挙げられます。SUV特有の重量感があり、スポーティさを期待する人にとっては物足りなく感じるでしょう。 「市街地走行は問題ないが、高速合流時にパンチが足りない」という声も多く見られます。加速性能の限界を理解することは購入検討において大切です。 また、競合EVと比較しても見劣りする部分があるため、性能を重視する方は要注意です。
SUV特有の重量感と加速性能の限界
EQB300の車両重量は約2,200kgと重く、加速性能に影響を与えています。0-100km/h加速は約8.0秒で、テスラModel Y(約5.0秒)と比較すると明らかに遅いです。 街乗りでは十分ですが、スポーツ走行を求める人には物足りなさが残ります。 重量と加速のトレードオフを理解する必要があります。
高速道路で感じるパワー不足
高速道路では100km/hからの追い越し加速にやや不満が出ます。ユーザーからは「合流や追い越しの際にもう少し余裕がほしい」という意見が多いです。 瞬発力不足は、長距離ドライブでストレスにつながることがあります。 高速主体で利用する方は注意が必要です。
他グレード・他メーカーEVとの性能比較
EQB350 4MATICは同じ車体ながら加速性能が改善されており、0-100km/h加速は約6.2秒です。さらにテスラModel YやアウディQ4 e-tronなどは同価格帯でより優れた加速性能を持ちます。 EQB300を選ぶ理由は価格差やブランド志向に限られる面もあります。 他車との比較検討は必須です。
車種 | 0-100km/h加速 | 特徴 |
---|---|---|
ベンツEQB300 | 約8.0秒 | SUVとして快適だが加速は控えめ |
ベンツEQB350 4MATIC | 約6.2秒 | 同モデル内で性能強化版 |
テスラModel Y | 約5.0秒 | 高加速・高効率で人気 |
アウディQ4 e-tron | 約6.8秒 | デザイン性と走行性能のバランスが良い |
ベンツEQB300の欠点4:室内空間と実用性の制約
EQB300は7人乗りSUVとして販売されていますが、室内空間の狭さや荷室の制限はユーザーからよく指摘される点です。特に3列目シートは実用性に乏しく、ファミリーカーとしての満足度に影響します。 「長距離では3列目は大人にはきつい」との声も多く、実際の使い勝手を理解して選ぶことが重要です。 また、荷物を多く積むシーンでは不便さが際立つため、用途を明確にして購入を検討する必要があります。
7人乗り仕様でも狭い3列目シート
EQB300は7人乗り仕様を用意していますが、3列目のスペースは小柄な子ども向けで、大人には不向きです。 ユーザーの体験談では「子ども2人なら問題ないが、大人が座ると膝が前席に当たる」との声が多数あります。 実質的には5人乗りSUVに近いと理解しておくことが大切です。 長距離利用には不向きといえます。
ラゲッジスペースの使い勝手と制限
3列目を使用すると荷室容量は大幅に減少し、大きなスーツケースを2つ入れるのも難しくなります。 キャンプや旅行など荷物が多いシーンでは、積載力不足を感じるでしょう。 3列目を格納すれば広い荷室になりますが、7人乗りとしてのメリットが失われます。 用途に合わせた柔軟な使い方が求められます。
ファミリーカーとしての不満点
EQB300をファミリーカーとして購入したユーザーからは「チャイルドシートを2つ装着すると3列目へのアクセスが不便」といった意見が寄せられています。 日常使いの利便性を考えると、より広いSUVやミニバンの方が優れる場合もあります。 快適性よりブランドを重視する人向けという評価も目立ちます。
項目 | 内容 |
---|---|
3列目シート | 子ども向け、大人には狭く長距離利用は不向き |
ラゲッジ容量(7人乗り時) | スーツケース2つ積載は困難 |
ラゲッジ容量(5人乗り時) | 3列目を格納すれば実用的な広さ |
ファミリー利用の不便点 | チャイルドシート設置時に3列目アクセスが制限される |
総合評価 | ブランド性は高いが、実用性は限定的 |
ベンツEQB300の欠点5:最新装備やソフト面での不満
ベンツEQB300は高級SUVらしい装備を持ちながらも、最新装備やソフト面での不満が指摘されています。 「高額なのにナビやインフォテインメントが使いにくい」という声や、先進運転支援機能の精度に不満を持つユーザーもいます。 購入前に機能面を確認することで後悔を減らせます。 また、ソフトウェア更新の遅さもあり、最新の利便性を求める方は注意が必要です。
インフォテインメントシステムの使い勝手
EQB300のMBUXシステムは機能が多彩ですが、操作が複雑で「直感的に使えない」との声が多いです。 特にナビの検索精度が弱く、Googleマップやスマホ連携に頼るユーザーが目立ちます。 利便性の低さは、長距離ドライブでストレスの要因になります。 外部アプリ利用を前提に考える必要があります。
先進運転支援機能(ADAS)の精度
自動ブレーキや車線維持支援などは搭載されていますが、精度が不十分と感じる声もあります。 「高速道路で急に警告が出る」「追従走行がぎこちない」などの体験談もあります。 過信は禁物であり、ドライバー主体での運転が求められます。 競合EVに比べると一歩遅れた印象があります。
ソフトウェアアップデートの遅れ
ベンツのOTA(Over The Air)更新は導入されていますが、テスラなどと比べて更新頻度や内容が限られています。 ユーザーからは「機能改善よりバグ修正が中心」との不満も出ています。 常に最新機能が使えるわけではない点は認識しておくべきです。 最新技術を重視する人には不向きといえます。
項目 | 内容 |
---|---|
インフォテインメント | MBUXは多機能だが操作が複雑、ナビ精度も弱い |
