【GLBとGLCの違いとは?】ベンツSUVを買う前に絶対知るべき5つの違い
ベンツGLBとGLCの違いを知る前に
GLBとGLC、どちらを選ぶべきか迷っている方は非常に多いです。見た目は似ていても、実際には使い勝手や価格帯、装備内容に大きな違いがあります。
最初に結論をお伝えすると、自分のライフスタイルに合ったモデルを選ぶことが何より大切です。たとえば、家族向けにはGLB、走りを重視するならGLCという選択が一般的です。
実際に購入を検討している方からは、「3列シートって使えるの?」「燃費や維持費の差は?」など、さまざまな声が寄せられています。そうした疑問にしっかりと答えるため、本記事ではあらゆる角度から両車種を徹底比較します。
安易な印象だけで選んでしまうと、購入後に後悔する可能性があります。
この記事で分かること
- GLBとGLCの基本スペックの違い
- 内装や乗り心地の比較ポイント
- 価格と維持費の差を具体的に解説
- 安全性能や装備の違い
- どんな人にどちらのモデルが向いているか
GLBとGLCの基本スペックの違いを比較
全長・全幅・全高などのボディサイズを比較
ボディサイズの違いは取り回しや車庫入れに直結します。GLBはコンパクトSUVに分類され、全長は約4,650mm、全幅は約1,835mm。一方でGLCはミドルサイズSUVで、全長は約4,720mm、全幅は約1,890mmとやや大きめです。
都市部や狭い道での運転を重視するなら、GLBの方が扱いやすいと評価されています。
項目 | GLB | GLC |
---|---|---|
全長 | 約4,650mm | 約4,720mm |
全幅 | 約1,835mm | 約1,890mm |
全高 | 約1,700mm | 約1,685mm |
エンジン性能と駆動方式の違い
GLBは主に直列4気筒エンジンを搭載し、1.4L〜2.0Lのガソリン・ディーゼルが中心です。GLCはより高出力な2.0Lターボやマイルドハイブリッド、さらにはAMGモデルも用意されており、パワーと走行性能を求めるならGLCが優位です。
- GLB:控えめな加速、燃費重視
- GLC:トルク感が強く、高速巡航も快適
スポーツ志向の方はGLC 300やGLC 43 4MATICの存在も要チェックです。
燃費性能や重量にどれくらい差がある?
燃費は維持費に直結するため重要です。カタログ値で比較すると、GLBのガソリンモデルは約13.5km/L、ディーゼルモデルは約16.0km/Lです。GLCは約11.5〜13.0km/Lとやや低め。これは重量とエンジン出力の差が影響しています。
燃費(WLTCモード) | GLB | GLC |
---|---|---|
ガソリン | 約13.5km/L | 約11.5km/L |
ディーゼル | 約16.0km/L | 約13.0km/L |
新型モデルの年式と世代構成の比較
GLBは2019年に登場した比較的新しいモデルで、初代モデルがそのまま最新世代です。一方、GLCは2015年から販売されており、2022年にフルモデルチェンジを受けて2代目が登場しました。
- GLB:1世代のみでラインナップ安定
- GLC:2世代目が現行、装備進化が顕著
中古車購入時はGLCの世代による装備差に注意が必要です。
デザインコンセプトと車種カテゴリの違い
GLBは「機能性と親しみやすさ」を重視した角ばったデザイン。GLCは「都会的な洗練と高級感」が特徴の流線型スタイルです。
- GLB:SUVらしい無骨な印象
- GLC:クーペ風デザインも選べる
見た目の好みが選択の決め手になる方も多いです。試乗して実物を見ることをおすすめします。
GLBとGLCの内装・乗り心地の違い
室内空間・シート構成(3列シートの有無)
GLB最大の特徴は3列シート仕様の存在です。7人乗りが選べるGLBはファミリー層に高く評価されています。GLCは2列シート5人乗りのみで、室内空間は広めですが、座席数で見るとGLBが優位です。
- GLB:3列シート仕様あり(5人+2人)
