【保存版】ベンツE450のオイル量は何L?交換目安と注意点を解説
ベンツE450のオイル量を調べる前に知っておきたいこと
ベンツE450のエンジンオイル量について調べると、「正確な容量が分からない」「交換時期の目安が不明」と感じる方も多いのではないでしょうか。実際、型式やエンジン仕様によって必要なオイル量は異なり、情報も断片的です。
この記事では、実際にE450を所有・運転している方々の声や整備士のアドバイスをもとに、オイル量や交換のベストタイミングをわかりやすく解説しています。
「結局どれくらい入れればいいの?」という疑問をこの記事1本で解消できるよう、公式データや整備事例もあわせて紹介します。
正しいオイル管理は、E450の走行性能とエンジン寿命を守る上で欠かせない要素です。知識があるかないかで、維持コストやトラブルリスクが大きく変わります。
この記事で分かること
- ベンツE450の型式別オイル量と確認方法
- 適切なオイル交換時期と走行距離の目安
- オイル交換にかかる費用の相場と節約術
- おすすめのオイル製品と選び方のポイント
- オイル管理を怠った場合のリスクと対処法
ベンツE450のオイル量は何リットル?型式別に解説
E450のエンジン仕様とオイル容量の基本
ベンツE450に搭載されるエンジンは、主に直列6気筒の3.0Lターボチャージャー付きです。このエンジンの標準的なオイル容量は約8.0〜8.5リットルとなっています。ただし、型式や仕様、オイルフィルターの有無によって容量は前後します。
オイル容量の違いは車両性能や安全性にも直結するため、必ず車種・型式に合った情報を確認することが重要です。
オイル量を間違えるとエンジンに深刻なダメージを与える可能性があります。
型式ごとのオイル量一覧(W213/S213/C238等)
以下は、代表的な型式別のオイル容量をまとめた一覧です。
型式 | オイル容量(フィルター交換時) |
---|---|
W213(セダン) | 約8.5L |
S213(ステーションワゴン) | 約8.2L |
C238(クーペ) | 約8.3L |
型式による違いは微差に見えますが、長期的に見るとオイル管理の正確性に影響します。
ガソリン車とディーゼル車の違い
E450は基本的にガソリン車ですが、海外仕様やディーゼルグレードとの混同には注意が必要です。ディーゼル車はオイル容量が10L近くに達することもあり、粘度や種類も異なります。
- ガソリン車:8.0〜8.5L前後
- ディーゼル車:9.0〜10.0L程度
異なる燃料タイプでの流用は厳禁です。購入時や整備時に車検証や取扱説明書を確認しましょう。
オイルフィルター交換時のオイル量の違い
オイル交換時にフィルターも同時に交換する場合、およそ0.3〜0.5Lほど多く必要になります。フィルター内に残る古いオイルを排出し、新しいフィルターで安全性を高めるためです。
交換内容 | 必要なオイル量 |
---|---|
オイルのみ交換 | 約8.0L |
オイル+フィルター交換 | 約8.5L |
オイルレベルゲージでのチェック方法
ベンツE450の一部モデルには物理的なオイルレベルゲージがなく、車内ディスプレイでの電子確認が必要です。メニュー画面から「車両情報」→「オイルレベル」を選択すると表示されます。
従来型でレベルゲージがある場合は、エンジン停止後5分以上待ってから測定し、上下のラインの中間を目安にします。
誤った確認方法は、過不足の判断ミスにつながります。必ずマニュアルに従いましょう。
ベンツE450のオイル交換の目安時期と走行距離
メーカー推奨のオイル交換インターバル
メルセデス・ベンツ公式では、E450のオイル交換は15,000kmまたは1年ごとが推奨されています。これは欧州の走行環境を基にした基準であり、日本の使用状況ではやや過信に注意が必要です。
高速走行が中心であれば長めの交換でも問題ありませんが、市街地中心の使い方では早めの交換が望ましいです。
走行距離・年数による判断基準
実際には、次のような目安が実用的です:
- 年間走行距離10,000km以下:1年ごとの交換
- 走行距離が15,000kmを超える場合:10,000kmを目安に早めの交換
- 長距離通勤や高速利用が多い:12,000kmごとの交換でも対応可能
エンジン音や吹け上がりの変化も、交換時期を知らせるサインとなります。
市街地走行や短距離走行が多い場合の注意点
市街地や信号の多い道路での使用は、エンジンにとっては「シビアコンディション」に該当します。短距離走行やエンジン始動直後の停止が多い場合、オイルが十分に循環せず、劣化が早まります。
このような環境では、5,000〜7,000kmごとの交換が理想とされています。
定期点検の際にオイルの色やにおいを確認し、劣化サインを見逃さないことが大切です。
シビアコンディションとは?
