【比較】ベンツGLA200前期・後期の違い7選!見分け方と選び方
ベンツGLA200前期・後期の違いとは?
ベンツGLA200を購入または乗り換え検討中の方にとって、「前期と後期のどちらが良いのか」という疑問は避けて通れません。外観は似ていても、細かい部分に明確な違いが存在します。
特に2023年以降の後期型では、安全性能や快適性が大幅に向上しており、見た目だけでは分からない進化が詰まっています。多くの人が「知らずに前期型を選んで後悔した」という声もあります。
しかし、価格や装備、維持費を総合的に考えると、前期型にも十分なメリットがあるのが事実です。この記事では、読者が自分のニーズに合った選択ができるよう、比較ポイントをわかりやすく解説します。
「違いがわかりにくいから適当に選んでしまう」前に、正しい知識を持ちましょう。
この記事で分かること
- GLA200前期と後期の外観・内装の違い
- エンジン性能や乗り心地にどのような差があるか
- 安全装備・先進機能の進化点
- 中古市場での価格差と選び方のコツ
- 実際のオーナーの評価と体験談
外観デザインの違いを徹底比較!見た目で見分けるポイント
フロントフェイスの変更点とは?
後期型ではフロントグリルの形状が一新され、中央のメルセデス・エンブレム周辺がよりシャープな印象に仕上がっています。特に2023年モデルでは、バンパー下部のエアインテーク形状が変更され、スポーティな雰囲気が強調されています。
前期型のオーナーからは「やや古く見える」という声もあり、見た目での年式判別が可能です。
テールランプ・バンパーの進化ポイント
後期型ではLEDテールランプの光り方が一目で分かるほど鮮明に改良され、夜間の視認性が向上しています。加えてリアバンパー形状もより立体的に進化し、全体的に引き締まった印象に変化しました。
アルミホイールデザインの違い
ホイールのデザインは年式ごとの個性が最も出やすい部分です。前期型はシンプルな5スポークデザインが主流で、後期型はツイストデザインやブラック塗装が採用されるなど、アグレッシブな印象が強まっています。
ボディサイズの微細な変更
全長や全幅に大きな違いはありませんが、後期型の一部モデルでは全長が約10mm長くなっており、空力性能と見た目のバランスに配慮されています。これは整備記録などに記載があり、細かくチェックすれば判別可能です。
実車画像で比較する見分け方のコツ
購入前の現車確認時に注目すべき点として、以下のような違いがあります。
- LEDヘッドライトの形状
- バンパー下部の開口部デザイン
- リアスポイラーの立ち上がり角
これらを総合的にチェックすることで、見分けに迷うリスクを減らせます。
比較項目 | 前期型 | 後期型 |
---|---|---|
フロントグリル | 横長のシンプル形状 | 立体的で中央が強調 |
テールランプ | 直線的なLED配置 | L字型に点灯し視認性向上 |
ホイール | 5スポーク中心 | ツイスト・ブラック系増加 |
リアバンパー | 丸みを帯びたライン | 直線的で引き締まった印象 |
内装(インテリア)の進化点とは?質感・装備に注目
メーターパネルのデザイン変更
後期型ではメーターパネルがフルデジタル仕様へと刷新され、視認性と操作性が大幅に向上しました。前期型ではアナログメーターと小型モニターの組み合わせが主流でしたが、最新型は12.3インチの高精細ディスプレイを採用し、ナビや走行情報の同時表示も可能です。
インフォテインメントシステムの違い
操作性と連携性の進化が見られるのがMBUXの搭載です。後期型では「Hey Mercedes」の音声認識に対応しており、エアコンやナビ設定を声で行えるのが特長です。前期型はCOMANDシステムで、物理操作が中心でした。
内装素材とシート形状の違い
前期と後期では、内装素材のグレードにも差があります。後期型は本革調ARTICO素材を多く採用し、質感が格段にアップしています。また、後期ではシート形状が改良され、腰のフィット感が高まったとのユーザーの声もあります。
操作系統・スイッチ配置の変更点
後期モデルではセンターコンソールがスリム化され、タッチパッド式の操作パネルに変更されました。これにより手元での直感的な操作が可能になり、ドライバーの負担が軽減されます。
乗車時の印象はどう変わる?
