【実燃費公開】ベンツGクラスディーゼルは何km/L走る?維持費も解説
ベンツGクラス ディーゼルの実燃費はどうなの?
ベンツGクラスのディーゼルモデルは「燃費が悪そう」というイメージを持たれがちですが、実際のオーナーからは意外な声が多数聞かれます。「街乗りでもリッター10km近く走った」「長距離なら13km/Lを超えた」など、想像以上に実燃費が良いという評価が目立ちます。
Gクラスはその重厚なボディと圧倒的な走破性から「維持費が高く、燃費も期待できない」と思われがちです。しかし最新のディーゼルエンジンは燃焼効率が高く、日常使いでも無理なく運用できるポテンシャルを持っています。
この記事では、Gクラスディーゼルに興味を持っている方が抱える「実際どれくらい走るの?」「維持費はどれくらいかかるの?」という疑問に、実燃費データとユーザーの声をもとにお答えします。
購入を検討している方にとって、「想定外の出費」や「期待外れの性能」は避けたいはずです。だからこそ、この記事を通じてしっかり判断材料を手に入れてください。
この記事で分かること
- ベンツGクラスディーゼルの実際の燃費データ
- カタログ燃費との違いや使用状況別の傾向
- 燃費に影響する要因と対策
- 年間維持費の内訳と節約のコツ
- 他SUVと比較して見えるGクラスの価値
ベンツGクラスの基本スペックと特徴
ディーゼルモデルの概要
メルセデス・ベンツGクラスのディーゼルモデルは、「G350d」という名称で展開されています。搭載されているエンジンは直列6気筒の3.0Lディーゼルターボで、力強いトルクと低燃費を両立しているのが特徴です。
このモデルは日本国内でも人気が高く、ラグジュアリーと実用性を兼ね備えたSUVとして高く評価されています。
エンジン性能とトルクの魅力
G350dに搭載されるディーゼルエンジンは、最大出力286PS、最大トルク600Nmを発揮します。特に低回転域から力強いトルクが得られる点が、街中や山道での走行に大きなメリットです。
ディーゼルならではの力強さにより、高速道路での追い越しもスムーズに行えます。
ガソリンモデルとの違い
Gクラスにはガソリンモデルの「G550」や「AMG G63」も存在しますが、燃費性能や維持費で比べるとG350dが優位です。
- G350d:実燃費10〜13km/L(街乗り〜高速)
- G550:実燃費6〜8km/L
- AMG G63:実燃費5〜7km/L
G350dは高性能を維持しつつ、燃費と経済性を重視したい方に適した選択肢です。
走行性能とオフロード性能
Gクラスは元々軍用車として開発されており、その走行性能は極めて高いです。ディーゼルモデルでも全輪駆動(4MATIC)を搭載し、雪道・悪路でも安定したグリップを発揮します。
3つのデフロックを備えており、アウトドア派や山間部のユーザーからの信頼も厚いです。
内装・外装デザインのポイント
外観はクラシックな角ばったフォルムを保ちながら、LEDライトやダイナミックなグリルで現代風に進化しています。
内装はナッパレザー仕上げやウッドパネルが用いられ、高級感と快適性が両立された空間が広がります。最新のMBUXインフォテインメントシステムも標準搭載されています。
項目 | 内容 |
---|---|
エンジン | 3.0L 直列6気筒ディーゼルターボ |
最高出力 | 286PS |
最大トルク | 600Nm |
駆動方式 | 4MATIC(全輪駆動) |
燃費(実燃費) | 約10〜13km/L |
ベンツGクラスディーゼルの実燃費を公開!
カタログ燃費と実燃費の違い
Gクラスディーゼルのカタログ燃費はおよそ10.3km/Lとされていますが、実際の使用状況では数値が前後します。多くのオーナーの声によると、街乗りでは8〜9km/L、高速走行では12〜13km/Lを記録しています。
カタログ値は理想的な環境下での測定結果であり、渋滞や信号待ちが多い都市部ではそれよりも低下する傾向があります。
高速道路・街乗り別の実燃費データ
実燃費は走行シーンによって大きく変わります。特に高速道路では9速ATとの相性が良く、エンジン回転数が抑えられるため燃費が向上します。
- 高速道路中心:12〜13km/L
- 郊外の一般道:9〜10km/L
- 都市部の渋滞路:7〜8km/L
急加速や短距離走行が多いと燃費は大きく悪化します。
季節・地域による燃費の違い
燃費は気温や路面状況にも影響されます。特に冬季の寒冷地では、エンジンの暖機運転やスタッドレスタイヤの装着により、1〜2km/L程度の低下が見られます。
一方、夏場でもエアコン使用による燃費の低下が発生するため、年間を通しての平均値を把握することが重要です。
実際のユーザーレビューから見る燃費評価
以下は、実際のオーナーが記録した燃費データの一例です。
ユーザー名(仮名) | 走行シーン | 記録燃費 |
---|---|---|
東京都・Aさん | 週末の都市部走行 | 8.1km/L |
愛知県・Bさん | 片道100kmの通勤 | 12.5km/L |
北海道・Cさん | 冬季・雪道 | 7.2km/L |
長距離運転時の燃費の伸び
長距離運転では一定速度を保ちやすく、エンジン負荷が安定するため燃費が伸びます。高速道路を中心に500km以上走行した場合、13km/L前後の燃費を記録した例も多く見られます。
巡航速度が一定であれば、車両重量があっても効率的な燃焼が行われるため、ディーゼルエンジンの特性が最大限に発揮されます。
燃費に影響する要素とは?