「シビアコンディション」とは、車にとって負荷の大きい環境条件を指します。以下のような状況が該当します:
- 短距離(5km未満)の繰り返し走行
- 頻繁なアイドリング
- 渋滞の多い道路での運転
- 山道や坂道、急発進の多用
これらに該当する場合は、メーカー推奨よりも早めの交換を心がけることでエンジン寿命を延ばせます。
実際のユーザーの声と交換頻度
オーナーコミュニティやレビューサイトでは、以下のような実例が報告されています:
- 「街乗りメインなので5,000kmごとに交換している」
- 「ディーラーの定期点検に合わせて1年に1回交換」
- 「エンジンが静かになるので半年ごとに交換している」
車両の使用環境に応じた対応が重要であり、メーカー基準に縛られすぎない柔軟な判断が求められます。
走行パターン | おすすめ交換頻度 |
---|---|
短距離・渋滞中心 | 5,000〜7,000km |
市街地と郊外混在 | 8,000〜10,000km |
高速道路中心 | 10,000〜12,000km |
ベンツE450のオイル交換にかかる費用と相場
ディーラーでのオイル交換費用の目安
正規ディーラーでのオイル交換費用はおおよそ25,000円〜35,000円が相場です。費用には純正オイル、フィルター、工賃が含まれます。特にメルセデス・ベンツ専用の診断機器を用いたチェックや点検が料金に反映されます。
ディーラーは高額ですが、品質保証や信頼性の面で安心感があります。
認証整備工場やカーショップとの価格比較
認証整備工場やカー用品店では、15,000円〜25,000円程度でオイル交換が可能です。費用は使用するオイルのブランドや等級によって異なります。社外オイルを使用することでコストを抑えることができます。
業者種別 | 費用の目安 |
---|---|
正規ディーラー | 25,000円〜35,000円 |
認証整備工場 | 18,000円〜25,000円 |
カー用品店 | 15,000円〜20,000円 |
オイルフィルター代や工賃の内訳
オイル交換費用には以下の要素が含まれます。
- エンジンオイル代:約8,000円〜15,000円
- オイルフィルター代:1,500円〜3,000円
- 工賃:3,000円〜5,000円
見積もり時には必ず内訳を確認し、不明な項目があれば遠慮なく質問しましょう。
純正オイルと社外オイルの価格差
メルセデス・ベンツ純正オイルは、1Lあたり約2,500円〜3,000円で、市販の高性能オイルよりも高価です。一方、社外オイル(MOBIL 1やLIQUI MOLYなど)は1Lあたり1,500円〜2,500円で、性能も十分な品質です。
ただし、メーカー保証期間中は純正オイルの使用が推奨される場合があります。
費用を抑えるポイントとは?
費用を節約するには、以下の方法が効果的です。
- 信頼できる整備工場で社外オイルを使用する
- オイル交換工賃無料キャンペーンを活用する
- オイルとフィルターを自分で持ち込む(持ち込み対応可の店舗)
安さだけでなく作業品質や実績も重視することが、長く愛車と付き合うためのポイントです。
ベンツE450のオイル交換方法と注意点【DIY向け】
DIYで必要な工具と手順
オイル交換を自分で行うには、以下の工具と準備が必要です。
- オイルフィルター専用レンチ
- ジャッキとリジッドラック(馬)
- 廃油受けと処理ボックス
- トルクレンチ・軍手・パーツクリーナー
エンジンが冷えた状態で作業を始めることが安全の基本です。
オイルが高温の状態での作業は火傷や事故の原因になります。
オイルの種類と選び方(粘度・規格)
E450に適したオイルは、0W-40または5W-40の全合成油が推奨されています。欧州車は高温高負荷に強い規格が必要で、メルセデス承認(MB-Approval 229.5 など)を取得している製品を選ぶのが安全です。
粘度グレード | 対応気温域 |
---|---|
0W-40 | 寒冷地向き(−30℃〜) |
5W-40 | オールシーズン対応 |
粘度と承認番号の両方を確認してから購入するようにしましょう。
オイル交換時の注意点と失敗例
DIYでのオイル交換には次のようなリスクがあります:
- ドレンボルトの締めすぎによる破損
- フィルター装着ミスによるオイル漏れ
- 古いオイルの完全排出不足
交換後はエンジンを2〜3分アイドリングさせて、オイル循環を確認することが重要です。
廃油の処理方法とマナー
交換後の廃油は、市販の廃油処理ボックスに吸わせて燃えるゴミとして出すのが一般的です。可燃ゴミで出せるかどうかは自治体によって異なるため、事前に確認しましょう。
公共施設や河川への不法投棄は法律で禁止されており、罰則の対象となります。