- GLC:2列シートのみ(5人乗り)
ただし、GLBの3列目は大人にはやや狭く、短距離向けと考えるべきです。
高級感のある内装素材・インテリアの違い
内装の上質さはGLCが圧倒的です。本革シートやウッドパネル仕上げが標準装備に近く、上位グレードでは本格的なラグジュアリー空間が楽しめます。一方GLBは質実剛健で、モダンかつカジュアルな印象です。
内装素材 | GLB | GLC |
---|---|---|
標準シート素材 | ファブリックまたはARTICO(合皮) | ARTICOまたは本革 |
インテリア装飾 | アルミ調加飾 | ウッド/ブラックパネル仕上げ |
サスペンション性能と乗り心地の傾向
GLCはサスペンション性能が高く、路面の凹凸をよく吸収します。エアサスペンション(AIR BODY CONTROL)搭載グレードもあり、滑るような乗り心地が特徴です。GLBはやや硬めの乗り味で、ドイツ車らしいしっかりした印象です。
- GLC:しなやかで高級感のある走り
- GLB:操縦安定性を重視した設計
小さな子どもや高齢者を乗せるなら、GLCのほうが快適に感じられるケースが多いです。
静粛性や快適装備の比較
高速走行時の静かさや遮音性はGLCが優れています。GLBも十分な性能を持ちますが、GLCの方が静音ガラスや防音材の使い方に差があります。快適装備についてもGLCは標準で多機能シートヒーターや自動エアコンなどが装備されていることが多いです。
装備項目 | GLB | GLC |
---|---|---|
シートヒーター | 一部グレードで標準 | 多くのグレードで標準 |
静粛性(走行中) | やや高め | 非常に高い |
家族利用・通勤用途における評価
GLBは日常の利便性を重視するユーザーから高評価です。とくに3列目の利便性、荷室容量、コンパクトな取り回しは通勤や送迎シーンで重宝されます。一方、GLCはステータス性や快適性を求めるビジネスユーザーや長距離移動が多い人に好まれています。
- GLB:買い物や学校送迎に最適
- GLC:出張や旅行、接待利用でも映える
用途と重視するポイントが異なるため、ライフスタイルに応じた選択が重要です。
GLBとGLCの価格・維持費の違い
新車価格の相場とグレード構成
価格面ではGLBの方が手頃な設定です。GLBは約650万円から、GLCは約800万円からスタートします。GLCは標準装備が充実している分、価格が上がりやすく、AMGモデルでは1,000万円を超えることもあります。
グレード構成にも違いがあり、GLBはGLB 180やGLB 200 dなど、GLCはGLC 200、GLC 220 d、GLC 300などが用意されています。
グレード | 価格帯 |
---|---|
GLB | 約650万〜850万円 |
GLC | 約800万〜1,200万円 |
装備の違いで価格差が生まれるため、オプション込みでの比較が重要です。
維持費(税金・保険・燃料費)の比較
維持費は年間10万円以上の差になる可能性があります。GLBの排気量は1.4L〜2.0Lが主流で、税金や保険料は比較的抑えやすいです。GLCは車両保険額も高めで、タイヤやオイルなどの消耗品コストもGLBより上回ります。
- GLB:燃費が良く、年間維持費は約25〜30万円
- GLC:排気量・重量が大きく、年間維持費は約35〜45万円
特に若年層ではGLCの自動車保険料が高額になる傾向があります。
中古価格の推移とリセールバリュー
GLBは新型のため、中古車市場では比較的価格が安定しています。GLCは初代モデルが多く出回っており、年式やグレードによる価格差が大きいです。リセールバリュー(3年後の残価率)はGLBが約55〜60%、GLCが約50〜55%とされます。
項目 | GLB | GLC |
---|---|---|
リセールバリュー | 約55〜60% | 約50〜55% |
流通量(中古車) | やや少なめ | 多い(2015〜2021年式中心) |
値引き交渉の余地があるのはどっち?
