【完全保存版】ベンツG320前期・後期の違い5選|外装・装備・価格
ベンツG320前期・後期の違いを知るメリットとは?
ベンツG320を選ぶ際、多くの方が悩むのが「前期と後期、どちらが自分に合っているのか?」という点です。外観や内装の違い、装備の充実度、さらには中古価格まで、知っておきたいポイントは数多く存在します。
本記事では、前期・後期の違いを5つの軸でわかりやすく解説します。デザインの変遷や装備の進化を知ることで、自分に合った一台を選ぶ判断材料が増えるはずです。
「価格が安いから前期を選んでいいのか?」「見た目は似ているけど何が違うのか?」といった疑問にも丁寧にお答えします。知らずに買って後悔しないためにも、ぜひ最後までご覧ください。
この記事で分かること
- ベンツG320の前期・後期で異なる外装デザインのポイント
- 内装や装備の進化と快適性の違い
- エンジンスペックや走行性能の比較
- 中古市場での価格差や購入時の注意点
- ライフスタイルに合わせたおすすめの選び方
外装デザインの違い|前期型と後期型でここまで変わる
グリル・ヘッドライト・バンパーの違い
ベンツG320の前期型は縦ルーバーのシンプルなグリルと、角ばったハロゲンヘッドライトが特徴です。後期型ではグリルがクローム仕上げとなり、ライトもプロジェクター式に進化しました。バンパーは一体感が増し、より現代的な印象を与えます。
項目 | 前期型 | 後期型 |
---|---|---|
グリル | 縦ルーバー・マット仕上げ | クローム仕上げ・光沢感あり |
ヘッドライト | ハロゲン | プロジェクター式 |
バンパー | 直線的なデザイン | 一体感のある造形 |
ホイールデザインやサイズの変更点
ホイールサイズは前期型が16インチ、後期型では標準で18インチに拡大され、スポーク数やデザインも変更されています。これにより、走行時の安定感とデザイン性が両立しました。
- 前期型:16インチ・クラシックデザイン
- 後期型:18インチ・スポーティな印象
ホイールは純正でも高価なため、中古購入時は状態確認が必須です。
塗装カラーのバリエーションに違いはある?
前期型ではブラック・シルバー・ホワイトが主流でしたが、後期型ではミスティックブルーやカシミアゴールドなど、上級感のある限定カラーも登場しています。
時期 | 主なカラーバリエーション |
---|---|
前期型 | ブラック、シルバー、ホワイト |
後期型 | ミスティックブルー、カシミアゴールド、オブシディアンブラック |
モールやミラーなど細部の違いもチェック
サイドモールは前期型ではマットブラックでしたが、後期型ではクロームラインが追加され高級感がアップしています。またドアミラーも大型化され、視認性が向上しました。
- モール:クロームの有無で印象が大きく変化
- ミラー:後期型は電動格納式に進化
外装の雰囲気が与える印象の変化
全体的に、前期型はクラシックで無骨な印象、後期型は洗練された都会的なイメージです。街乗りに映えるのは後期型、アウトドアで映えるのは前期型といったユーザーの声もあります。
購入目的に応じて、見た目の印象は選び方の大きな決め手になります。
内装・装備の違いを徹底比較|高級感の進化に注目
メーター・ステアリング周りの変更点
前期型ではアナログ感の強いスピードメーターと丸型エアコン操作ノブが主流でした。後期型ではメーター内にマルチファンクションディスプレイが追加され、視認性と操作性が大幅に向上しています。
項目 | 前期型 | 後期型 |
---|---|---|
メーター表示 | アナログ表示のみ | アナログ+液晶表示 |
ステアリング | レザーステアリング | マルチファンクション対応 |
シート素材とデザインの違い
前期型ではファブリックやベーシックなレザーが多く採用されていましたが、後期型ではナッパレザーやアルカンターラ素材が用意され、質感と高級感が格段にアップしています。
- 前期型:ファブリックシートが標準
- 後期型:上級モデルはナッパレザー仕様
- シート形状:後期型はホールド性が高い設計
インフォテインメントの有無と進化
前期型には純正ナビの設定が限られており、オーディオ機能もCDやMDが中心でした。後期型ではCOMANDシステムが搭載され、Bluetooth・DVD再生・バックカメラ連携などが可能になりました。
インフォテインメントはアップデート対象外のため、後期型での導入有無は購入前に必ず確認しましょう。
前期と後期で異なる安全装備とは?
ベンツG320は前期型では運転支援機能が限定的でしたが、後期型からは以下のような先進安全装備が追加されています。
- ESP(電子制御スタビリティ)
- パーキングアシストセンサー
- ヘッドライトオートレベリング機能
安全装備 | 前期型 | 後期型 |
---|---|---|
ABS・エアバッグ | 標準搭載 | 標準搭載 |
ESP | なし | あり |
パークトロニック | なし | あり |
快適装備の有無(電動シート・シートヒーター等)
後期型では電動シート・シートヒーターが標準装備となるモデルが増えており、寒冷地仕様や記憶機能付きなど、ドライバーの快適性が飛躍的に向上しています。
- 電動シート:前期は一部グレードのみ
- シートヒーター:後期型の多くで標準
- メモリー機能:後期型に設定あり
長距離運転が多いユーザーにとっては、快適装備の有無が選択の分かれ目になります。
走行性能・エンジンスペックの違いとは?