DIYとプロ依頼、どちらがいい?メリットとデメリット
以下はDIYと業者依頼のメリット・デメリットの比較です。
項目 | DIY | 業者依頼 |
---|---|---|
費用 | 5,000円〜10,000円 | 15,000円〜30,000円 |
時間 | 1〜2時間程度 | 30分〜1時間 |
安全性・信頼性 | 自己責任 | プロが対応 |
工具や経験があるならDIYでも対応可能ですが、不安な場合は整備士への依頼をおすすめします。
オイル交換を怠るとどうなる?ベンツE450のリスクとは
エンジントラブルの原因になる理由
オイル交換を長期間怠ると、内部でオイルが劣化し酸化やスラッジ(汚れ)が発生します。これがエンジン内部の摩耗や焼き付きを引き起こし、修理費が数十万円規模になることもあります。
特にE450のような高性能ターボエンジンは、潤滑不良による損傷が発生しやすいため注意が必要です。
燃費悪化や出力低下の可能性
古いオイルは粘度が高くなり、エンジンの回転抵抗を増やします。その結果、燃費が1Lあたり1〜2km低下する例もあります。また、出力不足や加速の鈍化が体感されるケースも多く、快適な走行性能に悪影響を及ぼします。
- 燃費の悪化
- アクセルレスポンスの鈍化
- エンジン音の増加
オイル劣化による金属摩耗のリスク
エンジンオイルの本来の役割は、部品同士の摩擦を防ぐ「潤滑」です。オイルが劣化すると保護性能が低下し、カムシャフトやピストンリングが摩耗する原因になります。これにより、圧縮漏れや異音の発生リスクが高まります。
定期交換によって摩耗を未然に防ぐことが、長寿命の鍵となります。
エンジンチェックランプが点灯するまでの流れ
オイル管理を怠ると、最終的に警告灯が点灯します。以下の順で異常が進行する場合があります。
- オイル残量警告
- 異音・振動の増加
- エンジンチェックランプ点灯
- 加速不能・緊急停止
点灯後の放置は致命的損傷につながります。早急に点検・交換が必要です。
高額修理に発展する前にできること
下記の対策を実施することで、オイル交換忘れを防ぐことができます。
- 走行距離ごとのメンテナンス記録の管理
- スマホのカレンダーやリマインダーで交換日を登録
- 半年に1度の点検とオイルチェック
対策項目 | 具体的な内容 |
---|---|
記録管理 | オイル交換の走行距離を記録しておく |
自動通知 | スマホで交換時期を通知 |
定期点検 | 点検時にオイル状態を確認 |
費用と時間をかけずに、大きなトラブルを未然に防ぐことが可能です。
ベンツE450におすすめのエンジンオイル5選【信頼性重視】
MOBIL 1 FS X1 0W-40
MOBIL 1は世界的に知られる高性能オイルブランドで、メルセデス・ベンツの推奨規格「MB-Approval 229.5」を取得しています。E450のような高出力エンジンに対応し、低温始動性と高温下の安定性に優れています。
項目 | 内容 |
---|---|
粘度 | 0W-40 |
認証 | MB-Approval 229.5 |
価格相場(4L) | 約7,000円〜9,000円 |
LIQUI MOLY Top Tec 4200 5W-30
ドイツ製のLIQUI MOLYは、欧州車ユーザーから高評価を得ています。クリーンディーゼル対応やDPF保護性能も備えており、長距離走行が多いユーザーに最適です。
使用する際は車両の年式・仕様と適合規格を必ず確認してください。
Castrol EDGE 5W-40
Castrol EDGEは「チタンFST技術」を採用し、金属同士の摩耗を極限まで低減します。走行時の静粛性を重視するユーザーや、長く愛車に乗りたい方に向いています。
- 熱安定性が高い
- 市街地でも長距離でも性能を維持
- 国内流通が多く入手しやすい
TOTAL QUARTZ INEO MC3 5W-30
TOTALはフランスの大手石油メーカーで、欧州車に最適化された成分構成が特徴です。清浄分散性が高く、オイルの汚れを最小限に抑える効果があります。
特にE450のようにターボ機構を備えたエンジンでは、カーボン蓄積を抑える性能が長期使用の鍵になります。
メルセデス・ベンツ純正エンジンオイル
正規ディーラーで使用される純正オイルは、車種ごとの最適配合がなされており、安心感と保証継続の観点から高い信頼性があります。価格はやや高めですが、整備記録や下取り時の評価に影響するケースもあります。
項目 | 内容 |
---|---|
粘度 | 5W-40(モデルにより異なる) |
価格相場(1L) | 約2,800円〜3,500円 |
購入先 | 正規ディーラー、認定整備工場 |
よくある質問(FAQ)
E450のオイル量は正確にどこで確認できる?