内装の統一感や照明の工夫により、後期型では高級感がより強く感じられるという評価が多く見られます。実際に夜間走行時のアンビエントライトも色数が増え、雰囲気作りにも効果的です。
内装項目 | 前期型 | 後期型 |
---|---|---|
メーターパネル | アナログ+小型モニター | 12.3インチフルデジタル |
操作システム | COMANDシステム | MBUX(音声対応) |
内装素材 | 布や合成皮革中心 | ARTICOや高級トリム素材 |
センター操作部 | ロータリーダイヤル | タッチパッド式 |
アンビエントライト | 単色・控えめ | 多色・明るめ設定 |
後期型は質感・装備ともに「上質さ」に磨きがかかっています。
走行性能・エンジン仕様の差異をチェック!
エンジン出力・トルクの違いはある?
前期型と後期型のGLA200はいずれも1.3L直列4気筒ターボを搭載していますが、後期型では最大トルクが250Nmから270Nmに強化されています。これにより発進時の力強さが改善され、街中での加速がスムーズです。
トランスミッションの変更有無
両型とも7速DCT(デュアルクラッチ)を採用していますが、後期型では制御プログラムが見直され、変速ショックの軽減や応答性の向上が報告されています。ユーザーからも「違和感のないスムーズな変速になった」という声が挙がっています。
乗り心地や足回りの改良点
後期型ではサスペンションのセッティングが調整され、路面からの突き上げがマイルドになった印象です。特に段差での上下動が抑えられ、快適性が向上したと実感するオーナーが多く見られます。
ドライブモードのバリエーション
後期型では「ECO」「Comfort」「Sport」のモード切替に加え、「Individual」モードが追加されました。これにより、エンジン・ステアリング・シフト操作を自分好みに設定可能となり、運転の楽しさが広がります。
実際の加速感・静粛性に変化は?
静粛性に関しては、後期型でエンジンルームの防音材が強化され、アイドリング時や加速中の音が20%低減されたというデータがあります。また、高速道路での加速時もエンジン音が控えめで快適です。
性能項目 | 前期型 | 後期型 |
---|---|---|
最大トルク | 250Nm | 270Nm |
トランスミッション | 7速DCT | 7速DCT(制御改良) |
ドライブモード | 3種類 | 4種類(Individual追加) |
乗り心地 | やや硬め | 快適性向上 |
静粛性 | 標準 | エンジン音約20%低減 |
走行性能の進化は数値では見えにくいため、実際の試乗で確認することが大切です。
安全装備・先進機能のアップデート比較
衝突被害軽減ブレーキの進化
GLA200の後期型では、衝突被害軽減ブレーキの作動範囲が拡大し、歩行者や自転車にも自動対応するようになりました。時速60km以下でも確実に作動し、都市部での安全性が向上しています。前期型は対車両中心の制御でした。
車線逸脱防止・死角警告機能の強化
後期型では、ドアミラーの死角警告表示が大型化され、より視認性が高まりました。また、車線逸脱時のステアリング補正機能も強化されており、高速走行時の安定性に直結しています。前期型ではアラート音のみのケースが一般的です。
自動駐車・パーキングアシスト機能の違い
GLA200後期型では「パーキングパイロット」が搭載され、ステアリング操作だけでなくアクセル・ブレーキも自動制御されます。前期型ではステアリングのみのアシストに留まり、操作がやや複雑でした。
クルーズコントロールの違い
前期型では一般的な定速式クルーズコントロールを採用していましたが、後期型ではアクティブディスタンスアシスト付きに進化。先行車との車間を自動で保つため、渋滞時でもストレスなく走行可能です。
後期型で新たに搭載された機能とは?
