ベンツGLBディーゼルの燃費、実際どうなの?

ベンツGLBディーゼルの燃費、実際どうなの?

ベンツGLBディーゼルを購入検討中の方にとって、最も気になるのが実際の燃費性能ではないでしょうか。カタログ燃費と現実の使用感には、大きな差があることもあります。

結論からお伝えすると、ベンツGLBディーゼルは街乗り・高速ともに実用的な燃費性能を備えています。とくに長距離運転時のコスパに優れ、「思っていたより燃費が良い」という声も多く見られます。

ディーゼル特有のトルク感や軽油の価格メリットを最大限活かすには、燃費のリアルな傾向を把握することが大切です。

実際のユーザーからは「街乗りで15km/L、高速で20km/L超えた」といった具体的な報告もあります。

この記事では、街乗り・高速道路・実燃費の検証結果を中心に、維持費やライバル車との比較まで徹底的に解説します。ベンツGLBのディーゼルモデルが本当にお得なのか、その答えを見つけましょう。

この記事で分かること

  • 街乗り・高速走行におけるベンツGLBディーゼルの実燃費
  • カタログ燃費とリアル使用時のギャップ
  • 燃費に影響する具体的な要素
  • オーナーの口コミや体験談に基づく評価
  • ガソリンモデルとの維持費・燃費の違い

街乗り編:ベンツGLBディーゼルの燃費は日常使いでどうなる?

街乗り編:ベンツGLBディーゼルの燃費は日常使いでどうなる?

街乗り(市街地)の実燃費を徹底検証

ベンツGLBディーゼルの市街地走行では、平均して約13〜15km/Lの燃費を記録しています。これは同クラスのSUVと比較しても優秀な数値です。

短距離移動が多い都市部でも、この燃費なら維持費も抑えられます。軽油価格の安さもあり、ガソリン車に比べて燃料代の差は年間2〜3万円になるケースもあります。

信号待ち・渋滞時の燃費傾向と対策

アイドリング時や信号の多い環境では、燃費が最大で20%程度悪化することもあります。

とくに夏場のエアコン使用時は、さらに燃費が落ちやすい傾向があります。

その対策としては以下のような方法が有効です。

  • アイドリングストップ機能を活用する
  • エアコンの風量や温度設定を最適化する
  • 発進時は急加速を避ける

走行距離・アイドリング時間による燃費の変化

エンジンが温まるまでの走行では、燃費が一時的に悪化します。特に5km未満の走行では燃費が10km/L前後まで低下することもあります。

頻繁な短距離移動はディーゼル車の特性と相性が悪いため、週末に長距離を走るなどの工夫が必要です。

他SUVディーゼル車との街乗り燃費比較

以下は同クラスの人気SUVとの街乗り燃費の比較です。

車種 街乗り燃費(km/L)
ベンツGLB 200d 13〜15
BMW X1 xDrive18d 12〜14
アウディQ3 35 TDI 11〜13
マツダCX-60 XD 14〜16

ベンツGLBはプレミアムSUVの中でも燃費効率の良さが際立ちます。

街乗り燃費を改善する運転テクニック

少しの工夫で街乗り燃費は改善できます。とくに以下の方法が有効です。

  • 一定速度を意識した運転
  • 不要な荷物を降ろして車重を軽くする
  • タイヤの空気圧を定期的にチェックする
  • エコモードを積極的に活用する

これらの工夫を習慣化することで、最大で1〜2km/Lの燃費向上が見込めます。

高速道路編:長距離ドライブで燃費はどう変わる?

高速道路編:長距離ドライブで燃費はどう変わる?