搭載エンジンの型式・出力・排気量の差
ベンツG320の前期型はM104型直列6気筒エンジン(3.2L)を搭載し、最高出力は210psでした。後期型ではM112型V型6気筒(3.2L)に変更され、出力は215psに向上。燃焼効率やトルク特性も見直されています。
項目 | 前期型 | 後期型 |
---|---|---|
エンジン型式 | M104(直6) | M112(V6) |
排気量 | 3,199cc | 3,199cc |
最高出力 | 210ps | 215ps |
サスペンション・足回りのセッティング比較
両モデルともリジッドアクスル構造を採用していますが、後期型はダンパーの改良によって振動吸収性が向上。舗装路・悪路のいずれでも快適な乗り心地を実現しています。
- 前期型:硬めで反応の良いセッティング
- 後期型:快適性を重視した乗り味
駆動方式やトランスミッションの違い
どちらもフルタイム4WDを採用していますが、後期型では5速ATの制御がより滑らかになっています。トルク配分とレスポンスが改良され、市街地走行のスムーズさが向上したという評価があります。
ATの変速ショックが気になる方は、後期型の試乗を推奨します。
ハンドリング・乗り心地の差はある?
前期型はオフロード寄りのセッティングで、操舵感にやや重さを感じる仕様です。一方で後期型ではステアリングのギア比やパワステ制御が見直され、街中での取り回しが良好になりました。
- 前期型:ダイレクト感は高いがやや重たい
- 後期型:軽快で扱いやすい操舵感
実燃費やエコ性能に違いはあるか?
前期型は平均7km/L前後、後期型は約8〜9km/Lとわずかながら燃費が改善されています。V型エンジンと電子制御の進化が貢献しており、環境性能も向上しています。
燃費比較 | 前期型 | 後期型 |
---|---|---|
市街地燃費 | 約6〜7km/L | 約7〜8km/L |
高速走行燃費 | 約8km/L | 約9km/L |
価格と中古市場での評価|前期と後期でどちらが買いか?
新車当時の価格差と背景
ベンツG320の新車価格は、前期型が約850万円、後期型ではオプションを含め約950万円に達するケースもありました。背景には、内外装や装備の進化に加え、V6エンジンへの刷新や排ガス規制への対応などが影響しています。
項目 | 前期型 | 後期型 |
---|---|---|
新車価格帯 | 約850万円 | 約900〜950万円 |
販売年 | 〜1998年 | 1999年以降 |
排出ガス基準対応 | 未対応 | LEV基準対応 |
中古市場での価格傾向(2025年最新)
2025年現在、中古市場では前期型が250万円〜400万円、後期型が350万円〜500万円で流通しています。装備やコンディション次第では、さらに高額になることもあります。
- 前期型:玉数は多いが個体差あり
- 後期型:流通数は少なめだが高値安定
同じ年式・走行距離でも、内装や整備歴によって価格差が生じやすいため、現車確認は必須です。
リセールバリューの違いに注目
リセールバリューは後期型に軍配が上がります。特に、低走行・修復歴なし・純正パーツ完備の車両は評価が高く、年式に対する値落ちが緩やかです。
リセール評価 | 前期型 | 後期型 |
---|---|---|
10年後の価格維持率 | 約30〜40% | 約50〜60% |
人気の装備条件 | 低走行・禁煙車 | 純正ナビ・革シート・記録簿 |
整備コストや修理部品の入手性
整備性は両モデルともに良好ですが、前期型の一部部品はすでに製造終了となっているものもあります。後期型は電子制御系が複雑ですが、互換部品の流通が豊富です。
- 前期型:部品調達に時間がかかる可能性あり
- 後期型:対応可能な整備工場が多い
購入時の注意点とおすすめの年式
購入時は「整備記録簿の有無」「下回りのサビ」「電装品の動作確認」がポイントです。後期型では2001〜2003年式のモデルが、装備と価格のバランスが取れていると評判です。
おすすめ年式 | 理由 |
---|---|
前期型:1996〜1997年式 | 価格が安定しており、パーツ供給もまだ可能 |
後期型:2001〜2003年式 | 装備充実・故障率が低く人気が高い |
前期・後期それぞれのおすすめ購入パターン
デザイン重視ならどちらを選ぶべき?