後期モデルでは、360度カメラとアクティブステアリングサポートが標準装備となりました。これにより、狭い道や縦列駐車時にも周囲を可視化しながら安全に操作できます。これらは前期型には未搭載の機能です。
装備項目 | 前期型 | 後期型 |
---|---|---|
自動ブレーキ | 対車両のみ | 歩行者・自転車にも対応 |
死角警告 | 小型インジケーター表示 | 大型アイコン+音声 |
パーキングアシスト | ステアリングのみ支援 | ブレーキ・加速まで自動 |
クルーズ機能 | 定速式 | 車間維持式(ACC) |
新搭載機能 | 非搭載 | 360度カメラ、ステアサポート |
安全装備の違いは見えにくいため、カタログや試乗での確認が重要です。
中古車市場での価格差・残価率の違い
前期・後期の平均価格帯の推移
GLA200の前期型は中古市場で約180〜250万円、後期型は220〜310万円が相場です。年式や走行距離、オプション装備によって差はありますが、後期型の方が平均で30〜40万円高くなっています。
価格差は年々縮小傾向にありますが、2025年現在も後期型の需要は高めです。
残価率の傾向と下取り額の比較
GLA200はベンツの中でもリセールバリューが高く、3年落ちでの残価率は前期型が約50%、後期型は約58%とされます。特に後期型の中でもAMGラインや先進装備付きモデルは査定が高くなりやすい傾向があります。
年式・走行距離による価格差
以下のように、年式・走行距離の違いで相場は大きく変動します。
- 2019年式・走行3万km以内:前期型 220万円前後
- 2022年式・走行2万km以内:後期型 280万円前後
- 2017年式・走行5万km超:前期型 180万円以下
高年式・低走行・ワンオーナー車は価格が安定しています。
中古車として狙い目なのはどっち?
コスパ重視なら、前期型の中でも後期寄り(2019年式など)がおすすめです。価格と装備のバランスが良く、割安感があるからです。一方で、最新の装備や安心感を求めるなら後期型一択となるでしょう。
賢く選ぶポイントと交渉術
中古購入時に注意すべき点は以下の通りです。
- 修復歴・保証の有無を必ず確認する
- 車検残や整備記録がある個体を選ぶ
- ディーラー系中古車店では価格交渉の余地が少ない
- 値引き狙いなら認定外店舗や非正規中古車店が狙い目
項目 | 前期型 | 後期型 |
---|---|---|
中古相場 | 180〜250万円 | 220〜310万円 |
残価率(3年落ち) | 約50% | 約58% |
おすすめ年式 | 2018〜2019年 | 2022年以降 |
価格交渉のしやすさ | 比較的可能 | 限定的 |
実際のオーナー評価と口コミ比較
前期型ユーザーの満足点と不満点
前期型のユーザーからは「維持費が抑えやすい」「必要十分な装備がある」といったコストパフォーマンスの高さを評価する声が目立ちます。一方で「先進機能が少ない」「内装がややチープに感じる」などの指摘もあり、装備面の物足りなさを感じる人もいます。
後期型オーナーの高評価ポイント
後期型の満足点としては、「MBUXが使いやすい」「内装の質感が上がった」「安全機能が頼れる」など、先進性と高級感の両立が挙げられます。実際に「ベンツらしさが増した」という意見もあり、満足度は高い傾向です。
整備性や維持費の実感の違い
整備性に関しては、前期型の方が一般整備工場での対応がしやすく、年間維持費はおよそ15〜20万円程度で済んだという声があります。後期型は電子制御が増えたことで、ディーラー対応が中心となり、費用も年間20〜25万円とやや高くなる傾向です。
購入時に後悔した点・良かった点
前期型を購入した人の一部には「あと10万円出して後期型にすればよかった」という声もあります。逆に、「あえて前期型を選んだことで、割安にベンツに乗れた」という満足の声も多く、どちらを選ぶかは目的次第といえます。
購入を決めた理由と比較基準
購入者が重視した比較基準としては、以下のような要素が多く見られました。
- 価格と年式のバランス
- 内装・装備の充実度
- 家族での使いやすさ
- リセールバリュー
目的と重視ポイントを明確にしておくことが、後悔しない購入につながります。
比較項目 | 前期型の口コミ | 後期型の口コミ |
---|---|---|
満足点 | コスパが良い、維持費が安い | 内装が豪華、先進装備が便利 |
不満点 | 内装がやや簡素、機能が少ない | 価格が高い、維持費が上がる |
維持費 | 年15〜20万円 | 年20〜25万円 |
購入理由 | 価格重視、初めてのベンツ | 装備重視、買い替え需要 |
よくある質問(FAQ)|GLA200の前期・後期に関する疑問を解決
ベンツGLA200の前期・後期の見分け方は?