GLCの方が値引き余地がある傾向です。GLCはモデルチェンジのサイクルが早く、在庫処分や決算期での値引きが狙いやすいです。GLBは新しさと人気の高さから、大幅な値引きは期待しにくいですが、ローンやメンテパックとの組み合わせで総額を抑える交渉が可能です。
- GLB:5万〜15万円程度の値引き例あり
- GLC:20万円以上の値引き事例も
ローン・残価設定型などの支払いプラン例
メルセデス・ベンツでは残価設定型ローンが主流です。GLBとGLCともに、3〜5年のプランで月々の支払いを抑えることができます。たとえば、GLB 200 dを5年ローンで購入した場合、頭金50万円・金利1.9%で月額は約35,000円前後です。
GLCの場合は月額5万円台になるケースが多く、維持に余裕が必要です。
残価設定ローンでは、契約満了時の査定条件に注意が必要です。
GLBとGLCの安全性能と装備の違い
衝突安全性能(ユーロNCAP評価など)
GLBとGLCはどちらも高い衝突安全性能を誇ります。ユーロNCAPでは両車ともに5つ星を獲得しており、乗員保護において非常に信頼できる評価です。ただし、GLCの方が最新の衝突基準に対応しており、より高水準のテストをクリアしています。
項目 | GLB | GLC |
---|---|---|
ユーロNCAP評価 | ★★★★★(5つ星) | ★★★★★(5つ星) |
衝突時の歩行者保護 | やや高い | 非常に高い |
GLCは最新モデルであるため、より高度な安全設計が採用されています。
ドライバーアシスト・自動運転機能の比較
GLCはレベル2相当の運転支援を実現しており、アクティブステアリングサポートやレーンチェンジアシストを標準装備しています。GLBも高性能な運転支援システムを備えていますが、一部はオプション設定となっています。
- GLB:アクティブブレーキアシストは標準
- GLC:自動追従+車線維持支援が充実
高速道路での長距離移動や渋滞時のストレス軽減には、GLCの方が安心です。
駐車支援・360°カメラ搭載有無
GLCには360°カメラとパークトロニックが標準装備されているグレードが多く、狭い駐車場での取り回しも快適です。GLBはバックカメラが標準ですが、360°ビューは上位グレードやオプションでの対応となります。
装備 | GLB | GLC |
---|---|---|
バックカメラ | 標準 | 標準 |
360°カメラ | オプション | 標準(多くのグレード) |
自動駐車支援 | 一部グレードに設定 | 標準またはパッケージ装備 |
エアバッグやブレーキ性能の差
GLBとGLCはともに多くの安全装備を標準装備していますが、GLCはさらにブレーキ性能を強化したAMGラインも用意されています。緊急時の制動距離や姿勢安定性ではGLCがやや優れています。
- GLB:9エアバッグ、ABS+EBD+ESP搭載
- GLC:10エアバッグ+高性能ブレーキパッケージあり
小さな子ども・高齢者に優しい装備
チャイルドセーフティや乗降性にも違いがあります。GLBは低床設計のため乗り降りがしやすく、ISOFIX対応シートや後席エアコンが標準装備されています。GLCは電動リアゲートやハンズフリー機能など、利便性を重視した装備が豊富です。
- GLB:後席アクセスがしやすい
- GLC:高齢者でも使いやすいユーティリティ機能
子育て世代や介助が必要な家族構成では、使い勝手の比較が重要です。
GLBとGLCはどんな人に向いている?
アクティブなファミリー向きはGLB?
GLBはファミリー層にとって理想的なSUVです。3列シートによる最大7人乗り仕様や大容量の荷室スペースが特徴で、キャンプやレジャーにも活躍します。車高も高すぎず、子どもや高齢者の乗降性にも配慮されています。
- 3列目は短距離なら大人も使用可能
- 車幅が抑えられており、狭い道にも強い
- 家族5人以上の利用に最適
チャイルドシート利用時は2列目のシート幅やISOFIXの位置も確認が必要です。
高級感と走りを両立したいならGLC?
GLCは高級感と走行性能を両立させたいユーザーに最適です。上質な内装に加えて、静粛性やエアサスによる乗り心地の良さが評価されています。2.0L直噴ターボのエンジンは加速もスムーズで、高速域でも快適に走行できます。
- インテリアの素材感が上質
- ドライブ好きに支持される操縦性
- SUVでもラグジュアリーを求めたい方に向く
街乗り・レジャー・アウトドアでの使い勝手
街乗りではGLBの取り回しや燃費が有利です。一方で、高速道路や山道などを多く走るならGLCの走破性が活きてきます。特にGLCの4MATIC(四輪駆動)は悪天候や雪道での安定感に優れています。
用途 | GLB | GLC |
---|---|---|
街乗り・通勤 | 〇 | 〇(やや大きめ) |
アウトドア・遠出 | 〇 | ◎(パワフル&快適) |
雪道や雨天 | △(2WD中心) | ◎(4MATIC標準) |
GLBが選ばれるライフスタイルとは?