外観の印象を重視する方には、後期型がおすすめです。クロームグリルやプロジェクターライトなど、洗練された装備が魅力です。一方で、無骨でクラシックなスタイルを求めるなら、前期型のデザインが好まれる傾向にあります。
- 後期型:都会的で高級感のある見た目
- 前期型:ミリタリー感のある無骨な印象
実用性・維持費を考えた選び方
維持費を抑えたいなら、部品供給が安定している後期型がおすすめです。燃費も約1km/L向上しており、長期的なコストにも差が出ます。
項目 | 前期型 | 後期型 |
---|---|---|
平均燃費 | 約7km/L | 約8km/L |
整備性 | 構造がシンプル | 診断機対応・部品入手しやすい |
カスタムベースとしての前期・後期比較
カスタムベースには前期型が人気です。価格が控えめで、オフロード系やクラシックカスタムとの親和性が高いためです。外装・内装ともに手を加える余地が多く、個性を出しやすい点が評価されています。
- 前期型:カスタムの自由度が高い
- 後期型:ノーマル状態で完成度が高い
ファミリーユースとソロユースでの適性
ファミリー利用なら快適装備が充実した後期型が適しています。電動シートやパークセンサーなどの利便性を重視した装備が搭載されています。一方で、アウトドア中心のソロドライブなら、無駄のない装備の前期型も候補に入ります。
チャイルドシート固定用ISOFIXなどは後期型以降でないと装備されていない点に注意が必要です。
初心者が後悔しない選び方とは?
初めてGクラスを購入するなら、メンテナンスが容易で故障リスクの低い後期型がおすすめです。特に購入後すぐに修理費が発生しやすい前期型は、整備知識がないと負担になる場合があります。
タイプ別おすすめ | おすすめモデル |
---|---|
初心者・街乗り中心 | 後期型(2001〜2003年) |
趣味・カスタム用途 | 前期型(1996〜1998年) |
ベンツG320の前期・後期に関するよくある質問(FAQ)
G320の前期と後期では維持費は変わる?
維持費には年間で約5〜10万円の差が出るケースがあります。後期型の方が燃費が良く、部品の入手も容易なため、整備コストが比較的抑えられます。一方で、前期型は部品取り寄せや古い機構に起因する修理が増える傾向です。
項目 | 前期型 | 後期型 |
---|---|---|
年間整備費用 | 約20〜30万円 | 約15〜25万円 |
消耗品の調達 | やや困難 | 比較的容易 |
故障しやすいのは前期?それとも後期?
経年劣化に伴う不具合は前期型に多く見られます。特に冷却系や電装系、エンジンセンサーのトラブルが指摘されています。後期型では対策品が採用されており、故障リスクは抑えられています。
- 前期型:サーモスタット・ABSユニットの故障事例あり
- 後期型:オルタネーター・電動ファンなどの消耗が中心
後期型にはG500やG55 AMGのパーツ流用は可能?
多くの部品が共通設計のため、バンパー・テールランプ・グリルなどの流用は可能です。ただし、電子制御系やECU関連は互換性がない場合があるため、専門店での事前確認が必須です。
流用パーツの一部は車検非対応の可能性があるため、装着前に注意が必要です。
前期型にナビ・ETCなど後期装備は追加できる?
はい、社外品の活用によりナビ・ETC・バックカメラの取り付けは可能です。近年では、AndroidナビやOBD対応機器が充実しており、純正風の仕上がりも実現可能です。
- ETC:助手席下またはグローブボックス内に設置例多数
- ナビ:2DIN加工で後付け施工が主流
- バックカメラ:リアナンバー上部に装着するケースが一般的
G320は今後値上がりする可能性がある?
近年のクラシックGクラス人気により、価値が上昇傾向にあります。特に状態の良い前期型や、フルオリジナルの後期型は、国内外で評価が高まっています。2023年以降、一部個体は10〜15%値上がりしたというデータもあります。
対象年式 | 2022年平均価格 | 2024年平均価格 |
---|---|---|
1996〜1998年(前期) | 約260万円 | 約290万円 |
2001〜2003年(後期) | 約370万円 | 約420万円 |
年式によって税金や自動車保険に差はある?
税金については初年度登録から13年・18年を超えると環境税が加算されます。自動車保険では、型式ごとの料率クラスにより保険料が若干変動する場合があります。
- 自動車税:13年超で15%前後の加算あり
- 重量税:年式と回数によって金額が異なる
- 保険料:後期型の方が若干高いケースも
まとめ:ベンツG320前期・後期の違いを理解して最適な一台を選ぼう
ベンツG320は、前期・後期でデザインや装備、走行性能に明確な違いがあります。購入を検討する際は、見た目だけでなく、維持費やリセールバリュー、整備性といった長期的な視点も踏まえて選ぶことが重要です。
どちらを選んでもGクラスならではの堅牢性と存在感は健在です。使用目的やライフスタイルに合わせて、あなたに最適なG320を見つけましょう。
- デザイン重視なら洗練された後期型、クラシック感重視なら前期型
- 快適装備や燃費を重視するなら後期型が有利
- カスタム志向・アウトドア用途なら前期型の自由度が魅力
- リセールや整備性まで考えると後期型が安心
- 初心者は修理履歴や記録簿が整った個体を重視
現車確認・整備記録の確認を怠らず、信頼できる販売店での購入が後悔しないコツです。