高速走行時の平均実燃費を公開

ベンツGLBディーゼルは高速走行に強く、実燃費は18〜21km/Lと非常に優秀です。巡航速度の安定性とディーゼルエンジンの効率性が、この高燃費を支えています。

東京〜名古屋間を1回の給油で往復できたという声もあり、長距離ユーザーから高い評価を受けています。

巡航速度と燃費の関係

速度が一定に保たれるほど燃費は向上します。80〜100km/hの巡航がもっとも効率的で、逆に120km/hを超えると急激に燃費が悪化する傾向にあります。

  • 80km/h巡航 → 約21km/L
  • 100km/h巡航 → 約19.5km/L
  • 120km/h以上 → 約16km/L以下

高速走行では速度の出しすぎが燃費悪化の原因となります。

ACC(アダプティブクルーズ)使用時の燃費への影響

ACCを使うことで加減速のムダが抑えられ、燃費効率が向上します。特に長距離運転では、疲労軽減と燃費向上を両立できるメリットがあります。

ユーザーからは「ACC使用時の方が1km/Lほど燃費が良くなった」という報告もあり、積極的な活用が推奨されます。

給油間隔・航続距離の実測データ

ベンツGLB 200dのタンク容量は約60Lです。平均実燃費20km/Lの場合、航続距離は約1,200kmに達します。

項目 数値
タンク容量 約60L
実燃費(高速) 18〜21km/L
航続距離 1,080〜1,260km

長距離ドライブでも給油回数を抑えられるため、旅行や出張時の安心感につながります。

高速での他ディーゼル車との比較

他社ディーゼルSUVと比べても、GLBの高速燃費は上位に位置します。

車種 高速燃費(km/L)
ベンツGLB 200d 18〜21
BMW X1 xDrive18d 17〜19
ボルボXC40 B4 15〜17
マツダCX-5 XD 18〜20

ベンツGLBは燃費だけでなく、快適性や静粛性でも高評価を得ており、長距離ドライバーに選ばれやすい一台です。

燃費に影響する要因とは?ベンツGLBならではの特徴も解説

燃費に影響する要因とは?ベンツGLBならではの特徴も解説

重量・車体サイズによる燃費影響

ベンツGLBは全長4,640mm、重量は約1,720kgと中型SUVとしてはやや大きめです。これにより発進時のエネルギー消費が増加し、燃費に影響します。

市街地での頻繁なストップ&ゴーでは特に燃費差が出やすくなります。

車種 車両重量
ベンツGLB 200d 1,720kg
BMW X1 1,610kg
ボルボXC40 1,650kg

タイヤサイズ・空気圧・積載量との関係

GLBのタイヤは18〜20インチが主流で、タイヤ径が大きくなるほど転がり抵抗が増すため、燃費は悪化しがちです。

  • 適正な空気圧を維持する
  • 車内の荷物を必要最低限に抑える
  • 冬用タイヤ装着時は燃費が下がる傾向あり

特に空気圧の低下は1割以上の燃費悪化を引き起こす恐れがあります。

4WDとFFモデルでの燃費差

GLBには4WD(4MATIC)とFF(前輪駆動)の2タイプが存在します。一般的に4WDの方が燃費が1〜2km/Lほど低下します。

駆動方式 平均実燃費(km/L)
FF(200d) 15〜18
4MATIC(220d) 13〜16

都市部での使用や燃費を重視する方にはFFモデルがおすすめです。

GLBディーゼル独自のエンジン制御とその影響

ベンツGLBのディーゼルエンジンには、最新の排出ガス制御技術「AdBlue」や自動再生型DPFが搭載されています。

これにより環境性能と燃費効率を両立していますが、短距離走行が多いとDPF再生がうまくいかず、燃費が一時的に悪化するケースもあります。

冬場・夏場など季節別の燃費変化

季節によって燃費は大きく変動します。特に冬場は暖機運転やヒーター使用で2〜3km/Lの差が出ることもあります。

  • 夏:エアコン使用で燃費悪化(約-1km/L)
  • 冬:エンジン暖機や路面抵抗により更に低下
  • 春・秋:最も燃費効率が良い時期

シーズンごとに燃費の変動を意識し、適切なメンテナンスと走行計画を立てることが重要です。

実際のオーナーはどう感じてる?口コミから見る燃費評価

実際のオーナーはどう感じてる?口コミから見る燃費評価

SNS・掲示板でのリアルな燃費評価

ベンツGLBディーゼルに関する口コミはSNSや掲示板で多く見られます。中でも「燃費が思ったより良い」という声が目立ちます

  • 「街乗りで14km/L出た。軽油代も安くて助かる」
  • 「郊外メインで使ってるけど17km/Lいく」
  • 「高速燃費が20km/L超えたのには驚いた」