運転スタイルによる違い
燃費に最も大きく影響するのが運転者の走行スタイルです。急発進や急ブレーキが多いと、燃費は著しく低下します。
一定速度でのクルージングやアクセルの丁寧な操作を意識すると、平均1〜2km/Lの向上が見込めるというデータもあります。
タイヤの種類や空気圧の影響
タイヤの摩耗や空気圧不足も燃費に影響します。スタッドレスタイヤは通常のタイヤより転がり抵抗が高く、燃費が5〜10%ほど悪化する傾向があります。
空気圧が低いまま走行すると、タイヤの接地面積が増え、抵抗が増して燃料消費が増えるため注意が必要です。
荷物の積載量と燃費の関係
車両に積載されている荷物が重いほど、エンジンへの負荷が増えます。100kgの荷重で約3%の燃費悪化があるとされており、不要な荷物は極力降ろすことが推奨されます。
- ゴルフバッグ×2:15〜20kg
- キャンプ用品一式:約30〜50kg
- ルーフキャリア+荷物:約80〜100kg
不要な積載を避けることで、燃費向上だけでなく走行安全性も高まります。
定期メンテナンスが燃費に与える効果
エンジンオイルやエアフィルターの定期的な交換は、燃焼効率の維持に直結します。メンテナンス不足の車両は、燃費が10%以上低下するケースもあるため、定期的な整備が欠かせません。
ユーザーの中には、オイル交換を怠った結果、実燃費が2km/L近く低下したという報告も見られます。
渋滞やアイドリングの影響
都市部でのストップ&ゴーや長時間のアイドリングは、燃費に悪影響を及ぼします。特に夏場のエアコン使用時は、アイドリングだけで1時間に0.5〜1Lの燃料消費が発生することもあります。
要因 | 影響度(燃費低下) |
---|---|
急発進・急ブレーキ | 15〜20% |
空気圧不足 | 5〜10% |
100kg以上の荷重 | 約3〜5% |
エンジンメンテ不足 | 10%以上 |
1時間のアイドリング | 0.5〜1L消費 |
ベンツGクラスディーゼルの維持費を徹底解説
年間の燃料代はいくら?
Gクラスディーゼルの燃費は実走行で約10〜12km/Lです。年間1万km走行すると仮定し、軽油価格が160円/Lの場合、年間の燃料費は約13〜16万円となります。
ガソリンモデルと比べて燃料単価が安いため、燃料費を抑えたい方にとってディーゼルは有利です。
自動車税・重量税の金額
Gクラスディーゼル(排気量3.0L)は、自動車税が年間58,000円、重量税は車検時に75,600円(2年分)です。
重量があるため、税額も高めの部類に入りますが、これはGクラス全体に共通する特徴です。
保険料の相場とポイント
任意保険の相場は、年間で10万〜15万円程度です。年齢や等級、使用目的により差が出ますが、車両保険を付けると20万円を超えるケースもあります。
- 26歳以上・ゴールド免許:年間約11万円
- 30代・車両保険込み:年間15〜18万円
事故歴や使用頻度が高いと、保険料がさらに上昇します。
車検費用とその内訳
Gクラスの車検費用はディーラーで約20〜25万円が目安です。部品代や点検項目が多く、一般車よりも高額になる傾向があります。
項目 | 費用の目安 |
---|---|
車検基本料 | 約30,000円 |
重量税 | 約75,600円 |
自賠責保険 | 約27,000円 |
整備・交換部品 | 約70,000〜100,000円 |
修理・整備にかかるコスト感
Gクラスは堅牢な構造ですが、部品単価が高額なため、万が一の修理には注意が必要です。
- タイヤ4本交換:約20万〜25万円
- ブレーキパッド前後交換:約8万〜10万円
- バッテリー交換:約5万〜8万円
正規ディーラーでの整備は安心感がありますが、コストは割高になる傾向があります。メンテナンスパックの活用も検討しましょう。
他SUVとの燃費比較で分かるGクラスの立ち位置
トヨタ ランドクルーザーとの比較
ランドクルーザーはディーゼルモデルで平均9〜11km/Lの燃費を記録しています。ベンツGクラス(G350d)は10〜13km/L程度で、燃費性能ではやや上回る傾向にあります。