先進運転支援機能 | 搭載されているが精度に不安、過信は危険 |
ソフトウェア更新 | OTA対応だが更新頻度は少なく、改善は限定的 |
競合比較 | テスラやBMWの最新機能に比べて遅れが目立つ |
他のベンツEV・ライバル車と比較して見える差
ベンツEQB300を選ぶ際は、同じベンツのEVや他メーカーのライバル車との比較が欠かせません。 価格・性能・実用性の違いを把握することで、自分に合った選択ができます。 「ブランドで選ぶのか、コストパフォーマンスで選ぶのか」という視点が大切です。 比較を通じてEQB300の立ち位置を整理することで、購入後の後悔を減らせます。 また、競合の進化スピードも考慮に入れる必要があります。
EQCやEQAとの違いと選び方
EQB300は3列シートを備える点でEQAやEQCと差別化されています。 EQAはコンパクトで街乗りに便利ですが、室内空間は狭めです。 EQCは上級モデルで高性能ですが、価格が900万円を超えます。 EQBは中間的な選択肢として位置づけられます。 家族利用を重視する人向けです。
テスラやアウディQ4 e-tronとの比較
テスラModel Yは航続距離約560kmとEQB300を大きく上回ります。 アウディQ4 e-tronは約650万円から購入でき、価格面で優位です。 一方でベンツは内装の質感やブランド力が強みです。 性能か高級感かという選択が分かれ道になります。 走行性能を重視するならライバル車も有力候補です。
EQB300を選ぶメリットとデメリット整理
EQB300のメリットは「7人乗り対応」「ブランド力」「高級感」です。 デメリットは「航続距離が短い」「加速性能が弱い」「価格が高い」です。 ユーザーからは「子育て世代には便利だが、維持費が重い」という意見が多くあります。 用途を明確にした上で選ぶべき車といえます。 長所と短所の整理が購入判断のカギです。
車種 | 価格帯 | 航続距離 | 特徴 |
---|---|---|---|
ベンツEQB300 | 約780万円〜 | 約419km | 7人乗り対応、ブランド力 |
ベンツEQA | 約680万円〜 | 約422km | コンパクトで街乗り向き |
ベンツEQC | 約920万円〜 | 約438km | 上級モデル、高級感重視 |
テスラModel Y | 約600万円〜 | 約560km | 高加速・長距離に強い |
アウディQ4 e-tron | 約650万円〜 | 約520km | デザイン性とコスパのバランス |
よくある質問(FAQ)|ベンツEQB300の欠点と購入前の疑問
EQB300を検討する際、多くの人が共通して抱く疑問があります。 充電環境・維持費・実用性・リセールバリューといった点は特に重要です。 ここでは代表的な質問と回答をまとめました。 購入後の後悔を避けるため、事前に確認しておくことが大切です。
ベンツEQB300は日本の充電環境で使いやすい?
日本国内では都市部に充電スポットが集中しているため、都心での利用は比較的便利です。 しかし地方では急速充電器が不足しており、旅行時に30分以上待つこともあります。 日常の通勤利用なら問題なしですが、長距離利用を考える人は注意が必要です。
維持費はガソリン車と比べて本当に高い?
EQB300の車両保険料やメンテナンス費用はガソリン車より高めです。 特にバッテリー交換は100万円以上かかる可能性があります。 ただし電気代はガソリン代より安く、月間走行距離が1,000km程度なら燃料費は約40%削減できる試算があります。
3列シートSUVとしてファミリー向きか?
7人乗り仕様を備えていますが、3列目は子ども向けで大人には狭いです。 荷室も3列目を使用すると制限されるため、実質5人乗りとして使う家庭が多いです。 ファミリー利用では2列目までが快適と考えると良いでしょう。
中古で買うなら注意すべき点は?
中古市場では新車価格から100万〜200万円下がった車両が多いですが、バッテリー劣化のリスクがあります。 「急速充電が遅い」「航続距離が短い」などの不具合が出ている個体も報告されています。 購入時はバッテリー診断記録の確認が必須です。
他のEVと比べたときのリセールバリューは?
ベンツブランドのためリセールは一定程度期待できますが、EV市場は下落が早いのが特徴です。 テスラと比較すると価値維持率はやや低めです。 長期保有を前提にする場合は注意が必要です。
ベンツEQB300をおすすめできる人はどんな人?
EQB300は次のような人におすすめです。
- 都市部中心で利用し、充電インフラを活用できる人
- ベンツのブランド力や内装の高級感を重視する人
- 5人乗りメインで、時々7人乗りを利用する家庭
まとめ:ベンツEQB300の欠点を理解して後悔しない選択を
ベンツEQB300は高級感やブランド力に魅力がある一方で、航続距離の短さや維持費の高さといった欠点も抱えています。 購入前にこれらを理解しておくことで、後悔の少ない選択につながります。 ライフスタイルに合うかどうかを慎重に見極めることが必要です。 また、競合モデルとの比較も欠かさず行いましょう。
- EQB300は7人乗り対応や内装の高級感が魅力だが、実用性には制約がある
- 航続距離は実走行で300km前後と限られるため、長距離利用には不向き
- 車両価格や維持費は高く、コスト面で悩むユーザーが多い
- インフォテインメントや先進装備の使い勝手に改善の余地がある
- 競合EVと比較した上で、自分に合った価値を見極めることが重要
最終的には「ブランド力を取るか、コストパフォーマンスを取るか」が判断基準になります。 冷静に比較検討し、自分に最適なEVライフを選んでください。
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