購入前のイメージよりも好印象なレビューが多い点が特徴です。

「街乗りで◯km/Lだった」などの体験談

体験談の中には、実際に街中で使ったときの具体的な燃費数値も見られます。

オーナー情報 燃費報告(街乗り)
都内在住・通勤利用 約13.5km/L
大阪市内・買い物中心 12〜14km/L
地方都市・平日使用 15km/L前後

このように、地域や使用頻度によって燃費に差があることが分かります。

オーナーが語る燃費に関する不満と満足点

全体的に満足度は高いですが、一部には不満の声も見られます。

  • 「冬は10km/L近くまで下がってしまう」
  • 「4WDモデルだと燃費にやや不満」
  • 「燃費は良いけど軽油のにおいが苦手」

一方で、

  • 「燃費と走行性能のバランスが良い」
  • 「長距離ドライブでの燃費は驚異的」

といった高評価の意見も多く、全体的にはポジティブな印象が優勢です。

口コミとカタログ燃費のギャップ分析

GLB 200dのカタログ燃費はWLTCモードで約16.3km/Lですが、実燃費との間には±2km/L程度の差が出る傾向があります。

使用環境 実燃費(平均) カタログ比
市街地メイン 13〜14km/L -2〜-3km/L
高速メイン 18〜21km/L +2〜+5km/L

走行環境により、カタログ値以上の実燃費を出すことも可能です。

他メーカー車と比較したリアルな声

「前に乗っていたCX-5よりも燃費がいい」「X1より車体重いのにこっちのほうが走りも燃費も好み」など、他車種との比較による高評価も多く確認できます。

口コミからは、ベンツGLBディーゼルが燃費と高級感を両立している点が評価されていることが分かります。

ディーゼル車に対する懸念があっても、実際の使用感に触れた口コミは大きな判断材料になります。

GLBディーゼルとガソリンモデル、燃費と維持費でどちらがお得?

GLBディーゼルとガソリンモデル、燃費と維持費でどちらがお得?

ディーゼルとガソリンの燃費比較データ

ベンツGLBにはディーゼルとガソリンの両モデルが存在し、それぞれに燃費特性があります。実燃費ではディーゼルが明確に優位です。

モデル カタログ燃費(WLTC) 実燃費(平均)
GLB 200d(ディーゼル) 16.3km/L 14〜18km/L
GLB 180(ガソリン) 13.8km/L 11〜14km/L

ディーゼルは燃費の安定感と長距離性能が魅力です。

年間維持費(燃料代・税金・整備費)の違い

維持費を比べると、燃料代と自動車税でディーゼルが有利になります。

  • 燃料単価:軽油約150円/L、ハイオク約170円/L(2025年7月時点)
  • 年間走行距離が1万kmなら、燃料費差は約25,000円
  • 自動車税:ディーゼルは重量税がやや高め

ただし、整備費用やAdBlue補充などの維持コストも考慮が必要です。

初期費用と長期所有コストの差

ディーゼル車はガソリンモデルに比べて約30〜40万円高い価格設定です。短期間の利用では割高になりますが、5年以上乗る予定なら十分回収可能です。

長距離走行や年間走行距離が多い人ほどお得度は高まります

「何年乗れば元が取れるのか」試算

仮に年間1万2,000km走行するとして、ディーゼルの燃料代とガソリンの差額を比較した試算です。

項目 ディーゼル ガソリン
年間燃料費(目安) 約100,000円 約126,000円
初期価格差 約350,000円(GLB 200dの方が高い)
損益分岐点 約6〜7年

長く乗るほど、ディーゼルモデルの経済性が際立ちます

どんな人にディーゼルがおすすめ?