ただし、ランクルは車両重量がやや軽く、国内での流通量も多いため、部品コストや整備のしやすさでは優位です。
レクサスLXとの燃費対決
レクサスLX600の実燃費はおおよそ7〜9km/Lで、Gクラスディーゼルのほうが1〜2km/L高い結果が多く見られます。
ラグジュアリー性では互角ですが、燃費と経済性を重視するならGクラスに軍配が上がります。
ジープ ラングラーとの違い
ジープ・ラングラー(ディーゼル仕様)は燃費が10〜12km/Lと、Gクラスと近い数値です。しかし、静粛性や長距離移動時の快適性ではGクラスが優位です。
また、価格帯が異なるため、目的やライフスタイルに応じた選択が必要です。
BMW X7との実燃費比較
BMW X7 xDrive40dはディーゼルで12〜14km/Lと、Gクラスをやや上回る燃費性能を誇ります。ただし、X7はオンロード向けのSUVであり、悪路走破性や堅牢性ではGクラスが圧倒的です。
メルセデス他モデル(GLSなど)との比較
同ブランド内のGLS400dと比較すると、燃費はおおよそ11〜13km/LでGクラスとほぼ同等です。快適性や3列シートの利便性ではGLSが優位ですが、オフロード性能ではGクラスが勝ります。
車種 | 実燃費(km/L) | 特徴 |
---|---|---|
ベンツ Gクラス(G350d) | 10〜13 | 高トルク・高剛性・静粛性 |
トヨタ ランドクルーザー | 9〜11 | 整備性・流通性が高い |
レクサス LX | 7〜9 | ラグジュアリー性重視 |
ジープ ラングラー | 10〜12 | アウトドア向け、価格優位 |
BMW X7 | 12〜14 | オンロード向け高効率 |
メルセデス GLS400d | 11〜13 | 3列シートと快適性 |
比較する際は燃費だけでなく、使用目的や維持費、快適性も合わせて検討しましょう。
ベンツGクラスディーゼルはどんな人におすすめ?
ファミリーカーとしての魅力
Gクラスは高い安全性能と広々とした室内空間を備えており、家族での長距離ドライブにも快適に対応できます。チャイルドシートの設置もスムーズで、荷室も広いためベビーカーや旅行用スーツケースも余裕で積載可能です。
また、ISOFIX対応や全方位カメラなどの装備も充実しており、子育て世代からの信頼も厚いです。
アウトドア派との相性
悪路に強い4MATICや3つのデフロック、600Nmのトルクといった性能により、キャンプやスノーレジャーにぴったりの一台です。
ルーフボックスを装着すれば、カヤックやスキー板の積載も可能で、アクティブなライフスタイルを支える相棒として活躍します。
セカンドカーとしての活用法
ディーゼルモデルは燃費性能も高く、税制面での負担も軽めなため、資産性のあるセカンドカーとしても注目されています。
平日はコンパクトカーを使い、週末にGクラスで郊外へドライブというスタイルも現実的です。
法人利用・社用車としての利点
Gクラスはステータス性が高く、企業のブランドイメージ向上に貢献する車種です。来客の送迎や、営業車両としても説得力があります。
経費としてリース契約を結ぶ法人も増えており、節税効果を見込んだ導入が可能です。
長距離ドライバーのメリット
長距離移動が多い方にとっては、乗り心地と疲労軽減性能が重要です。Gクラスのエアサスペンションや遮音性能は非常に高く、数百kmの移動でも快適さを維持します。
実際に「東京〜大阪間をGクラスで走ったが疲れが少なかった」という声も多く、仕事や趣味で頻繁に移動する人に最適です。
ユーザー層 | おすすめ理由 |
---|---|
ファミリー層 | 広い室内と高い安全性 |
アウトドア派 | 優れたオフロード性能と積載力 |
セカンドカー用途 | 低燃費・高資産価値 |
法人利用 | イメージ向上・節税対策 |
長距離ドライバー | 快適な乗り心地と疲労軽減 |
使用目的に合った視点で選ぶことが、後悔しない購入の第一歩です。
よくある質問と回答
実燃費はカタログ値とどれくらい違う?