ベンツE450では、車内ディスプレイ上でオイル量を確認するのが基本です。物理的なオイルレベルゲージがないモデルが多いため、操作メニュー「車両情報」→「エンジンオイルレベル」を選択します。
走行直後や傾斜地での測定は誤差が出るため、平地に停車してエンジン停止後5分ほど待ってからチェックしましょう。
オイルレベルゲージがない場合はどうする?
最近のE450にはオイルレベルゲージが搭載されていない車両も存在します。その場合はオンボードコンピューターの指示に従うことが必要です。
- 車内ディスプレイで定期的にチェック
- 点検時に整備士に確認を依頼
自己判断でオイルを追加することは避け、あくまで車両の指示が優先です。
オイルが早く減るのは故障?
1,000kmあたり0.5L程度の消費であれば、エンジン設計上の許容範囲とされています。しかし、1,000kmで1L以上減るようであれば、次のような不具合が考えられます。
- バルブシールの劣化
- ピストンリングの摩耗
- オイルパンからの漏れ
点検での油量チェックと、エンジン下部の漏れ確認をおすすめします。
エンジンオイルの色やにおいは交換の目安になる?
オイルの色やにおいは、ある程度の判断材料になります。以下の変化が見られたら交換を検討しましょう。
状態 | 判断の目安 |
---|---|
黒く濁っている | 汚れの蓄積、性能低下の兆候 |
焦げ臭いにおい | 高温での劣化や酸化の可能性 |
乳白色に濁っている | 冷却水混入の恐れ、要点検 |
オイル交換後にエンジン音が変わるのは正常?
はい、エンジンオイルを交換するとエンジン音が静かになるのはよくある現象です。古いオイルでは潤滑性能が落ち、金属音が大きくなりがちです。
交換後は、次のような変化が体感されることがあります:
- アイドリング時の静音化
- スムーズな加速感
- 燃費の微改善
ただし異音や振動が大きくなる場合は、施工不良や部品異常の可能性があるため整備工場へ相談しましょう。
オイル量を間違えて入れすぎたときの対処法は?
規定量以上にオイルを入れすぎると、オイルが泡立ち、エンジン内部の潤滑不良を引き起こす危険があります。目安としては、0.5L以上の過充填で不具合のリスクが高まります。
対処法としては以下のとおりです。
- すぐに走行を中止する
- オイルを抜く、または整備工場で調整依頼
過充填を繰り返すとセンサー誤作動や排気トラブルの原因にもなります。慎重に作業を行いましょう。
まとめ:ベンツE450のオイル管理で愛車の寿命と性能を守ろう
ベンツE450は高性能なエンジンを搭載しており、その分オイル管理の重要性も非常に高いです。適切なタイミングでのオイル交換と、正しい容量・種類の選択が、エンジン寿命と燃費性能の維持に直結します。
この記事では、E450のオイル量の目安や型式別の違い、交換時期の判断基準、費用の相場やおすすめオイル製品、さらにはDIY方法やトラブル回避法まで、総合的に解説しました。
下記に本記事の要点を箇条書きでまとめます。
- オイル量は型式によって異なり、約8.0〜8.5Lが基準
- 交換の目安は10,000kmまたは1年ごと。市街地中心なら5,000km推奨
- 費用相場はディーラーで約30,000円、整備工場で約20,000円
- DIYも可能だが、工具・処理・正確性に注意が必要
- オイル管理を怠ると、高額な修理リスクや燃費悪化の原因に
正しい知識を持ってメンテナンスを行うことで、快適なカーライフと高い資産価値を維持できます。