以下のような方にGLBディーゼルは特におすすめです。

  • 年間走行距離が1万km以上ある
  • 高速道路の利用が多い
  • 燃費と経済性を重視したい
  • 長期的に1台を乗り続けたい

一方で、短距離中心の街乗りユーザーや、年間走行距離が少ない方にはガソリンモデルも選択肢になります。

ベンツGLBディーゼルの燃費に関するよくある質問(FAQ)

ベンツGLBディーゼルの燃費に関するよくある質問(FAQ)

実燃費とカタログ燃費はどれくらい違う?

カタログ上の燃費(WLTCモード)はGLB 200dで約16.3km/Lとされていますが、実際には以下のような結果が報告されています。

走行状況 実燃費
市街地メイン 12〜14km/L
郊外・混合走行 14〜16km/L
高速道路 18〜21km/L

走行環境によって最大5km/L以上の差が出ることもあります。

都内中心の通勤での燃費はどう?

都内の通勤で多いケース(渋滞・信号待ち多め)では、12〜13km/L前後が目安です。

  • 混雑時間帯では11km/L台まで下がる例あり
  • 郊外やバイパス利用で14km/L超えの声も

短距離+頻繁な停車が続くと、燃費が想定より悪化することがあります。

ECOモードは燃費向上に効果ある?

はい、ECOモードを活用することで、平均で0.5〜1.5km/Lの燃費向上が見込めます。

とくに市街地やストップ&ゴーの多い場面で効果が顕著です。加速が穏やかになるため燃料消費が抑えられます。

軽油価格が上がったら損する?

2025年7月現在の全国平均価格は以下の通りです。

燃料種類 平均価格(円/L)
軽油 約150円
ハイオク 約170円

差額が20円程度ある限り、ディーゼルの優位性は維持されます。軽油が170円以上になる場合は損益計算が必要です。

GLB200dと他グレードで燃費に差はある?

GLBには200d(FF)と220d 4MATIC(4WD)などのグレードがあります。燃費は以下のような差があります。

  • GLB 200d:14〜18km/L(最も燃費が良い)
  • GLB 220d 4MATIC:12〜16km/L

4WDモデルは重量増・駆動方式の違いにより燃費がやや劣ります。

燃費を良くするおすすめのメンテナンスは?

燃費向上には以下のような定期的な点検が効果的です。

  • タイヤ空気圧の調整(月1回)
  • エンジンオイルの交換(5,000〜7,000kmごと)
  • エアクリーナーの清掃・交換
  • AdBlueの残量管理

消耗部品を適切に管理することで、燃費は確実に改善します

まとめ:ベンツGLBディーゼルの燃費は「街乗りも高速も実用的」

まとめ:ベンツGLBディーゼルの燃費は「街乗りも高速も実用的」

ベンツGLBディーゼルは街乗り・高速のどちらでも優れた燃費性能を発揮します。特に高速道路での長距離走行では20km/L超えの実例も多く、コストパフォーマンスに優れた一台です。

街乗りでは13〜15km/L前後と安定しており、都市部での使用にも十分実用的です。ECOモードや運転テクニックを取り入れればさらに向上が見込めます。

維持費では、軽油の安さと燃費の良さにより、ガソリンモデルより経済的なケースが多く見られます。加えて、口コミでも燃費への高評価が目立ち、所有者満足度は高水準です。

ただし、走行スタイルや季節によって燃費に差が出る点には注意が必要です。

最後に、ベンツGLBディーゼルはこんな方におすすめです。

  • 年間走行距離が多い方
  • 燃費とパワーのバランスを求める方
  • 長く一台を乗り続けたい方

燃費だけでなく、走行性能・快適性・維持費のバランスを求める方には、GLBディーゼルは非常に魅力的な選択肢といえるでしょう。

関連記事