フロントグリルとテールランプの形状が大きな手がかりです。後期型は立体感のあるグリルとL字型のLEDテールランプが特徴です。また、インテリアでは12.3インチワイドディスプレイの有無でも判別できます。
- 前期型:横バーグリル、アナログメーター
- 後期型:シャークノーズグリル、デジタルコックピット
中古で買うなら前期と後期どちらがおすすめ?
価格を抑えたい方には前期型、安全装備重視なら後期型がおすすめです。前期型は200万円前後で状態の良い車両が見つかりやすく、初めての輸入車としても人気です。
一方、後期型はMBUXや最新の先進装備が揃い、満足度の高い選択肢として注目されています。
年式ごとの変更タイミングはいつ?
GLA200の前期・後期の切り替えは2020年後半〜2021年初頭のモデルチェンジで行われました。以下の年式ごとの区分が目安です。
年式 | 型式区分 |
---|---|
2015〜2020年 | 前期型(初代X156) |
2021年以降 | 後期型(2代目H247) |
前期でも安全装備は充実している?
前期型にも標準でレーンキープアシストや自動ブレーキ機能が装備されています。ただし、後期型に比べると検知範囲や作動速度が限定的であり、夜間や交差点などでは作動しにくいケースがあります。
より高い安心感を求める方は後期型のアクティブブレーキアシスト搭載モデルが推奨されます。
後期型の方が燃費は良くなっている?
はい、後期型はエンジン制御と車両軽量化により、実燃費で約1〜1.5km/Lの改善が報告されています。前期型の平均燃費が約12.5km/L、後期型では約13.5〜14km/L程度です。
とくに街乗りよりも高速走行時に差が出やすく、燃料コストを抑えたい人には後期型が優れています。
カスタムパーツは前期・後期で互換性ある?
一部のエアロパーツや内装アクセサリーは互換性がありません。たとえば、ナビやダッシュボードの形状が異なるため、インパネ系パーツは共通で使えない場合があります。
必ず「対応年式・型式」を確認して購入してください。前期用と後期用で商品が分かれていることが多いです。
まとめ:ベンツGLA200の前期・後期を正しく比較して後悔のない選択を
GLA200の前期・後期には、見た目だけでなく、内装や装備、安全性、走行性能まで多くの違いがあります。
価格重視であれば前期型、快適性や先進性を求めるなら後期型が向いています。
- 外観はテールランプやフロントグリルで見分け可能
- 内装ではデジタルメーターやMBUXの有無が大きな差
- 後期型はエンジン性能や安全装備の進化が明確
- 中古車市場でも年式・装備による価格差があり
- オーナーの口コミは購入目的ごとの評価に分かれる
どちらを選ぶかは「何を重視するか」で変わります。
購入前に目的・使用シーンを明確にしておくことが、満足度の高い選択につながります。
関連記事- 【保存版】ベンツGLA45はどれくらい持つ?平均寿命と買い替え時期の目安
- 【2025年版】ベンツGLA220の全グレードの違いと価格差まとめ
- 【徹底解説】ベンツGLAのアンビエントライトの魅力と搭載条件
- 【2025年版】ベンツGLAのリセール価値は?高く売るための全知識
- 【何秒で到達?】ベンツGLA 250の0-100加速タイムを徹底検証
- 【実体験】ベンツGLAで行く快適キャンプ!SUVの積載力と走破性は?
- 【プロが解説】ベンツGLAとAクラスの違い7選|後悔しない選び方とは?
- 【保存版】ベンツGLAのバッテリー交換費用は?相場・工賃・節約法まとめ
- 【なぜ跳ねる?】ベンツGLA 35がぴょんぴょんする3つの原因と対策
- ベンツGLA220のアンビエントライトが光らない5つの原因と対処法