GLBは「家族中心の実用性」を重視する方にぴったりです。たとえば「子どもの送り迎えに使いたい」「週末に家族で出かけたい」といった用途で高評価です。SUVながらコンパクトなボディと高い積載性で、日常使いに優れています。
- 共働き家庭での使いやすさ
- 都市部での車庫事情に対応
- 保育園やスーパーへの往復も快適
GLCが選ばれるユーザーの傾向と声
GLCは「上質な移動空間」を重視する層に人気です。外資系勤務や個人事業主など、ビジネス用途とプライベートを兼ねる人に選ばれています。ユーザーの声としては「長距離ドライブでも疲れない」「運転していて気分が上がる」といったコメントが多く見られます。
ステータス性やブランドイメージを重視する方にとって、GLCは選ぶ価値のある一台です。
GLBとGLCの比較検討でよくある質問(FAQ)
GLBとGLCのサイズ差は実際に感じる?
はい、日常の運転や駐車時にサイズ差を感じるユーザーは多いです。GLBは全長約4,650mm、GLCは約4,720mmと70mmの差がありますが、全幅はGLCの方が広く、1,890mmあります。このため、都市部の狭い道路や立体駐車場ではGLBの方が扱いやすいという声が目立ちます。
特に車庫の幅が限られている家庭ではGLCの全幅に注意が必要です。
中古で狙うならGLBとGLCどっちが安心?
GLCの方が中古車市場に流通量が多いため選択肢が豊富です。ただし、年式や走行距離によって装備内容や性能が大きく異なるため、状態の良い個体を選ぶ必要があります。一方GLBは流通数がまだ少ないですが、比較的新しい車両が多く、初期不良の少なさがメリットです。
項目 | GLB | GLC |
---|---|---|
平均年式 | 2020年以降 | 2017~2022年中心 |
相場価格 | 約450〜650万円 | 約400〜700万円 |
GLBは3列目の使い勝手が悪いって本当?
事実として、GLBの3列目は緊急用や子ども用として設計されています。大人が長時間乗るにはやや狭く、足元空間も限定的です。ユーザーからは「短距離移動なら問題ない」「子ども2人なら十分」という声が多く、想定用途を考慮して選ぶことが重要です。
- 普段は5人乗りとして使い、必要時に展開する設計
- 3列目使用時は荷室スペースがかなり減少
雪道やアウトドア用途ならGLCの方が有利?
GLCは4MATIC(4WD)が標準装備されているグレードが多く、滑りやすい路面で安定感があります。最低地上高もGLBより高めに設定されており、雪道・ぬかるみでも安心して走行可能です。GLBも4MATIC設定はありますが、GLCほどの本格的な走破性は期待できません。
アウトドア用途が多いならGLCの4WD性能は大きなメリットになります。
故障やメンテナンスコストの違いは?
GLBは比較的新しい設計のため、現時点での故障報告は少なめです。GLCは初期モデル(2015年式前後)で一部に電装系トラブルの報告が見られますが、いずれも定期点検や保証加入で回避可能です。メンテナンスコストはGLCの方が高めで、タイヤ交換やブレーキ部品の価格差が出やすいです。
- GLB:年間維持費 約25〜30万円
- GLC:年間維持費 約35〜45万円
初心者でも運転しやすいのはどちら?
総合的にはGLBの方が初心者にはおすすめです。ボディサイズがややコンパクトで、視界も広く設計されているため運転感覚がつかみやすいです。また、駐車支援や自動ブレーキも標準装備されており安心感があります。GLCは慣れると快適ですが、最初はサイズ感に戸惑うケースもあります。
特に女性ドライバーやペーパードライバーにはGLBが高評価です。
まとめ:ベンツGLBとGLCの違いを理解して、後悔しない選択を!
GLBとGLCは一見似ているようで、それぞれ明確な特徴があります。選ぶべき車種はライフスタイルや用途、予算によって変わります。
GLBは実用性と取り回しやすさを重視する方に最適で、3列シートやコンパクトなサイズ感が魅力です。対してGLCは高級感と走行性能を求める方に向いており、内装の質感や快適装備の充実度が際立ちます。
どちらのモデルにもメリットとデメリットがあり、全体のバランスを見て比較検討することが重要です。
比較項目 | GLB | GLC |
---|---|---|
車両価格 | 約650万〜850万円 | 約800万〜1,200万円 |
シート構成 | 3列7人乗りあり | 2列5人乗りのみ |
燃費性能 | ガソリン:約13.5km/L | ガソリン:約11.5km/L |
安全装備 | 必要装備は標準搭載 | 先進機能が充実 |
おすすめ層 | ファミリー・街乗り重視 | 走行性能・高級感重視 |
価格や装備だけでなく、使い方や価値観に合った選択をしないと後悔につながります。
この記事を参考に、あなたにぴったりの一台を見つけてください。
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