Gクラスディーゼルのカタログ燃費は約10.3km/Lですが、実際の平均燃費は8〜13km/L程度です。
走行条件によって大きく異なり、渋滞や短距離移動が多いと8km/L台になることもあります。逆に高速道路中心の走行では13km/L超えも報告されています。
- 街乗り中心:8〜9km/L
- 郊外・幹線道路:10〜11km/L
- 高速メイン:12〜13km/L
カタログ値は参考程度にとどめ、実走行ベースで見積もることが重要です。
燃費を良くするための運転方法は?
次のような運転を意識することで、燃費は改善されます。
- 急加速・急ブレーキを避ける
- 早めのアクセルオフを心がける
- 定速走行を維持する(クルーズコントロール活用)
- アイドリング時間を減らす
これらを実践するだけで、燃費が1〜2km/L改善されたという声もあります。
ハイオク指定だけど、軽油で大丈夫?
Gクラスディーゼルモデル(G350d)は軽油仕様であり、ガソリン車とは異なります。
ハイオクが必要なのはG550やAMG G63などのガソリンモデルです。G350dに誤ってハイオクを入れるとエンジン不調を招く可能性があるため、給油時には燃料種別を必ず確認しましょう。
維持費は月々どれくらい見積もるべき?
年間維持費を約55万円と仮定すると、月額では4.5万円〜5万円程度が目安です。
項目 | 月額換算(目安) |
---|---|
燃料代 | 約12,000円 |
保険料 | 約13,000円 |
税金・車検費用の月割り | 約15,000円 |
メンテナンス費 | 約10,000円 |
ライフスタイルに合わせて、これ以上の予算を確保しておくと安心です。
ディーゼルエンジンのデメリットは?
ディーゼルエンジンには以下のようなデメリットもあります。
- エンジン音がガソリン車より大きい
- 冬場の始動性がやや劣る
- DPF(微粒子フィルター)の定期洗浄が必要
- ガソリンスタンドによっては軽油の品質に差がある
とはいえ、近年のモデルは静粛性・環境性能ともに大幅に進化しており、日常使用に不満は少ないという声が多数です。
新型と旧型で燃費に差はある?
はい、あります。2018年以降の新型Gクラス(W463A型)は、エンジンやトランスミッションが刷新され、燃費が向上しています。
旧型(W463型)では平均7〜9km/Lだったのに対し、新型では10〜13km/Lを記録するケースが増えています。
また、新型は9速ATを採用しており、高速道路走行時のエンジン回転数が抑えられるため、燃費と静粛性の両面で優れた改良がなされています。
まとめ:ベンツGクラスディーゼルの燃費と維持費は納得のコスパ
ベンツGクラスのディーゼルモデルは、高級SUVでありながら実用性と経済性を両立している点が大きな魅力です。燃費は実走行で10〜13km/Lと、3.0Lクラスの車両としては十分優秀です。
また、ディーゼルならではの軽油による燃料費の安さや、堅牢なボディによる長寿命設計により、長期的に見ても維持費が安定している点は見逃せません。
記事全体を通してのポイントは以下の通りです。
- G350dはカタログ燃費10.3km/Lに対して、実燃費10〜13km/Lを記録
- 維持費は年間約50〜60万円、月あたり約4〜5万円が目安
- 税金・保険・整備費用は高めだが、燃料コストで差が出る
- トヨタやBMWなど他SUVと比較しても、走破性と静粛性に優れる
- 用途に応じてファミリー・法人・長距離ドライバーにも最適
ベンツGクラスディーゼルは、単なるステータスシンボルではなく、所有価値に見合う燃費性能と維持費バランスを備えた一台です。
購入を検討している方は、燃費・維持費の実情を理解した上で、自分の使い方にフィットするかどうかをしっかり見極めましょう。
関連記事- 【要注意】ベンツG63 AMGがぴょんぴょん跳ねる5つの原因と対処法
- 【プロが解説】Gクラス350dのオイル交換ガイド|費用・頻度・DIY完全網羅
- 【盗難多発】ベンツG63 AMGが盗まれる5つの理由と対策法
- 【注意】ベンツ ゲレンデの車検で落ちる原因No.1はヘッドライト調整ミス!
- 【完全保存版】ベンツG320前期・後期の違い5選|外装・装備・価格
- 【2025年版】ベンツGクラスの維持費はいくら?年間コストを徹底解説
- 【プロ直伝】ベンツ300GEのダッシュボードを安全に外す方法
- 【2025年版】ベンツ ゲレンデのいいところ7選|人気の理由を完全解説
- 【費用相場は?】ベンツ230GEのバッテリー交換を徹底解説!
- 【比較表あり】ベンツG500の0-100加速性能を他車と徹底比較